nComponent
 
 
 

nConstraint コンポーネント プロパティ ノードで、オブジェクト固有のすべての nCloth と nParticle のコンストレイン プロパティを格納します。nComponent ノードにあるプロパティは、コンストレインの発生元である特定のオブジェクトのみに適用されます。

nComponent ノードにあるプロパティを調整すると、dynamicConstraint ノードで設定された値にこれらの値が加算されるので、選択したコンポーネントに対するこれらのプロパティの効果がより顕著になります。

Nucleus コンポーネント アトリビュート(Nucleus Component Attributes)

エレメント(Elements)

nComponent ノードのコンストレインで、コンストレイン リンクに使用するエレメントを定義します。

インデックス リストから(From Indice List)

ノードにコネクトされたセレクション セット内で、明示的に定義されたポイント、エッジ、フェースを使用します。

境界(Borders)

境界のみを使用します(1 つのフェースのみが共有するエッジを境界(Borders)と呼びます)。コンポーネント タイプ(Component Type)アトリビュートで、境界の 頂点、エッジ、フェースのいずれかの使用を定義します。

すべて(All)

ノードにコネクトされているセレクション セットで定義する、頂点、エッジ、フェースのセットまたはこれらすべての組み合わせを使用します。

コンポーネント タイプ(Component Type)

ノードのプロパティを適用するジオメトリのタイプを定義します。

なし(None)

nComponent をオフにします。

Point

設定をポイント(頂点)に適用します。

フェース(Face)

設定をフェースに適用します。

エッジ(Edge)

設定をエッジに適用します。

オブジェクト(Object)

設定をオブジェクトに適用します。

強さ(Strength)

ダイナミック コンストレインで、ノードのコンポーネントとその他のコンポーネント間のコンストレイン リンクのパワーを定義します。ダイナミック コンストレイン リンクの強さは、リンクする 2 つのコンポーネントの強さを乗算したものとなります。たとえばコンストレイン コンポーネントの強さ(Strength)値がそれぞれ 0.5 の場合、ダイナミック コンストレイン リンクの強さ(Strength)の値は(0.5 x 0.5)になります。

0 の値は、コンストレイン リンクに効果がないことを意味します。デフォルト値は 1 です。

強さマップ タイプ(Strength Map Type)/強さマップ(Strength Map)

強さマップ タイプ(Strength Map Type)は、nCloth コンポーネントの強さマップのタイプを定義します。なし(None)(マップなし)、頂点単位(Per-vertex)(マップが頂点単位で適用される)、またはテクスチャ(Texture)強さマップ(Strength Map)アトリビュートで指定されたテクスチャ マップを使用)を選択します。

強さマップ(Strength Map)は、強さマップとして使用するテクスチャ マップを指定します。このアトリビュートは、強さマップ タイプ(Strength Map Type)テクスチャ(Texture)に設定している場合のみに使用できます。テクスチャ ファイルへのパスを入力して、またはマップ ボタンをクリックして Maya テクスチャ ノードを使用します。

粘着の強さ(Glue Strength)

nComponent ノードからのコンストレイン リンクの、解除に対する抵抗の度合いを定義します。この値は、シーン全体またはオブジェクトのスケールに相対します。

粘着の強さ(Glue Strength)を 1 にすると、コンストレインは解除されません。粘着の強さを 0 にすると、コンストレインが存在しないかのように、コンストレインが即座に解除されます。デフォルト値は 1 です。

リンクは開始フレームで形成されるので、粘着の強さアトリビュートをアニメートして 1 に戻さない限り、一度解除されたリンクが再形成されることはありません。

粘着の強さマップ タイプ(Glue Strength Map Type)/粘着の強さマップ(Glue Strength Map)

粘着の強さマップ タイプ(Glue Strength Map Type)は、nCloth コンポーネントの粘着の強さマップのタイプを定義します。なし(None)(マップなし)、頂点単位(Per-vertex)(マップが頂点単位で適用される)、またはテクスチャ(Texture)粘着の強さマップ(Glue Strength Map)アトリビュートで指定されたテクスチャ マップを使用)を選択します。

粘着の強さマップ(Glue Strength Map)は、粘着の強さマップとして使用するテクスチャ マップを指定します。このアトリビュートは、粘着の強さマップ タイプ(Glue Strength Map Type)テクスチャ(Texture)に設定している場合のみに使用できます。テクスチャ ファイルへのパスを入力して、またはマップ ボタンをクリックして Maya テクスチャ ノードを使用します。

ウェイト(Weight)

ノードのコンポーネントが、ノードにコンストレインされたその他のコンポーネントに与える影響の度合いを定義します。値を 0 に設定すると、コンポーネントはその他のコンポーネントによって操作されますが(押し込み、引き寄せなど)、コンポーネントがその他のコンポーネントに影響を及ぼすことはありません。

たとえばノードのコンポーネントによる、ダイナミック コンストレイン動作へのコントロールを強める場合に、このノードのウェイト(Weight)を大きくします。

ウェイト マップ タイプ(Weight Map Type)/ウェイト マップ(Weight Map)

ウェイト マップ タイプ(Weight Map Type)は、nCloth コンポーネントのウェイト マップのタイプを定義します。なし(None)(マップなし)、頂点単位(Per-vertex)(マップが頂点単位で適用される)、またはテクスチャ(Texture)ウェイト マップ(Weight Map)アトリビュートで指定されたテクスチャ マップを使用)を選択します。

ウェイト マップ(Weight Map)は、ウェイト マップとして使用するテクスチャ マップを指定します。このアトリビュートは、ウェイト マップ タイプ(Weight Map Type)テクスチャ(Texture)に設定している場合のみに使用できます。テクスチャ ファイルへのパスを入力して、またはマップ ボタンをクリックして Maya テクスチャ ノードを使用します。

接線の強さ(Tangent Strength)

コンポーネント タイプ(Component Type)フェース(Faces)に設定する場合に、ローカル接線の方向へのモーションに対する抵抗を定義します。0 から 1 の値が有効で、 デフォルト値は 0.5 です。(この設定は、フェース以外のコンポーネント タイプには影響しません)。

コンポーネント インデックス(Component Indices)

本セクションには、コンストレインの作成時に行ったコンポーネント選択に応じた頂点、エッジ、フェースのインデックスが多く含まれます。 エレメント(Elements)アトリビュートがインデックス リストから(From Indice List)に設定されている場合は、リスト表示されるインデックスを修正できます。

たとえば 2 つの nCloth オブジェクトの頂点を選択してコンポーネント間(Component to Component)コンストレインを作成した場合、コンストレインされたポイントの頂点インデックスは、コンポーネント インデックス(Component Indices)セクションに表示されます。

注:ダイナミック コンストレインの作成オプション(Create Dynamic Constraint Options)ウィンドウのセットを使用(Use Sets)オプションをオンにしてダイナミック コンストレインを作成すると、コンポーネント インデックス(Component Indices)セクションにはデータが含まれていません。