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nParticle の速度を調整する
レッスン 2: nParticle で煙のシミュレーションを作成する
レッスンの 3 番目のシーンを開く
nParticle のシェーディングアトリビュートを調整する
nParticle の不透明度(Opacity)を調整すると、nParticle の時間の経過に従って煙が大気中に消えていく経路を真似ることができます。カラー ランプを設定して、白、グレー、青のシェードを煙に追加できます。
nParticle の半径アトリビュート、不透明度、カラーは、nParticle オブジェクト単位、またはパーティクル単位で設定できます。nParticle オブジェクトのシェーディング ランプを使用して、パーティクル単位で不透明度とカラーを、パーティクルの存在時間(Age)、パーティクル ID(Particle ID)、半径(Radius)などの nParticle プロパティに、マッピングできます。
nParticle のシェーディング アトリビュートを設定するには
- nParticle オブジェクトのシェーディング アトリビュートに行う変更を見やすくするため、ボリューム軸(Volume Axis)フィールドのシェイプを非表示にできます。そのためには、アウトライナ(Outliner)で Field_Smoke1 を選択してから、ディスプレイ > 非表示 > 選択項目の非表示(Display > Hide > Hide Selection)を選択します。
ボリューム軸(Volume Axis)フィールドはまだ nParticle に作用していますが、ボリューム シェイプはシーン ビュー内に表示されなくなっています。
- アウトライナ(Outliner)で nParticle_Smoke を選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、nParticle_SmokeShape1 タブをクリックします。
- シェーディング(Shading)セクションで、不透明度(Opacity)を 0.1 に設定します。
- シミュレーションを再生します。
放出される nParticle クラウドが薄くなり、これまでよりも煙草の煙らしくなっていることがわかります。
立ち昇り、大気中に消えていく煙の外観をさらに改良するため、不透明度のスケール(Opacity Scale)ランプを使用して、時間の経過に従った個々の nParticle の不透明度を調整します。
- 不透明度のスケール(Opacity Scale)セクションでランプ内をクリックして追加のマーカを作成し、次のマーカ設定を行って不透明度(Opacity)ランプを設定します。
マーカ |
選択した位置(Selected Position) |
選択した値(Selected Value) |
補間(Interpolation) |
1 |
0.299 |
0.980 |
スプライン(Spline) |
2 |
0.560 |
0.915 |
スプライン(Spline) |
3 |
0.709 |
0.580 |
スプライン(Spline) |
4 |
0.984 |
0.0 |
スプライン(Spline) |
- 不透明度のスケールの入力(Opacity Scale Input)を正規化した存在時間(Normalized Age)に設定します。
出現(放出)の瞬間から時間の経過につれて、各 nParticle は左側のマーカで指定した不透明度の値から右側のマーカで指定した不透明度の値に変化します。
- 不透明度のスケールのランダム化(Opacity Scale Randomize)を 0.116 に設定します。
- nParticle が最初にシーンに放出されるときのカラーを設定するには、ランプの一番左側の円形マーカ(選択した位置(Selected Position) 0)をクリックしてから選択したカラー(Selected Color)の横のカラー サンプルをクリックします。
カラー チューザ(Color Chooser)が表示されます。
- 数値入力セクションで、HSV タブをクリックします。
- カラー チューザ(Color Chooser)で白を選択してグレーを少し追加するか、または HSV(Hue-Saturation-Value)フィールドに次のカラー値を入力します。
- 時間の経過に従った nParticle のカラーを設定するには、ランプ内をクリックしてマーカを作成し、選択した位置(Selected Position)を 0.834 に設定してから選択したカラー(Selected Color)の横のカラー サンプルをクリックします。
- カラー チューザで、最初のマーカとして選択したカラーよりも少し暗いグレーのシェードを選択するか、HSV(Hue-Saturation-Value)フィールドに次のカラー値を入力します。
- ランプの右端のマーカ(選択した位置(Selected Position) 1.0 の位置)を選択して、HSV(Hue-Saturation-Value)フィールドに次のカラー値を入力してカラーを設定します。
- H: 191.73
- S: 0.084
- V: 0.85
- 入力カラー(Color Input)を正規化した存在時間(Normalized Age)に設定します。
時間の経過につれて、各 nParticle は左側のマーカで指定したカラーから右側のマーカで指定したカラーに変化します。
- 時間の経過につれて nParticle のカラーをブレンドする方法を改善するには、次の手順を実行します。
- 各マーカの補間をスムースに設定します。
- カラーのランダム化(Color Randomize)を 0.5 に設定します。
シミュレーションを再生すると、nParticle はより煙草の煙らしく見えるようになっています。
煙にボリュームを追加すると、シミュレーションがさらに改善されます。nParticle の不透明度の値を小さくするのではなく、放出するパーティクルを増やし、nParticle の半径を大きくして、煙のボリュームをより多く作成します。
ボリュームを nParticle 煙に追加するには
- アウトライナ(Outliner)で nParticle_Smoke を選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、nParticle_SmokeShape タブをクリックします。
- ライフスパン(Lifespan)セクションで、ライフスパン(Lifespan)を 10 に設定します。
- パーティクル サイズ(Particle Size)セクションで、半径(Radius)を 6.5 に設定します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Edito)で、Emitter_Smoke1 タブをクリックします。
- 基本エミッタ アトリビュート(Basic Emitter Attribute)セクションで、レート(パーティクル/秒)(Rate (Particles/Sec))を 128.4 に設定します。
- シミュレーションを再生します。
不透明度のスケール(Opacity Scale)およびカラー(Color)のランプの調整を続行して、煙に必要な正確な消散エフェクトおよびカラーを作成します。