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レッスンの 2 番目のシーンを開く
レッスン 2: nParticle で煙のシミュレーションを作成する
nParticle の速度を調整する
ボリューム軸フィールドを追加する
Maya フィールドを使用すると、nParticle のモーションをアニメートしたり、nParticle が障害物の周囲を流れるエフェクトを作成したりすることが可能で、膨張する煙、渦巻く竜巻、およびロケットの噴射も作成できます。煙のシミュレーションの場合、ボリューム軸(Volume Axis)フィールドをシーンに追加して、煙が空中に立ち昇るにつれて、煙の中に乱気流および渦巻きのエフェクトを作成できます。
Maya フィールドは nParticle オブジェクトの nucleus システムの一部ではないので、フィールドのマグニチュードを増減させることで、nucleus の重力および風のフォースを補う必要があります。作成中のエフェクトによっては、nParticleShape ノードでソルバの重力を無視(Ignore Solver Gravity)またはソルバの風を無視(Ignore Solver Wind)をオンにして、nParticle オブジェクトが Maya フィールドの作用のみを受けるようにすることもできます。Maya フィールドの詳細については、『ダイナミクス』マニュアルを参照してください。
ボリューム軸フィールドを作成するには
- アウトライナ(Outliner)で nParticle_Smoke を選択してから、フィールド > ボリューム軸(Fields > Volume Axis) を選択してボリューム軸(Volume Axi)フィールドを追加します。
ボリューム軸オプション(Volume Axis Options)ウィンドウが表示されます。
- ボリューム軸オプション(Volume Axis Options)ウィンドウで、編集 > 設定のリセット(Edit > Reset Settings)を選択します。
- ボリューム軸フィールド名(Volume axis field name)に Field_Smoke を入力します。
- 次のボリューム軸(Volume Axis)フィールドの設定を行います。
- マグニチュード(Magnitude): 90
- 減衰(Attenuation): 2.0
- ボリューム シェイプ(Volume Shape): 立方体(Cube)
- センターから遠ざかる(Away From Center): 4.546
- ディレクショナル スピード(Directional Speed): 1.834
- 方向(Direction): X は 0、Y は 1.0
- 乱気流(Turbulence): 0.661
- 乱気流のスピード(Turbulence Speed): 0.157
- 作成(Create) ボタンをクリックします。
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)およびアウトライナ(Outliner)に Field_Smoke1 ノードが表示されます。
デフォルトで、ボリューム軸(Volume Axis)フィールドがシーンの原点に配置されます。放出される nParticle がボリュームを通って移動するように、フィールドの位置を調整する必要があります。
放出される nParticle のパスにフィールドを配置するには
- アウトライナ(Outliner)で Field_Smoke1 を選択し、 をクリックしてチャンネル ボックス(Channel Box)を開きます。
- チャンネル ボックス(Channel Box)の Field_Smoke1 領域で、以下を設定します。
- 移動 X(TranslateX): 49.57
- 移動 Y(TranslateY): 133.8
- 移動 Z(TranslateZ): -26.49
- スケール X(ScaleX): 10
- スケール Y(ScaleY): 10
- スケール Z(ScaleZ): 10
- シミュレーションを再生します。
フィールドにより、nParticle 煙が立ち昇る間、その中に乱気流が作成されます。
ただし、煙が巻きあがり消散するエフェクトを作成するには、さらにフィールドおよび nParticle アトリビュートを調整する必要があります。たとえば、放出される nParticle で、フィールドが動作に作用する速度が速過ぎます。これらの調整は、次のセクションで行います。