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レッスンの 3 番目のシーンを開く
レッスン 2: nParticle で煙のシミュレーションを作成する
レッスンを終えて
煙エフェクトを微調整する
nParticle と、Maya Nucleus ソルバで生成するダイナミックな風を使用してパーティクルのモーションに作用させることもできます。nucleus システムで生成される重力と風のフォースは、フィールドを使用して作成する Maya のダイナミック フォースとは異なります。nucleus フォースは内部的なフォースで、nucleus オブジェクトにのみ作用します。同一の nucleus ソルバに割り当てた nucleus オブジェクトは、ソルバの風と重力と同じ強度で作用されます。
このセクションでは、軸マグニチュードランプを作成して、フィールド ボリュームのさまざまな地点でフィールドのマグニチュード制御します。フィールドのマグニチュードがボリュームの下部から上部まで徐々に大きくなるように指定し、nParticle がフィールド ボリュームを通過するにつれて、nParticle
へのフィールドのインフルエンスが大きくなるようにします。煙のシミュレーションを仕上げるため、nucleus 風を使用して、煙が立ち昇りながら漂うようにします。
注:同じ nucleus ソルバに割り当てられた残りの nucleus オブジェクト(nCloth オブジェクトまたはその他の nParticle オブジェクト)も、この風のフォースの作用を受けます。
軸マグニチュード ランプを作成するには
- アウトライナ(Outliner)で Field_Smoke1 を選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Edito)でボリューム コントロール アトリビュート(Volume Control Attributes)セクションを展開し、軸マグニチュード(Axial Magnitude)セクションを参照します。
- 軸マグニチュード(Axial Magnitude)ランプ内をクリックして新しいマーカを 2 つ作成し、以下を設定してランプを作成します。
マーカ |
選択した位置(Selected Position) |
選択した値(Selected Value) |
補間(Interpolation) |
1 |
0.055 |
0.520 |
リニア(Linear)
|
2 |
0.315 |
0.900 |
リニア(Linear)
|
3 |
0.961 |
1.0 |
リニア(Linear)
|
- シミュレーションを再生します。
nucleus 風をシミュレーションに追加するには
- アウトライナ(Outliner)で nParticle_Smoke を選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、nucleus1 タブを選択します。
- 重力と風(Gravity and Wind)セクションで、風速(Wind Speed)を 0.85 に設定します。
風速は風のフォースと強度を定義します。値が大きいほど風速は速くなり、煙に対してより顕著な効果が得られます。
- 風向(Wind Direction)を設定するには、次の手順を実行します。
- 風向を X 軸方向の 0 に設定します。
- 風向を Y 軸方向の -1 に設定します。
- 風向を Z 軸方向の -1 に設定します。
- 風のノイズ(Wind Noise)を 0.686 に設定します。
これにより、風の方向が少しランダム化します。
- シミュレーションを再生します。
煙のシミュレーションをよりリアルにするため、煙草の煙がシミュレーションの最初のフレームで立ち昇るようにエフェクトを設定できます。このためには、nParticle オブジェクトの初期状態を設定します。
nParticle オブジェクトの初期状態を設定するには
- シミュレーションを再生し、フレーム 300 またはその近くで停止します。
- アウトライナ(Outliner)で nParticle_Smoke を選択します。
- nSolver > 初期状態 > カレントから設定(nSolver > Initial State > Set From Current)を選択します。
- シミュレーションを開始フレームまで巻き戻してから再生します。