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Maya ネットワーク レンダリングの管理
Maya ネットワーク レンダリング
レンダー コマンド ライン ユーティリティによるネットワーク レンダー
Backburner によるネットワーク レンダリング
Autodesk® BackburnerTM を Maya と併用し、ネットワーク レンダリング時にレンダー ジョブやレンダー ノードを管理できるようになりました。Autodesk Backburner は、同じネットワーク上で共同して作業する多数のコンピュータによって、アニメーション
シーンをレンダリングできるようにするバックグラウンド レンダリング ネットワーク システムです。
詳細については、『Backburner User Guide』を参照してください。(このファイルは約 2MB のサイズです。)
Backburner のインストール
Backburner をインストールする前に、レンダー ノードのファイアウォールが無効化されている、または適切なポートで通過が許可されていることを確認します。
Backburner インストールの詳細については、「
インストールとライセンス発行」を参照してください。
下記に説明するインストールと設定手順は、そのまま使用するかまたはカスタム統合用に変更することができます。
始める前に
始める前に、下記の項目を確認してください。
- Backburner と Maya を、各レンダー ファーム ノードの同じフォルダの場所にインストールします。したがって、Windows レンダー ノードを Linux レンダー ノードに混合すること、またその逆はできません。
- プロジェクトは、Backburner セットアップのすべてのレンダー ノードからアクセスできる必要があります。
- (Windows)同じドライブ文字または UNC パスにマップします。
- (Linux)同じ場所にマウントします。
- プロジェクトをネットワークを介してアクセス可能なパスに設定する必要があります。
- シーンはファイルに保存し、ネットワークを介してアクセス可能にする必要があります。保存していない変更はすべて無視されます。
- レンダー イメージが保存される、プロジェクトの ..\images ディレクトリは、ネットワークを介して書き込みできる必要があります。
- ログ ファイルが保存されるログ パスは、書き込み可能でなければなりません。
注:Backburner では、アニメーションのレンダリングに最適なパフォーマンスの向上が得られます。Backburner は、1 つのジョブに対して、 最小で 1 フレーム単位までしかタスクに再分割できません。1 つのフレームを複数タスクに再分割して、複数マシンに分散することはできません。
Buckburner による Maya を使用したネットワーク レンダリング
次の手順に従って、Maya と併用するために Backburner を設定します。
Windows 上で Maya と併用するための Backburner の設定
- Backburner と Maya をすべてのレンダー ファーム ノードにインストールします。
Backburner と Maya を各コンピュータの同じフォルダにインストールする必要があります。
- レンダー ファーム マネージャとして使用するマシンを 1 台選択します。このマシンで Backburner Manager を実行し、環境に合わせて設定します。
- レンダリングに使用するすべてのマシン(必要ならばレンダー ファーム マネージャも含む)上で、Backburner Server アプリケーションを実行し、Backburner Manager として選択したコンピュータをポイントします。
注:Backburner Manager と Server を Windows のサービスとして実行できます。詳細については、「
インストールとライセンス発行」を参照してください。
Linux 上で Maya と併用するための Backburner の設定
- Backburner と Maya をすべてのレンダー ファーム ノードにインストールします。
Backburner と Maya を各コンピュータの同じフォルダにインストールする必要があります。
- レンダー ファーム マネージャとして使用するマシンを 1 台選択します。このマシンでルートとして /usr/discreet/backburnerConfig を実行し、Backburner Manager サービスをインストールします。
注:Backburner Server サービスの設定はオプションです。
- レンダリングに使用するすべてのマシンで /usr/discreet/backburnerConfig をルートとして実行し、サーバー ノードを設定して、Backburner Manager として選択したコンピュータをポイントするようにします。
カスタム統合の作成
Backburner 統合をそのまま使用するほかに、統合をカスタマイズすることができます。これを実行するには、下記の事項の理解が重要です。
-
レンダー > Backburner にエクスポート(Render > Create Backburner Job)を選択すると、このスクリプトは Maya レンダー コマンド ライン ユーティリティと Backburner cmdJob ユーティリティに指示する設定を作成します。
- レンダー コマンド ユーティリティは、カレント プロジェクト パスとカレント シーン パスを使用してレンダリングするよう指示されます。また、レンダー ディレクトリはプロジェクト イメージ ディレクトリです。
- 開始フレーム(Start Frame)、終了フレーム(End Frame)、タスク サイズ(Task Size)アトリビュートを使用して、異なるマシンにフレームを分散するためのタスク リスト ファイルを作成します。たとえば、開始フレーム(Start Frame)が 1 で、終了フレーム(End Frame)が 30、タスク サイズ(Task Size)が 6 の場合、Backburner はこのファイルを使用して、各レンダー ノードでどのフレームをレンダーするかをレンダー コマンドに指示します。たとえば、レンダー ノード 1 はフレーム 1 ~ 6 をレンダーし、レンダー ノード 2 はフレーム
7 ~ 12 をレンダーする、以下同様になります。
- Maya レンダー コマンド ライン ユーティリティと Backburner cmdJob ユーティリティ両方の引数がどのように生成されるかを表示するには、
レンダー > Backburner にエクスポート(Render > Create Backburner Job)ウィンドウの Use Custom Command を選択し、Populate Command ボタンをクリックします。引数を自由にカスタマイズすることもできます。