カメラ ベースの選択範囲で選択する
 
 
 

モデルのコンポーネントを選択する場合、見えているオブジェクトだけを選択し、後ろに隠れているオブジェクトは選択しないことがよくあります。カメラ ベースの選択範囲(Camera based selection)を使用すると、セレクション ボックスによる選択対象をカメラが表示できるものだけに制限できます。

顎を引きだす

  1. ツールボックスの選択ツール(Select Tool)アイコンをダブルクリックします。

    ツール設定(Tool Settings)エディタが表示されます。

  2. 共通の選択範囲オプション(Common Selection Options)セクションで、セレクション ボックス(Marquee)の下のカメラ ベースの選択範囲(Camera based selection)をオンにします。
  3. 頭部を クリックしてマーキング メニューから頂点(Vertex)を選択します。

    メッシュに頂点が表示されます。

  4. 頭部前面を表示し、顎前面の同じ頂点ループの 5 つの頂点を選択します。これには、選択した頂点の 1 つのコーナーで左マウスボタンを押したままドラッグし、頂点をセレクション ボックスで選択します。

    前面の 5 つの頂点だけが選択されます。

  5. キーボードの「b」キーを押してソフト選択(Soft Select)をオンにします。

    顔のサーフェスに色付きの減衰が表示されます。

  6. 「b」キーを押したまま を左右にドラッグし、減衰半径(Falloff radius)を調整して顎の部分だけを囲みます。
  7. 移動ツール(Move Tool)を選択して顎を下にドラッグして顔から離し、長く角度をつけるようにします。

これで、カメラ ベースの選択範囲(Camera based selection)をオフにしても、誤って首のジオメトリに影響しないようにして顎を長く伸ばすことができます。