レンダラが選択したタイリングが、最適にならない理由として以下の2つが考えられます。
アニメーション テクスチャでは、タイリング設定が変更されるため、チャタリングが発生することがあります。これは滅多に発生しませんが、ノイズ ベースのテクスチャが移動しないオブジェクト上にあり、別のオブジェクト(高度にテッセレーションされたもの)が移動している場合、タイリングの変更のためにテクスチャが移動してしまうことがあります。タイル サイズを強制するとこの問題が解決するかどうかを確認するには、アニメーションの四角形領域(タイルに隣接している領域)でテクスチャ シフトが発生するかどうかを調べます。
レンダリングに必要なメモリ量の推計が誤っているため、レンダリング ジョブが終了しないことがあります。以下のようなエラー メッセージが表示されたとします。
Error: Free memory is low. Memory exception thrown
この場合は、強制的にタイル サイズを小さくしてレンダリング ジョブをメモリに合わせる必要があります。コマンド ライン レンダリングの場合は、-reg <int int int int> フラグを使用します。このフラグの詳細については、『レンダリング ユーティリティ』マニュアルの「 コマンド ライン レンダラの共通フラグ」を参照してください。