他の人がスクリプト エディタで作成したスクリプト ファイルを読んで編集することができます。このセクションでは、makeRoll プロシージャ用の完成したユーザ インタフェースを含むスクリプトを開きます。ただし、ユーザ インタフェースはレイアウトだけで、機能は含まれていません。
行番号の表示(Show Line Numbers)をオンにすると、スクリプト エディタでコマンドの横に行番号が表示されます。レッスン中に、スクリプトの修正箇所を伝えるために、行番号を参照することがあります。このレッスンで参照する行番号は、必ずオリジナル スクリプトの行番号を使用します。
ポップアップウィンドウが表示され、このタブに入力するコマンドの言語を選択するよう求められます。
次の手順では、ユーザ インタフェース スクリプトを両方の MEL タブにロードします。MEL タブにはオリジナルのスクリプトを入れ、MEL2 タブには 変更したユーザ インタフェース スクリプトを入れます。このようにしておくと、オリジナル スクリプトの行番号を参照して変更箇所を伝えることができます。
このファイルは、Maya プロジェクトとして設定した GettingStarted ディレクトリの mel サブディレクトリ内にあります。
makeRoll プロシージャに対してユーザ インタフェースが作成されます。makeRoll プロシージャの各引数に対してユーザ インタフェースのコントロールがあります。
スクリプトを複数のセクションに分割して、各種ユーザ インタフェース コントロールとそのフラグについて説明しています。レッスンの前半で使用したユーザ インタフェース コントロールとコマンドについては、以下で簡単に説明します。
window -resizeToFitChildren 1 makeRoll_Window;
window コマンドは、コントロールを含むユーザ インタフェース ウィンドウを作成します。詳細については、 ウィンドウを作成するを参照してください。
$obj_name_text = `textField -editable 0 -width 400 -text name_Of_Object`;
コマンド textField は、編集可能なテキスト フィールドを作成します。テキスト フィールド コマンドには複数のフラグがあります。テキスト フィールドの名前とパスは変数として格納されます。詳細については、 コントロール名を格納するを参照してください。
$ground_int= `intSliderGrp -minValue -20 -maxValue 20 -value 0 -fieldMinValue -20 -fieldMaxValue 20 -field 1 -label "Ground Plane"`; $diameter_float= `floatSliderGrp -value 1.0 -minValue 1.0 -fieldMinValue 1.0 -field 1 -label "Diameter"`;
コマンド intSliderGrp と floatSliderGrp はスライダを作成します。Grp で終わるコマンドは、リンクされたコントロールのグループを作成します。スライダ コマンドはラベル、値ボックス、スライダのコントロールを作成します。スライダ コマンドには複数のフラグがあります。スライダの名前とパスは変数として格納されます。詳細については、 コントロール名を格納するを参照してください。
separator -height 20 -width 120;
コマンド separator は水平ラインを作成します。これは、ウィンドウでコントロールを垂直方向に同間隔に配置する場合に使用します。separator コマンドには複数のフラグがあります。
$box_sim_checkbox = `checkBox -value 1 -label "Box Simulation"`; $sphere_sim_checkbox = `checkBox -value 0 -label "Sphere Simulation"`; separator -height 20 -width 120; $execution_button= `button -label "Execute!" -command "print (\"something\");"`;
コマンド checkBox はチェック ボックスを作成します。チェック ボックス コマンドには複数のフラグがあります。チェック ボックスの名前とパスは変数として格納されます。詳細については、 コントロール名を格納するを参照してください。