バリアコンストレインを作成する

ユーザガイド > ダイナミクスとエフェクト > ダイナミクス > ソフトボディとリジッドボディ > リジッドボディコンストレインを扱う >

バリアコンストレインを作成する

バリア（Barrier）コンストレインは、リジッドボディの重心がそこから先へは移動しない非常に大きなバリアプレーンを作成します。バリアコンストレインを使用すると、他の複数のオブジェクトをブロックするオブジェクト、たとえば、壁や床などを作成できます。

コリジョンエフェクトの代わりとしてこのタイプのコンストレインを使用すると、処理時間を節約できます。ただし、オブジェクトは、バリアプレーンに当たって、折れ曲りますが、跳ね返りません。複数のオブジェクトをコンストレインするには、オブジェクトごとにバリアコンストレインを 1 つずつ作成する必要があります。

このコンストレインは、単一アクティブリジッドボディでのみ動作します。パッシブリジッドボディはコンストレインされません。

バリアコンストレインを作成するには

動きを拘束したいリジッドボディを選択します。
ソフト/リジッドボディ > バリアコンストレインの作成（Soft/Rigid Bodies > Create Barrier Constraint）を選択して、オプションウィンドウを表示します。
コンストレインタイプ（Constraint Type）でバリアを選択します。
初期位置の設定（Set Initial Position）をオンにし、プレーン上の位置の初期位置（Initial Position）の X、Y、および Z 値を入力します。バリアは非常に大きなプレーンなので、その位置はリレーションシップありません。
初期位置の設定をオンに設定しなかった場合、バリアプレーンは原点に作成され、選択されたリジッドボディの重心にコネクトされます。バリアプレーンは、XZ プレーン上で、向きを設定されます。
バリアプレーンの初期向きを設定したい場合は、初期位置（Initial Orientation）の X、Y、および Z 値（デフォルトでは度単位）を入力します。
デフォルトでは、バリアプレーンは、XZ プレーン上で、向きを設定されます。

ヒント:コンストレインの作成後に、移動（Move）ツールと回転（Rotate）ツールを使用すると、ワークスペース内でその位置と向きを変更できるので便利です。
コンストレインオプションウィンドウで作成（Create）をクリックします。
ワークスペース内で、バリアプレーンの位置に四角いアイコンが表示されます。

バリアプレーンアイコンから突き出た垂線は、プレーンサーフェスの法線方向を示します。リジッドボディの動きは、サーフェスのこの側面にのみ拘束されます。

コンストレインを作成後に変更する場合は、コンストレインを編集するを参照してください。