アニメーション クリップ内のチャンネルをオフセットして、Maya がそのクリップ内でチャンネル値を解釈する方法を変更できます。クリップ チャンネルには、絶対または相対オフセットを設定できます。クリップのチャンネル オフセットはチャンネル オフセット(Channel Offsets)コントロールで設定できます。 チャンネル オフセット(Channel Offsets)を参照してください。
絶対チャンネルはモーションを蓄積しません。つまり、クリップ チャンネルのオフセットが絶対的な場合、チャンネルは自分のアニメーションに前のクリップと同等のチャンネルのモーションを追加しません。この機能は、サイクル アニメーションのシーケンスを作成するときに使用します。
たとえば、歩行サイクルを作成する場合には、サイクルに(各サイクルが終了したときにキャラクタが初期位置に戻らないように)相対移動チャンネルと絶対回転チャンネルを設定する必要があります。
相対チャンネルはモーションを蓄積します。つまり、クリップ チャンネルのオフセットが相対的な場合、チャンネルは自分のアニメーションに前のクリップの同等のチャンネルのモーションを追加します。
たとえば、タイム スライダで順番に再生される 2 つのクリップを作成します。最初のクリップは、X 軸に沿って原点から歩いて遠ざかるキャラクタであり、2 番めのクリップは、X 軸に沿って原点から走って遠ざかるキャラクタです。
クリップの移動チャンネルが相対的な場合、キャラクタは原点から歩いて遠ざかり、歩行クリップが終わって走行クリップが開始する位置から走り始めます。クリップの移動チャンネルが絶対的な場合、キャラクタは、原点から歩いて遠ざかり、歩行クリップが終わって走行クリップが開始されると、瞬間的に原点に移動して原点から走り始めます。
チャンネル オフセット(Channel Offsets)を参照してください。