流体コンテナのサイズを変更する
 
 
 

以下のいずれかの方法で流体コンテナのサイズを変更できます。

コンテナの寸法を変更する

流体コンテナの寸法(物理的なサイズ)は、Maya に設定された作業単位で指定されます。解像度を変更せずにコンテナの寸法だけを増減すると、各ボクセルのサイズが増減され、それに応じてボクセルの中身も変更されます。

たとえば、密度が設定されたコンテナのサイズを大きくするとそれに応じて密度も大きくなり、サイズ変更する前のコンテナ内の密度(Density)よりも濃く表示されます。

コンテナをスケールする

スケール(Scale)のトランスフォームを使って流体コンテナをスケールすると、コンテナ内部のプロパティをスケールせずにコンテナのサイズを大きくすることができます。

たとえば、密度(Density)が設定されたコンテナのスケールを大きくすると、密度は前より薄く表示されます。これは、大きくなったボクセルのサイズに合わせて各ボクセルの密度が再配分されるためです。

ヒント:レンダー時間を最適化するには、X、Y と Z 方向に同じ比率でスケールします。異なる比率でコンテナをスケールするには、サイズ(Size)アトリビュートを使用します。

コンテナ境界の延長

既存の流体コンテナの境界を延長するには、コンテナの側面のどれかにボクセルを追加します。これにより、ボクセルのサイズや中身に影響せずに流体の解像度(流体を定義するボクセルの数)を上げることができます (ボクセルのサイズは、流体コンテナのサイズとその初期解像度によって決まります。ボクセルのサイズを維持したまま流体コンテナを延長するために、流体コンテナのスケールが行われます)。

ボクセルの中身はそのままの状態で残ります。グラディエント(Gradient)として指定されたプロパティの場合は、コンテナ全体にグラディエント値が適用されます。