テッセレーション方法を選択する
テッセレーションとは、NURBS ジオメトリからポリゴンを一式作成することです。各テッセレーション方法には、得られたポリゴン サーフェスをコントロール可能にするオプションが用意されています。
テッセレーション方法には、"標準フィット(Standard fit)"、"一般(General)"、"ポリゴン数(Count)"、"制御点(Control Points)"の 4 つがあります。
標準フィット(Standard Fit)
標準フィット(Standard Fit)は、デフォルトのテッセレーション方法です。これは“適応性のある”テッセレーションです。つまり、次のオプションを使用して、テッセレーションを停止する時点を定義します。
たとえば、設定した端数の許容値(Fractional Tolerance)の値でテッセレーションが停止します。最小エッジ(Minimal Edge Length)よりも短いエッジがあると、テッセレーションはそのエッジで停止します。サーフェスがエッジ内で十分にフラットになると(指定した弦/高さ比率が十分小さい)、テッセレーションはそこで停止します。
- 弦の高さの比率(Chord Height Ratio)
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弦の高さの比率は、カーブに近づくために使用されるポリゴン エッジからカーブまでの最大距離と、弦長との比率です。弦長は、2 つのポリゴン頂点の間の直線距離です。
有効な値は 0 ~ 1 の範囲です。ここで、値を大きくするとポリゴンの頂点が少なくなります。
たとえば、デフォルト値 0.1 は、高さが弦長の 1/10 より大きくなってから、追加のエディット ポイントが作成されることを示しています。
- 端数の許容値(Fractional Tolerance)
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端数の許容値の値は、オリジナルのサーフェスと補間されたポリゴン サーフェスの間で維持される精度を定義します。デフォルトは、0.01 単位内で正確であることです。ここで、単位とは、現在選択されている長さの単位のことを示します(デフォルトの長さの単位はセンチメートルです)。したがって、ポリゴン
サーフェスには、オリジナルの NURBS サーフェスから許容距離を超えて離れたポイントはありません。
この次の例では、端数の許容値の値を 1 から 0.01 まで変更した場合に、ポリゴン サーフェスの精度をどのくらい高められるかに注目してください。
- 最小エッジ(Minimal Edge Length)
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値を入力、または最小エッジ スライダを使用して、作成される三角形または四角形のエッジの最小長さを設定します。
- 3D デルタ(3D Delta)
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3D デルタ値は、テッセレーションの初期グリッドを構成するサーフェス上の U および V アイソパラムのための 3D 空間を定義します。次の例では、3D デルタ値が、デフォルトの 0.1 から 1.0 まで変更されます。
通常機能
テッセレーション方法(Tessellation Method)を一般に設定して、次のオプションを表示します。
一次テッセレーション コントロールを設定する
弦の高さを使用(Use Chord Height)または弦の高さの比率を使用(Use Chord Height Ratio)がオンでない場合は、均一なテッセレーションが実行されます。各スパン/サーフェスは、設定した U の数(Number U)および V の数(Number V)の値に応じて複数のポリゴンに分割されます。
- U タイプ(U Type)/V タイプ(V Type)
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U のタイプおよび V のタイプポップアップ メニュー項目によって、サーフェスを、スパンがある場所に基づいて(次いで各スパンを分割する)分割する、またはサーフェス全体のパラメータ配置に基づいて分割するかどうかを指定することができます。
- U の数(Number U)/V の数(Number V)
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各スパン/サーフェスは、ここで指定したポリゴンの数に分割されます。
二次テッセレーション コントロールを指定する
弦の高さを使用(Use Chord Height)または弦の高さの比率を使用(Use Chord Height Ratio)がオンの場合は、弦の高さ(Chord Height)に対しても弦の高さの比率(Chord Height Ratio)に対しても特定の値を設定することができます。値を 0 より大きくすると、カーブの比率が現在設定されている値よりも大きい場合、ポリゴンの頂点が少なくなります。たとえば、デフォルト値 0.1 は、高さが弦長の 1/10 より大きくなってから、追加のエディット
ポイントが作成されることを示しています。
エッジの入れ替え(Edge Swap)をオンにすると、最後の四辺形には、向かい合う向きで三角形を生成します。
ポリゴン数(Count)
テッセレーション方法(Tessellation Method)をポリゴン数に設定して、次のスライダを表示します。
- ポリゴン数(Count)スライダ
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ポリゴン数スライダを使用して、サーフェスにテッセレーションできるポリゴン数を定義します。次の例を参照してください。
制御点(Control Points)
このテッセレーション方法では、オリジナルの NURBS サーフェスの CV をマッチさせながら、NURBS モデルをポリゴンに変換します。この操作には、他のオプションはありません。
注:
制御点(Control Points)テッセレーション方法(Tessellation Method)を使用すると、次のとおりになります。
- 設定したタイプ(Type)オプションは無視され、得られるポリゴンは、デフォルトで四角ポリゴンになります。
- トリムされた NURBS サーフェスを変換する場合、サーフェスは、トリムされていない形で変換されます。
複数の出力メッシュをアタッチ(Attach Multiple Output Meshes)オプションを使用する場合、次のさまざまな理由で、サーフェスのアタッチが失敗することがあります。
- 複数のサーフェスをアタッチし、その一部が非常に小さい場合は、許容値を適切な小さい値に設定します。そうしないとアタッチ操作が失敗します。
- 複数のサーフェスをアタッチするときは、サーフェスはすべて、ユーザ定義の許容値内に隣接している必要があります。別になった領域は、単一の操作でアタッチすることはできません。 この場合は、アタッチ操作を複数回使用します (隣接している領域ごとに 1
回)。
- アタッチされるサーフェスは、同じ方向を向いている法線を含んでいる必要があります。そうしないとアタッチ操作が失敗します。