ユーザインタラクション

ここで紹介するコマンドを使用すると、スクリプトを一時停止してユーザの入力を取得することができます。複雑なカスタムユーザインタフェースを作成する場合は、インタフェースを作成するを参照してください。

confirmDialog を使用して質問する

confirmDialog コマンドは、メッセージと任意の数のボタンを設定したモーダルウィンドウを作成します。

このウィンドウは、ボタンを押したりウィンドウの閉じる（Close）ボタンをクリックすると消えます。

confirmDialog -title "Confirm" -message "Are you sure?"

	-button "OK" -button "Cancel" -defaultButton "OK"

	-cancelButton "Cancel" -dismissString "Cancel";

fileDialog を使用してファイルを選択できるようにする

fileDialog コマンドは、ファイルオープンダイアログウィンドウを表示します。

directoryMask フラグを使用して、起動するディレクトリとファイル名フィルタを指定します。このフラグを使用しなければ、ファイルダイアログはカレントディレクトリで起動します。
文字列にはパス名が含まれる場合がありますが、必ずワイルドカードでファイルを指定する必要があります（例: 「*.cc」や「/usr/u/*」）。
このコマンドはユーザが選択したファイルのパスを返します。また、ファイルダイアログがキャンセルされた場合には、空の文字列を返します。

fileDialog -directoryMask "*.txt"

promptDialog を使用して文字列を取得する

promptDialog コマンドは、メッセージ、テキストフィールド、任意の数のボタンを設定したウィンドウを作成します。

title フラグを使用して、ウィンドウのタイトルを設定します。message フラグを使用して、テキストフィールドとボタンの上に表示される文字列を設定します。
text フラグを使用して、テキストフィールドの初期値を設定します。scrollableField フラグを使用して、テキストフィールドを複数行のスクロールフィールドに変更します。
各ボタンのタイトル文字列を含む button フラグを追加します。
defaultButton フラグを使用して、キーに対応するボタンを指定します。
cancelButton フラグを使用して、キーに対応するボタンを指定します。
ボタンをクリックすると、ボタンの名前が返されます。
ウィンドウの閉じるボタンをクリックすると、dismissString フラグで指定された文字列が返されます。
コマンドから結果が返された後で、query フラグと text フラグを使用して、再度このコマンドを使用して、ユーザが入力したテキストを取得することができます。

// Show the dialog box:

string $text;

string $result = `promptDialog

	-title "Rename Object"

	-message "Enter Name:"

	-button "OK" -button "Cancel"

	-defaultButton "OK" -cancelButton "Cancel"

	-dismissString "Cancel"`;

// Use the command again in query mode to

// get the text:

if ($result == "OK") {

	$text = `promptDialog -query -text`;