スクリプトを最適化する
 
 
 

配列のサイズが分かっている場合は宣言時に指定する

たとえば、float $a[]; の代わりに float $a[42]; を使用します。すべての配列は必要に応じて拡大するため、配列の要素数が正確に分からないが合理的な最大数が分かっている場合は、その最大数を使用します。サイズを指定しないと、MEL はデフォルト サイズの 16 を使用して配列にメモリを割り当てます。たとえば、someCmd が 15 以下の要素を返す場合は、以下のように最大数を使用します。

float $a[50]; $a=`someCmd`;

この場合、一派的に、someCmd は 50 より少ない要素を返します。同じ理由により、配列を初期化する場合は明確なサイズを使用してください。たとえば、someCmd が 15 以下の要素を返す場合は、以下のように最大数を使用します。

float $a[15] = {1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15};

明確に宣言すると実行速度が速くなる

コンパイル時に MEL にすべてのタイプの情報があれば、そのデータ タイプに固有の機能を使用してスクリプトを実行する実行可能スクリプトが作成されます。コンパイル時に、MEL が変数のタイプを判断できないと、タイプ チェックが実行時にコールされます。タイプ チェックは、コンパイル時にタイプ情報が分かっていれば回避できるオーバヘッドです。