エクスプレッションを編集してアニメーションを洗練させる
 
 
 

次に、Balloon が膨張するスピードを遅くして、アニメーションをさらに洗練されたものにします。

エクスプレッションを編集して Balloon をもっとゆっくりしたスピードでスケールするには

  1. エクスプレッションを次のように変更します。
    if (time < 2)
    	{
    	Balloon.translateY = 0;
    	Balloon.scaleY = time * 0.6;
    	}
    else 
    	Balloon.translateY = time - 2;

    (アスタリスク(*)により、time が 0.6 倍されます。)

  2. 編集(Edit)ボタンをクリックします。
  3. アニメーションを再生します。

    スケール Y(scaleY)アトリビュートは time の 60% の割合で増加するので、再生時、Balloon はゆっくりと膨らんでいきます(0.6 という値は 60% を表します)。上昇し始めるまでに、Balloon は普通の風船の大きさまで膨らんでいます。

    time に掛ける値として 0.6 が適切かどうかは、いろいろな値で実験してみる必要があります。

    たとえば、0.2、0.5、0.75、そして最後に 0.6 といったさまざまなパーセンテージを掛けてみてください。0.6 を使用すると、2 秒で本物の風船のようなシェイプが作成されます。

  4. アニメーションを停止して、開始時間に戻ってください。

開始時間に移動したときに原点に表示されるしぼんだ Balloon を除去することにより、Balloon の外観をさらに洗練したものにすることができます。また、3 つの軸それぞれについて、異なるレートで Balloon をスケールすることもできます。

エクスプレッションを編集して Balloon の初期スケールを変更するには

  1. エクスプレッションを次のように変更します。
    if (time < 2)
    	{
    	Balloon.translateY = 0;
    	Balloon.scaleY = time * 0.6;
    	Balloon.scaleX = time * 0.5;
    	Balloon.scaleZ = time * 0.5;
    	}
    else 
    	Balloon.translateY = time - 2;
  2. 編集(Edit)ボタンをクリックします。

    フレーム 0 では、Balloon のスケール アトリビュートは 0 なので、Balloon はビューから消えます。

    フレーム 0 では time が 0 なので、スケール X(scale X)、スケール Y(scale Y)、スケール Z(scale Z)の各アトリビュートは 0 になります。どんな値でも 0 を掛ければ結果は 0 です。

  3. アニメーションを再生します。

    time が増加するにつれて、Balloon のスケール アトリビュートも増加します。

    エクスプレッションにより、スケール X とスケール Z は time の値の 50% に設定されるので、time の値の 60% に設定されたスケール Y よりこれらの方向にはゆっくりとスケールされます。Balloon は幅やデプスよりも、高さがより早く大きくなっていきます。これは、実際の風船と同じです。

  4. アニメーションを停止して、開始時間に戻ってください。
  5. あとでシーンを再検討する場合は、シーンを保存します。