Maya ユーザ インタフェースでオブジェクトのアクションを実行するときには、Maya コマンドを使用してオブジェクトのアトリビュートを変更しています。これと同じ Maya コマンドを使用して、シーン内のオブジェクトのアトリビュートを編集できます。
move 3 2 1;
move コマンドは、移動アトリビュートをコマンドの指定した引数に設定します。この引数はフラグを伴わないので、コマンド引数と呼ばれます。
コマンドをスクリプト エディタに入力したときに、コマンドの引数としてオブジェクト名が提供されていなければ、そのコマンドは現在の選択項目を対象として作用します。
move -1 -2 -3 -relative;
ポリゴン立方体は現在位置から相対的に XYZ 座標で -1、-2、-3 移動しました。
move コマンドに relative フラグを付けると、コマンドを実行する方法が変わります。relative フラグには引数は付けません。値 -1、-2、-3 は move コマンドとともに使用するコマンド引数です。値の前にマイナス記号が付いていますが、フラグ キーワードは含まれないため、フラグとして認識されることはありません。
これは Maya インタフェースで 移動ツール(Move tool)を使用するのと同じです。
polySphere -radius 2 -subdivisionsX 4;
radius フラグにより、球体の半径の値を指定します。値 2 はradius フラグに関連付けられており、コマンド引数ではありません。
これは Maya インタフェースのポリゴン球体オプション(Polygon Sphere Options)ダイアログ内で値を指定するのと同じです。
rename test_Sphere;
rename コマンドは現在選択しているオプジェクトの名前を変更します。複数のオブジェクトを選択している場合は、rename コマンドは指定した名前の末尾に数字のインデックスを付けて、すべてのオブジェクト名が固有になるように名前を変更します。
これは Maya インタフェースのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)またはチャンネル ボックス(Channel Box)でオブジェクト名を変更するのと同じです。