ツールプロパティシート

ツールプロパティシートは、コンテキストのプロパティの表示と修正に使用するインタラクティブなエディタです。ディペンデンシーグラフノードのプロパティを修正するアトリビュートエディタに似ています。エディタ内ではユーザアクションに続いてコンテキストコマンドが実行され、アクティブコンテキストに対し編集操作が実行されます。アクティブコンテキストのツールプロパティシートは、ツールのアイコンをダブルクリックすると表示されます。

コンテキストのツールプロパティシートを実装するには、コンテキストの編集用とコンテキストの検索用に、2 つの MEL ファイルを作成します。
このファイルに、<yourContextName>Properties.mel と <yourContextName>Values.mel という名前を付けます。<yourContextName> には、コンテキストの getClassName() メソッドで返される、コンテキストの名前を使用します。
<>Properties.mel ファイルは、エディタのレイアウト、およびエディタ内の機能が実行するアクションを定義します。
<>Values.mel ファイルは、エディタが初期化された状態でコンテキストから値を取り出すために使用します。

プロパティシートの実装例については、サンプルプラグインのディレクトリにある helixProperties.mel ファイルと helixValues.mel ファイルを参照してください。

コンテキストのツールプロパティシートを効果的に実装するには、編集オプションと検索オプションをコンテキストコマンド内で十分に実装するとともに、内部プロパティの設定と取り出しを行うため MPxContext クラスのアクセスメソッドを十分に実装する必要があります。