プロの場合、通常はブレンド シェイプ デフォーマ 1 つにつきさらに多くのクラスタを使って、顔の表情をさらにきめ細かく制御します。たとえば、多数の口の位置のクラスタを作成すると、話す声をシミュレートすることもできます。
ブレンド シェイプ スライダである値を使ったときに、わずかな頂点を除けば、すべての部分で顔の外観がうまくいっていることもあるでしょう。このような部分の問題を解消するには、クラスタを削除し、ターゲットの顔で問題のある頂点を適切な位置に移動してから、改善されたターゲットの顔にブレンド シェイプを作成します。
できるだけ、ベース シェイプと極端に異なるターゲット シェイプを使わないようにしてください。極端に異なるターゲット シェイプを使う必要がある場合は、複数のターゲットでブレンド シェイプを作成します。複数のターゲットのそれぞれに、次第に最終的なターゲット シェイプのようになっていくシェイプがなければなりません。ブレンド シェイプを作成する前に、ブレンド シェイプの作成オプション(Create Blend Shape Options)ウィンドウのインビトウィーン(In-Between)をオンにして、複数のターゲットを順に選択します。この順序は、最初にシェイプの違いが最も小さいもの、そして最後にシェイプの違いが最も大きいものです。
このレッスンでは個々のオブジェクトのブレンド方法について説明しましたが、オブジェクトの階層をブレンドすることもできます。詳細については、Maya ヘルプを参照してください。
このレッスンでは説明していませんが、クラスタについて次のような点にも注意してください。