アトリビュート エディタで接線コンストレイン アトリビュートを編集するには
接線コンストレインを作成した後で、コンストレイン対象オブジェクトの方向をさらに調整するために、ターゲット オブジェクトを追加することができます。ターゲット オブジェクトを追加する作業は、接線コンストレインを作成する作業に似ています。
接線コンストレインを作成した後で、いずれかのターゲット オブジェクトを削除して、そのオブジェクトがコンストレイン対象オブジェクトをコンストレインしなくなるように決定することができます。ターゲット オブジェクトを削除する作業は、ターゲット オブジェクトを追加する作業に似ています。
ターゲット オブジェクトを削除すると、コンストレイン対象極ベクトルのアニメーション カーブも削除されます。
また、コンストレインから特定の軸を削除することもできます。この手順については、 ターゲット オブジェクトを削除するを参照してください。
接線コンストレインのターゲット オブジェクトのウェイト値を変更する
ターゲット オブジェクトのウェイト値によって、ターゲット オブジェクトがコンストレイン対象オブジェクトの方向に作用する度合いが決まります。ウェイト値は接線コンストレインのアトリビュートです。ターゲット オブジェクトごとに、各ターゲット オブジェクトのウェイト値を設定する targetObject Wn という名前のアトリビュートが含まれています。デフォルトではウェイト値は 1 に設定され、各ターゲット オブジェクトがコンストレイン対象オブジェクトの方向に均等に作用します。ただし、ウェイト値を変更して、一部のターゲット オブジェクトが他のオブジェクトよりも大きく(または小さく)作用するように指定することもできます。ターゲット オブジェクトのウェイト値は、チャンネル ボックス(Channel Box)またはアトリビュート エディタで変更することができます。
チャンネル ボックスで接線コンストレインのターゲット オブジェクトのウェイト値を変更するには
アトリビュート エディタで接線コンストレインのターゲット オブジェクトのウェイト値を変更するには
特定の状況において、コンストレイン対象オブジェクトがそのエイム ベクトルに沿って急回転することがあります。ローリング現象は、エイム ベクトルがアップ ベクトルに接近するか、同一または反対の方向を向くことによって発生します。詳細については、 ローリング現象を参照してください。
ローリング現象は、ターゲット ベクトルをワールド アップ ベクトルの方向から外しておくことによって防止できます。たとえば、ワールド アップ ベクトルがシーンのワールド空間の Y 軸方向を向いている場合(デフォルト)は、正または負の Y 軸がターゲット ベクトルと同じ方向を向かないように設定してください。必要に応じてターゲット オブジェクトを移動するか、またはターゲット オブジェクトのウェイト値を変更して、ターゲット ベクトルが Y 軸に接近しないようにすることもできます。
しかし、この防止方法をアニメーションで使用できない場合は、ワールド アップ ベクトルを変更またはアニメートすることによってローリング現象を防止することができます。
アトリビュート エディタで接線コンストレインのワールド アップ ベクトルを変更するには
チャンネル ボックスで接線コンストレインのワールド アップ ベクトルをアニメートするには
特定の状況において、コンストレイン対象オブジェクトがモーション ヒストリ依存現象になることがあります。詳細については、 モーション ヒストリ依存現象を参照してください。
エイム ベクトルとアップ ベクトルが同じ方向を向かないようにすることによって、モーション ヒストリ依存現象を制御することができます。エイム ベクトルとアップ ベクトルが同じ方向を向いている場合は、アップ ベクトルの方向を変更するのがモーション ヒストリ依存現象を防ぐ最良の方法です。エイム ベクトルを変更しても防ぐことができますが、オブジェクトが特定の方向を向くようにエイム ベクトルを選択することもできます。
さらに、接線コンストレインのワールド アップ タイプ(World Up Type)がなし(None)に設定されている場合は、コンストレイン対象オブジェクトがモーション ヒストリ依存現象になる可能性があります。
アトリビュート エディタで、接線コンストレインのアップ ベクトルまたはエイム ベクトルの方向を変更するには
アトリビュート エディタで、接線コンストレインのワールド アップ タイプ(World Up Type)アトリビュートを変更するには