Maya のデフォルト ライティング
 
 
 

デフォルトでは、Maya シーンは光源を含んでいません。

しかし、Maya のデフォルトのライティングにより、シーン ビュー(5 キーを押す)ではシェーディング表示でオブジェクトを可視化することができます。デフォルトのライティングをオフにした状態で、シーン内にライトがないと、シーンは真っ黒に表示されます。

たとえば、白熱のオブジェクトを確認またはレンダーする場合(ライティングは不要です)に、ライトのオン/オフを切り替えるには、 デフォルト ライティングのオン/オフを切り替えるを参照してください。

レンダー時のデフォルト光源

ライトを使わずにシーンをレンダーすると、レンダー時にオブジェクトを確認できるように、ディレクショナル ライト(平行光源)が作成されます。ライトを使用しないと、オブジェクトはライトによる照射を受けません。つまり、レンダーは黒くなります。

このデフォルト ライトはレンダーされたカメラにペアレント化されます。カメラがどちらの方向を向いていても、シーン全体が照らされます。直接カメラの方を向いているサーフェス領域は明るく、カメラの陰になっているサーフェス領域は暗くなります。これによってリアルなサーフェスの輪郭が再現されます。

レンダリングが完了すると、Maya はシーンからデフォルト ライトを削除します。

注:レンダリング中にシーンに追加された IPR デフォルト光源は、レンダー時の Maya デフォルト光源とほとんど同じ動作をします。
  • IPR デフォルト光源は IPR セッションが終了する(たとえば、IPR 停止ボタンをクリックする)とすぐに削除されます。
  • IPR デフォルト ライト光源はシーンといっしょに保存されないため、IPR デフォルト ライトが保存済みのシーンに誤って追加されることはありません。