Maya クラシック パーティクルのように、フィールドを使用して nParticle のモーションをアニメートし、nParticle が対象物の周囲を漂うエフェクトや、爆発、竜巻、ロケットの排気などその他のエフェクトをアニメートできます。フィールドを使用したパーティクルのチュートリアルについては、『Maya スタートアップ ガイド』 のダイナミクスのチュートリアルを参照してください。Maya クラシック パーティクルと異なる nParticle アトリビュートもありますが、nParticle でも、ダイナミクスのチュートリアルのパーティクル、エミッタ、フィールドのセクションと同じような結果が得られます。
nParticle と、Maya Nucleus ソルバで生成するダイナミックな風を使用してパーティクルのモーションに作用させることもできます。nucleus システムで生成される重力と風のフォースは、フィールドを使用して作成する Maya のダイナミック フォースとは異なります。nucleus フォースは内部的なフォースで、nucleus オブジェクトにのみ作用します。同一の nucleus ソルバに割り当てた nucleus オブジェクトは、ソルバの風と重力と同じ強度で作用されます。
このレッスンでは、nucleus ソルバの風を煙に作用させ、立ち昇るときに漂うようにします。同じ nucleus ソルバに割り当てられた残りの nucleus オブジェクト(nCloth オブジェクトまたはその他の nParticle オブジェクト)も、この風のフォースの作用を受けます。
煙の分散範囲が広がり、机の上のスタンドに向かって漂うように見えるようになりました。
nParticle の放出率を 150 まで上げたり、半径のスケール(Radius Scale)、カラー(Color)、不透明度(Opacity Scale)のランプのカーブを調整したりして、煙のシミュレーション設定の調整を続けます。
このレッスンでは、nParticle エフェクトへの nucleus 風の追加方法を学習しました。 nucleus ソルバの風速(Wind Speed)、大気の密度(Air Density)、風向(Wind Direction)アトリビュートで、空中に立ち昇る煙の方向を変更します。ボリューム軸(Volume Axis)、乱気流(Turbulence)、または半径(Radius)など Maya のフィールドを追加して煙の動作に作用させることもできます。