Maya で VRML2 プロパティを設定する
 
 
 

VRML2 プラグイン

vrml2Tags コマンドを実行すると、Maya ではダイナミック アトリビュートのエフェクトを持たないが VRML2 ファイルに追加されるオブジェクトに、タグをアタッチすることができます。

vrml2Tags コマンドは、scripts/other ディレクトリにある MEL スクリプトファイルの vrml2Tags.mel です。

VRML2 プロパティを設定するには

  1. VRML2 アトリビュートをアタッチするオブジェクトを選択します。
  2. コマンド ライン(Command Line)に vrml2Tags と入力して、vrml2Tags コマンドを実行します。次のウィンドウが表示されます。

  3. このウィンドウで vrml2 タグの設定を変更して Add ボタンをクリックします。

  4. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)追加のアトリビュート(Extra Attributes)セクションで、このアトリビュートをさらに変更できます。

アトリビュートの説明とワークフローについては、以降を参照してください。

VRML2Link を使ってオブジェクトを Web アドレスにリンクする

Link と Message(Msg)アトリビュートで、ハイパーテキストのリンクの作成、確認、削除を行います。

オブジェクトを Web アドレスにリンクするには

  1. リンクさせたいオブジェクトを選択します(複数選択可)。
  2. vrml2Tags の MEL コマンドを実行して、VRML2 の現在のタグ情報を表示します。コマンド ライン(Command Line)に vrml2Tags と入力します。
  3. ウィンドウ下部にある Add ボタンをクリックします。

    vrml2 TagsWin ウィンドウで Add ボタンを押すと、選択したオブジェクトのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)追加のアトリビュート(Extra Attributes)セクションからアトリビュートにアクセスできるようになりました。

  4. vrml2 Link ボックスに URL を入力します。例:
    http://www.alias.com 

    また、次の形式でリンク先の説明文を追加することもできます。

    URL*DESCRIPTION 

    ここで、URL はリンク先のアドレス、アスタリスク (*) はセパレータ(区切り文字)、DESCRIPTION は、リンクを指定した時に VRML ブラウザに表示される説明文です。

    例:

    http://www.alias.com*Alias Web Page
  5. ファイル > すべてエクスポート(File > Export All)を選択してシーンを出力した場合、オブジェクトはアクティブな VRML リンクになります。

VRML ビュー ポイントを作成する

ビュー ポイントは、VRML ワールドであらかじめ設定されたカメラの位置と視点です。ビュー ポイントを作成すると、VRML ワールドのナビゲーションが容易になります(たとえば、エントランス ポイントに戻ったり、オブジェクトをクローズアップして表示したりできる)。

VRML ビュー ポイントを作成するには

  1. カメラを新規に作成します。
  2. 作成したカメラに名前を付けます。カメラ名には VRML2 で有効な文字のみを使用します。したがって、ダッシュ、[]、{} は使用できません。たとえば、EntranceView は VRML2 カメラの名前として有効です。
  3. vrml2 Link フィールドの URL に、このページの使用するビュー ポイントの名前を # を付けて入力します。例:
#EntranceView 

vrml2TagsWin ウィンドウ アトリビュートについて

次に、vrml2TagsWin ウィンドウのアトリビュートについて説明します。vrmlTagsWin ウィンドウで設定し、Add ボタンで追加したすべてのアトリビュートは、そのオブジェクトのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)追加のアトリビュート(Extra Attributes)セクションに表示され、編集することができます。

vrml2 Billboard メニュー

VRML2 billBoard オプションには、VRML2 の標準オプション(NoneX-RotatingY-RotatingScreen Aligned)が用意されています。

vrml2 primitive メニュー

VRML2 primitive オプションには、標準の VRML2 オプション(NoneBoxConeCylinderSphereElevation Grid)が含まれます。

vrml2 Sensor メニュー

VRML2 sensor オプションには、標準の VRML2 オプション(NoneCylinder)SpherePlaneProximityTouchVisibility)が含まれます。

vrml2Collision メニュー

vrml2 Collision オプションには、VRML2 の標準オプション(NoneObject)が用意されています。

Do All selected チェック ボックス

このチェック ボックスをオンに設定すると、現在選択されているすべてのオブジェクトに、vrml2TagsWin ウィンドウの設定が追加または更新されます。これをオフに設定すると、vrml2TagsWin ウィンドウの一番上に表示されている項目にのみ設定が使用されます。

このオプションは、複数のオブジェクトを選択している場合に便利です。

Add and Update チェック ボックス

このチェック ボックスをオンに設定すると、追加と更新が同時に行われます。オフに設定して Add ボタンを押すとオブジェクトにダイナミック アトリビュートが作成され、デフォルト設定が使用されます。オンに設定すると、現在表示されている設定が使用されて、アトリビュートに割り当てられます。

Add ボタン

現在のセレクション リストにある、オブジェクトにデフォルトのダイナミック アトリビュートを作成する場合は、このボタンをクリックします。詳細については Do All selected チェック ボックス Add and Update チェック ボックスを参照してください。

Delete ボタン

現在のセレクション リストにあるオブジェクトからデフォルトのダイナミック アトリビュートを削除する場合はこのボタンをクリックします。詳細については Do All selected チェック ボックス Add and Update チェック ボックスを参照してください。

セレクション ボタン

4 つのセレクション ボタンを使用して、設定を適用するオブジェクトを選択します。このオプションは、複数のオブジェクトを選択している場合に便利です。

左から、最初のオブジェクト、1 つ前のオブジェクト、次のオブジェクト、最後のオブジェクトを選択します。

設定を適用するオブジェクトは、vrml2TagsWin ウィンドウの一番上の行にリストされます。

Close ボタン

vrml2TagsWin ウィンドウを閉じる場合は、このボタンをクリックします。