プロシージャの基礎知識
 
 
 

プロシージャとは、スクリプトのメインフローから分離した一連の指示のことです。プロシージャにより、新規アプリケーションでスクリプトの特定の部分を再利用できます。

このセクションでは、Maya に含まれているプロシージャ(makerollという、プレーン上で回転しているオブジェクトをシミュレートするプロシージャ)を使用します。レッスンの後半では、このプロシージャをユーザ インタフェースにリンクし、より簡単なプロシージャの使用方法を学習します。

makeRoll プロシージャを実行するには

  1. スクリプト エディタの MEL タブで次のように入力し、立方体と地表プレーンを作成します。
    polyCube -name roll_Cube; polyPlane -height 10 -width 10;

  2. スクリプト エディタの MEL タブで次のように入力し、makeRoll プロシージャを実行します。
    makeRoll roll_Cube 0 1 1.0;

    makeRoll プロシージャで必要な引数は、操作するオブジェクト名、地表プレーンの高さ、シミュレーションタイプ、オブジェクトの直径です。シミュレーションのタイプは、ボックスまたは球体シミュレーションのどちらかです。ロール シミュレーションは、シミュレーション タイプが 0 であればバウンディング球体を使用し、シミュレーション タイプが 1 であればバウンディング ボックスを使用して定義します。

  3. カレント フレーム ボックスを選択して 2 と入力し、カレント フレームを 2 に設定します。

    makeRoll プロシージャで設定したエクスプレッションは 、フレームが 1 より大きい場合のみ有効になります。

  4. 移動ツール(Move tool)で立方体を選択します。
  5. 移動ツール(Move tool)を使用して、プレーンに沿って X 軸と Z 軸方向に移動します。

    立方体は地表プレーン上を回転します。

これで makeRoll プロシージャのロードと使用をうまく行えました。次に、プロシージャをユーザ インタフェースにリンクします。