レッスンを終えて
 
 
 

このレッスンでは、調査コンストレインを適用して全体的なソリューションを改良する方法について学びました。調査コンストレインは、ソリューションの位置を制御するためだけでなく、ソリューションを最初から作成する場合にも役に立ちます。上記のレッスンでは、トラック データのみを使用してソルバを実行しました。ショットが複雑になると、ソルバが使用できる情報量を調査コンストレインを使って増やさなければ、ソルバの実行に失敗する可能性があります。

ショットに対してソルバを実行するためにどの調査コンストレインが必要とされるか、事前に判断することはできません。したがって、トラックを開始する前に、いくつかの調査コンストレインに対してプランを立てておくとよいでしょう。ほとんどのショットに同一平面上またはほぼ同一平面上にあるポイントがあることから、よく使われるのはプレーン コンストレインです。

推定値を使用する調査コンストレインを追加しすぎないでください。コンストレインが相互に衝突する可能性があります。同一平面上にあるポイントのプレーン コンストレインを作成するときは、Solve Survey コントロール パネルの Registration only をオンにすることをお勧めします。このオプションをオンにすると、ポイントが強制的に完全な同一平面上に配置されることがなくなります。

Maya Live には、ソルバの実行に役立つその他のコンストレイン(カメラ コンストレイン、インフィニット ポイントなど)も組み込まれています。カメラ コンストレインを使用すると、ソルバが実行されたカメラの焦点距離、移動、および回転を制御しやすくなります。カメラ コンストレインは Solve コントロール パネルの Camera 設定で設定します。

インフィニット ポイントは、クラウドや山岳、バックグラウンドを構成するその他のエレメントなど、カメラから無限の遠方にあるものとしてトラックされたポイントです。無限遠点にあるポイントを、ソルバはカメラの動きの計算だけに使用します。インフィニット ポイントは、カメラがスタティックな場合にショットをズームするのに役に立ちます。

Maya Live についての詳細および関連テクニックについては、Maya ヘルプを参照してください。