焦点距離コンストレインを作成する

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焦点距離コンストレインを作成する

焦点距離コンストレインの作成は、シーンの画角を制御する場合に使用します。

注:焦点距離コンストレインを作成するときは、必ずフィルムバックを設定する必要があります。Setup コントロールパネルで、Predefined Filmback リストから数値を選択します。詳細については、フィルムバックやアスペクト比を設定するを参照してください。

焦点距離を設定する

焦点距離の設定は Solve Camera コントロールパネルで行います。この設定は、次の質問に沿って行うとよいでしょう。

焦点距離の値の既知事項

不明の値（ビデオショットなど）: コンストレインのタイプを Unconstrained に設定し、値は空白にしておきます。
既知の値: コンストレインのタイプを Fixed に設定し、値を入力します。焦点距離が変化する場合は、アニメートされるアトリビュートを作成します。
推定値: コンストレインのタイプを Constrained に設定し、値を入力して可変値を指定します。焦点距離が変化する場合は、アニメートされるアトリビュートを作成します。

ズームした焦点距離ですか、または静止状態の焦点距離ですか?

ズームしている場合: Static チェックボックスをオフに設定します。これは値がアニメートされることを示します。
ズームしていない場合（静止）: Static チェックボックスをオンに設定します。これはアニメートされる値がないことを示します。

焦点距離の設定例

次の表に焦点距離の設定例を示します。

ショット	焦点距離	焦点距離（Focal Length）コンストレインの設定	Maya Live の結果
単焦点レンズによるフィルム	既知の一定値	Type: Fixed Value: レンズ設定（例: 32）Static: オンVariance: N/A	Maya Live は、設定した焦点距離の固定値を使用してそれを一定に保つ。
単焦点レンズによるフィルム	推定の一定値	Type: Constrained Value: レンズ設定（例: 32）Static: オンVariance: 推定されるバッファ（例: 1）	Maya はVariance 値内の焦点距離を使用してそれを一定に保つ。
ズームを使用したビデオ	未知で可変	Type: Unconstrained Value: N/A Static: オフVariance: N/A	Maya が焦点距離を決定するが、ショットを通じて変更される場合がある。
ズームを使用していないビデオ	未知で一定	Type: Unconstrained Value: N/A Static: オンVariance: N/A	Maya が焦点距離を決定してそれを一定に保つ。
手動ズームを使用したフィルム	推定で可変	Type: Constrained Value: アニメートされるアトリビュートを作成Static: オフVariance: 推定されるバッファ（例: 5）	Maya は Variance 値内で焦点距離のアニメート値を使用する。
モーションコントロールのズームを使用したフィルム	既知で可変	Type: Fixed Value: アニメートされるアトリビュートを作成 Static: オフVariance: N/A	Maya は焦点距離にユーザのアニメート値を使用する。