条件(Condition)
 
 
 

条件(Condition)ユーティリティをシェーダ ネットワークに組み込めば、状況に応じて 2 つの異なる動作を行うようなネットワークを作成することができます。たとえば、両面シェーディングされたサーフェスを作成できます( 両面シェーディング サーフェスを参照)。

このユーティリティは作成バーにあります( 作成バーの非表示、サイズ変更、カスタマイズを行うを参照)。

このユーティリティを使用するには、 条件ユーティリティを使用するを参照してください。

条件(Condition)は、指定された条件に基づいてカラー値を生成します。これには、次の例のように 1 つの論理演算子と 2 つの選択値が必要となります。

If (A operation B)
Outcolor = Color1
else
Outcolor = Color2

条件(Condition)は A の値を B の値と比較して、A の値が B の値より大きい、小さい、等しい、未満である、以下である、以上である、または等しくないなどを識別します。

これは分岐関数なので、論理式が true の場合と false の場合では機能が異なります。たとえば、A の値と B の値が等しくない場合は、true の場合カラー(Color If True)OutColor に代入されます。A の値と B の値が等しい場合は、false の場合カラー(Color If False)OutColor に代入されます。

このユーティリティは作成バーにあります( 作成バーの非表示、サイズ変更、カスタマイズを行うを参照)。

第 1 項(First Term)

条件の第 1 項を表します。

第 2 項(Second Term)

条件の第 2 項を表します。

操作(Operation)

プルダウン リストが表示され、この中から演算子を選択できます。演算子には、同等 (Equal)不等(Not Equal)大なり(Greater Than)以上(Greater or Equal)未満(Less Than)以下(Less or Equal)があります。

true の場合カラー(Color If True)

条件(Condition)が true の場合に出力されるカラーまたはテクスチャです。

false の場合カラー(Color If False)

条件(Condition)が false の場合に出力されるカラーまたはテクスチャです。

出力カラー(Out Color)

取得した結果による出力アトリビュートです。コネクション エディタ(Connection Editor)でのみ使用可能です。

以下に、使用されている条件(Condition)ユーティリティの例をいくつか示します。

条件(Condition)ユーティリティの動作は極めて単純であり、第 1 項(First Term)アトリビュートと第 2 項(Second Term)アトリビュートの値が単に比較されるだけです。こうした比較演算によって、オブジェクトのカラーまたはテクスチャの変更が可能になります。

たとえば、第 1 項(First Term)第 2 項(Second Term)よりも小さい場合は、オブジェクトのカラー(OutColor)true の場合カラー(Color If True)の値になります。第 1 項の値が第 2 項の値以上である場合は、オブジェクトのカラーがfalse の場合カラー(Color If False)の値になります。

ヒント:すべての入力アトリビュートのマップが可能なため、たとえば 2 つのテクスチャを true の場合カラー(Color If True)アトリビュートと false の場合カラー(Color If False)アトリビュートにコネクトして、この 2 つのテクスチャを切り替えることができます。