Poly エクスポータプラグイン

Poly API を使用して Maya からポリゴンデータを抽出する方法を例示するサンプルエクスポータプラグインを新しく 2 つ用意しました。2 つのエクスポータはそれぞれ、データをテキストと Extensible 3D（X3D）フォーマットに書き出します。この機能は 2 つのコンポーネントに分割できます。1 つは Maya からデータを抽出し、中間データ構造に保存する部分です。もう 1 つはファイルを必要なフォーマットに書き出す部分です。これらの 2 つのコンポーネントは純粋なバーチャルベースクラスとして実装されます。ユーザはここから派生させて、特定フォーマットへのエクスポートを実装します。より詳しいコメントはソースに記述されています。

クラス

polyExporter – Maya からポリゴン情報を抽出するコード用のベースクラス。
polyWriter – ディスク上のファイルにデータを書き出すコード用のベースクラス。
polyRawExporter、polyRawWriter – テキストの出力を実装する派生クラス。
polyX3DExporter、polyRawWriter – X3D の出力を実装する派生クラス。

polyX3DExporter

Maya シーンから X3D（Extensible 3D）ファイルフォーマットにポリゴンメッシュをエクスポートする機能を追加します。このプラグインがロードされると、新しいファイルフォーマットがエクスポート時の出力フォーマットとしてリストされます。

ポリゴンメッシュをエクスポートするには、ファイル > すべてエクスポート（File > Export All）メニュー項目を使用し（または特定のメッシュを選択してファイル > 選択項目のエクスポート（File > Export Selection）を使用し）、ファイルタイプとして X3D を選択してファイル名を入力します。出力されるファイルは、X3D 準拠フォーマットになります。

このプラグイン例では、Maya Poly API を使用して Maya MPxFileTranslator クラスとともにポリゴンジオメトリデータを抽出し、ファイルエクスポータプラグインを作成する方法を示します。現在のところ、抽出されるデータには次のものが含まれます。

フェースと頂点コンポーネント
頂点の座標
頂点カラー
頂点単位の法線
カレント UV セットおよび座標（このプラグインを作成した当時、X3D は複数の UV セットをサポートしていませんでした）
コンポーネントセット
現在の UV セット用のファイルテクスチャ

polyRawExporter

このエクスポータは polyX3DExporter と同じですが、出力データが生のテキストフォーマットになります。また、このプラグインはすべての UV セットと座標をエクスポートします。