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流体の初期状態を削除する
流体を再生する
流体キャッシュ ファイルを作成する
流体のカレント状態を保存する
シミュレーションの任意のフレームにおける流体のグリッド プロパティ値を保存し、保存した状態を別の流体コンテナに追加することができます。
たとえば、密度(Density)値を使用してダイナミック グリッドで会社のロゴを作成し、そのカレント状態をバイザー(Visor)に保存することができます。独自のロゴを使って別の流体エフェクトを作成したい場合は、保存したロゴの値を新しいコンテナに追加し、そのコンテナのアトリビュートを修正できます。
2D コンテナに保存されているグリッド プロパティを追加できるのは、2D コンテナだけです。同様に、3D コンテナに定義されているグリッド プロパティを追加できるのは、3D コンテナだけです。
流体のカレント状態を保存するには
- 流体コンテナにプロパティ値を追加します。詳細ついては、
流体コンテナへプロパティを追加するを参照してください。
- 必要に応じてシミュレーションを再生し、保存したい流体プロパティ値のフレームでシミュレーションを停止します。
- 流体コンテナを選択します。
-
流体エフェクト > 状態を別名で保存(Fluid Effects > Save State As)を選択します。
保存(Save)ウィンドウが開き、次のパスが表示されます。
(Windows)
drive:\Program Files\Autodesk\Maya2009\presets\fluids\initialStates
(Mac OS X)
/Applications/Autodesk/Maya2009/Maya/Contents/presets/ fluids/initialStates
(Linux)
/usr/autodesk/maya2009/presets/fluids/initialStates
- 流体の状態を保存するバイザー(Visor)のフォルダを展開し、サブフォルダを選択します。
- 流体が 2D 流体の場合は 2d フォルダを選択します。
- 流体が 3D 流体の場合は 3d フォルダを選択します。
注:バイザーからアクセス可能で書き込み権限があるディレクトリであればどのディレクトリにでも保存できます。
- ファイル名のフィールドにカレント状態ファイルの名前を入力し、保存(Save)をクリックします。
以下が実行されます。
- 次の場所にキャッシュ ファイル(拡張子は .mfci)が作成されます。
(Windows)
<drive>:\Program Files\Autodesk\Maya2009\presets\fluids\.mayaData
(Mac OS X)
/Applications/Autodesk/Maya2009/Maya/Contents/presets/ fluids/.mayaData
(Linux)
/usr/autodesk/maya2009/presets/fluids/.mayaData
(ステップ 5 で Maya インストール ディレクトリ下以外の場所にブラウズした場合は、その場所に .mayaData ディレクトリ、キャッシュが作成されます。)
- バイザー(Visor)の選択した場所に MEL ファイルが作成されます。MEL ファイルはカレント状態キャッシュ ファイルを単純にパッケージ化したもので、バイザーからアクセスできます。
- バイザーの流体の初期設定(Fluid Initial States)タブにあるカレント状態のアイコンに Maya のデフォルト ロゴ スウォッチが割り当てられます。
これで、このカレント状態を作成するのに使用したコンテナと同じ次元(2D または 3D)の任意の流体コンテナにカレント状態を追加できるようになりました。詳細については、
流体コンテナへ定義済み初期状態を追加するを参照してください。
注:バイザーのデフォルトのタブはプリファレンスに保存されます。バイザーのタブには Maya がインストールされている場所のディレクトリ構造が示されますが、2 つの異なるインストール場所から Maya を実行した場合、最初の実行で保存されたプリファレンスが、2 番目の実行でバイザーのタブに表示される場所に影響を及ぼします。バイザーには実行しているインストール場所内の位置が示されるので、正しい場所に状態を保存しているとみなすことができ、バイザーでは前に保存したプリセットを完全に無視させるだけです。タブ > デフォルト タブに戻す(Tabs > Revert to Default Tabs)を選択すると、タブの表示はデフォルトに戻ります。
保存したカレント状態のカスタム スウォッチをバイザーに作成するには
- レンダー ビュー(Render View)でサンプルをレンダーします。
- レンダー ビューで、ビュー > ハイパーシェード/バイザーにスウォッチをグラブ(View > Grab Swatch to Hypershade/Visor)を選択します。
- 正方形をドラッグして、スウォッチとして使用したいイメージの一部を選択します。
- バイザーを開き、流体の初期設定(Fluid Initial States)タブでカレント状態を保存したフォルダを開きます。
- 中マウス ボタンを使用して、選択したイメージをカレント状態のスウォッチにドラッグします。状態を保存したフォルダの .mayaSwatches サブフォルダにスウォッチが保存されます。例:
(Windows)
<drive>:\Program Files\Autodesk\Maya2009\presets\fluids\initialStates\Miscellaneous\2D\mayaSwatches
(Mac OS X)
/Applications/Autodesk/Maya2009/Maya.app/Contents/presets/ fluids/initialStates/Miscellaneous/2D/.mayaSwatches
(Linux)
/usr/autodesk/maya2009/presets/fluids/initialStates/ Miscellaneous/2D/.mayaSwatches