サブディビジョンサーフェスに折り目（crease）を作成する

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サブディビジョンサーフェスのユニークな特性の 1 つは、スムースなサーフェスに簡単に皺やうねを作成できることです。これは、次の手順で行います。

爪のエッジに折り目（crease）を付けるには

エッジ（Edge）選択モードに切り替えて、爪の周囲のエッジを Shift キーを押しながらクリックして選択します（最初にシェーディング > ワイヤフレーム（Shading > Wireframe）を選択しておけば、目的のエッジを簡単に表示できます）。
エッジを選択した状態でサブディビジョンサーフェス > エッジ/頂点に完全な折り目をつける（Subdiv Surfaces > Full Crease Edge/Vertex）を選択します。
エッジに折り目を付けると、それが一目でわかるように、エッジは点線で表示されます。サブディビジョンサーフェス > エッジ/頂点の折り目を解除（Subdiv Surfaces > Uncrease Edge/Vertex）を使用して、付けた折り目を削除することもできます。
爪のエッジにうねを作成するには、頂点（Vertex）選択モードに切り替えて、以前に選択したエッジの境界にあるスキン上でレベル 2 の頂点を選択します。スキンと爪との接合部分が少しうね状になるように、これらの頂点を上に移動させます。
今度は自分の作品の頂点を個別に動かして、爪とその周囲の領域を自由に作成してみてください。以下にいくつかポイントを挙げておきます。

スムースシェーディング（Smooth Shade）表示モード（シェーディング > すべてをスムースシェード（Shading > Smooth Shade All））では、シェーディングされたサーフェスの下になる頂点があるため、選択して移動することができない場合があります。このような頂点を表示して選択するには、ワイヤフレームシェーディング（シェーディング > ワイヤフレーム（Shading > Wireframe））に切り替えます。頂点を選択したら、頂点の移動結果を確認しやすいように、スムースシェーディング表示モードに戻ります。
前の手順で使用した法線（Normal）設定ではなく、デフォルトのワールド（World）設定を使用したほうが良い結果が得られます。デフォルト設定に戻すには、修正 > トランスフォームツール > 移動ツール（Modify > Transformation Tools > Move Tool）、回転ツール（Rotate Tool）、スケールツール（Scale Tool）、マニピュレータの表示ツール（Show Manipulator Tool）を選択します。ツール設定（Tool Settings）ウィンドウでツールのリセット（Reset Tool）をクリックして、ウィンドウを閉じます。
爪のフロント部分を鋭角なエッジのスキンの先まで伸ばすには、爪先の下側のエッジに 2 番目の折り目を追加します（適切なエッジを選択した状態でサブディビジョンサーフェス > エッジ/頂点に完全な折り目をつける（Subdiv Surfaces > Full Crease Edge/Vertex）を選択します）。
エッジにさらにレベルの高い頂点を追加することもできます（適切な頂点を選択した状態でサブディビジョンサーフェス > 選択したコンポーネントの洗練（Subdiv Surfaces > Refine Selected Components）を選択します）。

エッジに皺を付け、頂点を追加したあと、爪の先の頂点をドラッグして指から離すことで爪のエッジをその下のスキンの上にかぶせることができます。次に、向かい側にかぶさっている頂点の下に、頂点の行を差し込みます。

完成した爪の見本を以下に示します。

さらに練習をしたい場合は、残りの爪にも同じ手順を繰り返してください。
作業を終えたら、修正 > トランスフォームツール > 移動ツール（Modify > Transformation Tools > Move Tool）、回転ツール（Rotate Tool）、スケールツール（Scale Tool）、マニピュレータの表示ツール（Show Manipulator Tool）を選択します。ツール設定（Tool Settings）ウィンドウでツールのリセット（Reset Tool）をクリックして、ウィンドウを閉じます。これで、移動ツールがデフォルトの設定に戻ります。こうしておけば、あとのレッスンで混乱を避けることができます。