シャドウ マップ
Maya の光源は、シャドウ マップの読み込みと書き込みができます。シャドウ マップは、IFF ファイル内ではデプス マップとして保存されます。デプス マップは従来の Z バッファまたはミッドマップです。ミッドマップの格納された値は最初のサーフェスと
2 番目のサーフェス間の距離の半分です。ミッドマップには、不正に発生するセルフ シャドウを抑える効果があります。
生成されるシャドウ マップは、光源のタイプに応じて異なります。広角が 90 度未満のスポット ライトでは、シャドウ マップが 1 個生成されます。広角が 90 度以上のスポット ライトでは、5 個のシャドウ マップが生成されます。ポイント ライトを使用すると、単純なシーン
1 つにつき 1 つのシャドウ マップが生成され、より複雑なシーンでは最大 6 個のシャドウ マップが生成されます。
次の例を試してみてください。
- ライト(光源)を含むシーン(torusShadow.ma など)を読み込みます。
- ライトを選択して、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を開きます。
- アトリビュート エディタのシャドウ(Shadows)セクションを展開します。
- デプス マップ シャドウ アトリビュート(Depth Map Shadow Attributes)サブセクションのデプス マップ シャドウの使用(Use Depth Map Shadows)チェック ボックスをオンに設定します。
- ミッドマップを使用する場合は、同じセクションの中間距離のデプス マップの使用(Use Mid Dist Dmap)チェック ボックスをオンに設定します。
- 同じセクションのシャドウ マップの書き込み(Write shadow map)チェック ボックスをオンに設定します。ダンプの名前(Dmap name)フィールドにファイルのプリフィックスを入力します。
- シーンをレンダーします。
- ここで、手順 6で選択したプリフィックスで始まるファイル* が 1 つなければなりません。拡張子は、光源の名前、生成されたシャドウ マップのタイプになります。たとえば、torusShadow.ma を読み込んだ場合は、
ミッドマップを使用する場合は、同じセクションの中間距離のデプス マップの使用(Use Mid Dist Dmap)チェック ボックスをオンに設定します。での設定に応じて、shadowmap_pointLightShape1_int.SM.iff または shadowmap_pointLightShape_int.MIDMAP.SM.iff というイメージ ファイルが作成されます。