スポット ライト
 
 
 

次の手順では、スポット ライトを作成してデスク ランプ内に配置することにより、デスク部分を照らします。スポット ライトは、限定されたコーン アングル内の単一のポイントから光を放出します。スポット ライトをは、ライトで照らしたい方向に向けることができます。

スポット ライトを作成するには

  1. 作成 > ライト > スポット ライト(Create > Lights > Spot Light) を選択します。
  2. インタラクティブ配置(Interactive Placement)をオフにして、作成(Create)ボタンをクリックします。

    これにより、グリッドの中心にスポット ライトのアイコンが作成されます。ライトは背後の壁の方に向いています。

  3. スポット ライトをランプの上方に移動します (ライトをローカルの Y 軸に沿って上にドラッグします)。

    スポット ライト アイコンをいろいろな角度から見ると、そのシェイプがコーンになっており、そこから矢印が出ていることがわかります。

    このコーンのシェイプは、スポット ライトが、距離が遠くなるにつれて広がっていく光線を放出していることを表しています。

  4. 修正 > トランスフォーム ツール > 移動ツール(Modify > Transformation Tools > Move Tool)、回転ツール(Rotate Tool)、スケール ツール(Scale Tool)、マニピュレータの表示ツール(Show Manipulator Tool)を選択します。

    スポット ライトを選択した場合、2 つのマニピュレータが表示され、これを動かせばライトを正確に配置したり照準を合わせたりすることができます。

    注視点はライトがどこに焦点を当てるかを指定します。視点はライト ソースの位置を指定します。視点はすべてのタイプのライトにありますが、注視点は必ずしも必要ではありません。

  5. テーブルの上面に注視点を移動し、視点をランプのかさの中心辺りに移動します。

    回転ツールを使用すれば、視点をより正確にランプのかさの中心に動かすことができます。

    スポット ライトを配置するには、ライトを選択し、次にパネル > 選択項目から見る(Panels > Look Through Selected)を選択する方法もあります。ビューを移動したり回転したりして、目的のサーフェスに焦点を当てることができます。焦点の領域は、ライトがサーフェスにぶつかるところです。パース ビューに戻るには、パネル > パース ビュー > persp(Panels > Perspective > persp)を選択します。

  6. シーンをレンダーすると、スポット ライトが机と床の両方の円形の領域を照らしていることがわかります。

    デフォルトでは、ライトはそのパスにある各サーフェスを照らしながら通り抜けます。スポット ライトは距離が遠いほど広がる光線を発しているため、ライトの円形の領域は机よりも床の方が大きくなります。

    シーン ビューでは床だけにスポット ライトがあたり、机にはあたりません。机にスポット ライトがあたるのは、シーンをレンダーした場合だけです。

  7. ライトが机を通り抜けないようにすることができます。ライトを選択した状態で、アトリビュート エディタを表示します。シャドウ(Shadows)セクションを開き、次にデプス マップ シャドウ アトリビュート(Depth Map Shadow Attributes)セクションを開いて、それからデプス マップ シャドウの使用(Use Depth Map Shadows)をオンにします。レンダリング結果は次のようになります。

    デプス マップ シャドウの使用(Use Depth Map Shadows)をオンにすると、スポット ライトのライティングは最初にぶつかったサーフェス(机)で遮断されます。床は机の陰になっているため、ライトがあたりません。デプス マップ シャドウ(Depth Map Shadows)についての詳細はレッスンの後半で学習します。

    ソフトウェア レンダラではなく IPR でレンダーした場合は、デプス マップ シャドウの使用(Use Depth Map Shadows)をオンにしても、床のスポット ライトの照明は自動的には削除されません。IPR > IPR イメージのリフレッシュ(IPR > Refresh IPR Image)を選択して、レンダー ビュー(Render View)ウィンドウで再度イメージをリフレッシュする必要があります。