再生範囲を設定する
 
 
 

このレッスンでは、あらかじめ用意されているシーンを使って作業を行います。以下の手順では、シーンを開いてアニメーションの再生時間を設定します。

シーンを開くには

  1. レッスンの準備で説明されている手順を完了していることを確認してください。
  2. Keyframing.ma という名前のシーン ファイルを開きます。

    このファイルは、Maya プロジェクトとして設定した GettingStarted ディレクトリにあります。

    GettingStarted/Anim/Keyframing.ma

    このシーンにはボール オブジェクトが含まれています。このオブジェクトは現在、地表プレーンの端に近い X 軸上に配置されています。

    ボールをアニメートするには、再生範囲のいろいろな時間にボールの位置をキー設定します。

    再生範囲はタイム スライダおよびレンジ スライダで定義します。タイム スライダとレンジ スライダのコントロールを使用して、アニメーションを再生、スクロールしたり、アニメーションの特定のポイントに移動してキーフレームを設定したりすることができます。

シーンの再生範囲を設定するには

  1. 下の図に示す再生コントロールを見てください。

    タイム スライダには、選択したオブジェクトに対して設定された再生範囲とキーが表示されます。キーは赤い線で表示されます。タイム スライダの右側にあるボックスを使って、アニメーションのカレント フレーム(時間)を設定することができます。

    アニメーションの再生を制御するには再生コントロールを使用します。再生ボタンと巻き戻し(開始時間に戻る)ボタンは、誰にでもすぐにわかるおなじみの形をしています。停止(Stop)ボタンは、アニメーションが再生されている間だけ表示されます。マウス カーソルをボタンに重ねると、そのボタンに対応する操作が表示されます。

    アニメーション プリファレンス(Animation Preferences)ボタンをクリックすると、再生スピードなどアニメーションのプリファレンスを設定するためのウィンドウが表示されます。

    レンジ スライダは、再生ボタンをクリックしたときに再生されるフレームの範囲を制御します。

    上記の項目については、このレッスンを学習するに従って具体的にわかるようになります。レッスンを終了したら、いろいろ試して、どのような機能を持つかを習得してください。

    再生範囲は現在、1~24 の範囲に設定されています。デフォルトの再生レート(1 秒当たり 24 フレーム)では、このシーンは 1 秒間、再生されます。ここでは、ボールを数秒間アニメートするため、再生範囲を長くする必要があります。

  2. 再生終了時間(Playback End Time)フィールド(上図参照)に 72 と入力します。

    24 フレーム/秒(fps)のフレーム レートは、映画フィルムに使用されるフレーム レートです。ビデオの場合、フレーム レートは使用するフォーマットによって 30 fps(NTSC)または 25 fps(PAL)となります。

    再生範囲を 1 から 72 に設定することにより、3 秒間のアニメーションが作成できるようになります (72 フレーム ÷ 24 フレーム/秒 = 3 秒間)。このレッスンで作成する短いアニメーションは、3 秒あれば十分再生できます。