修正オプション
 
 
 

このセクションでは、エラーが発生した場合にシーンに加える修正方法について説明します。

時間単位を修正する

トラックする前に必ずタイム スケールを設定してください。設定を忘れた場合は、グラフ エディタ(Graph Editor)でキーのタイム スケールを再設定してトラック ポイントを修正してください。

タイム スケールを再設定するには、2 つの方法からいずれかを選択します。

方法 1

  1. プリファレンス(Preferences) ウィンドウ( ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences))の 設定(Settings) カテゴリで、目的の時間(Time)スケールを変更します。
  2. Track コントロール パネルの Select All ボタンをクリックします。
  3. チャンネル ボックス(Channel Box)で緑色に表示されているすべてのフィールドを選択します(緑色はアニメートされた値であることを示しています)。
  4. 編集 > キー > キーのスケール(Edit > Keys > Scale Keys) を選択します。
  5. キーのスケール オプション(Scale Keys Options)ウィンドウで、次のように設定します。
    • チャンネル(Channels) - チャンネル ボックスから(From Channel Box)を選択します。
    • タイム レンジ(Time Range) - すべて(All) を選択します。
    • 時間のスケール/ピボット(Time scale/pivot) - 時間スケール(Time Scale)フィールドに、カレント フレーム レートを目的のフレーム レートで割った値を入力します。たとえば、24 fps から 30 fps に変更する場合、この値は 0.8 です。時間ピボット(Time Pivot)フィールドの値は 0.00 のままにしておきます。
  6. キーのスケール(Scale Keys)ボタンを押してタイム スケールを変更したら、再度 Solve を実行してください。

方法 2

  1. 時間スケールの設定を変更しないままシーンを保存し、次に ファイル > シーンを別名で保存(File > Save Scene As)を選択して、シーンを Maya ASCII ファイルとして保存します。
  2. 新しいシーンを開いてメモリをクリアします。
  3. テキスト エディタを使用して ASCII シーン ファイルを開き、ファイルの先頭近くにある CurrentUnit という見出しを探します。
  4. -t フラッグを film、game、ntsc、ntscf、pal、palf、show のいずれかのタイム スケールに変更します。

    各タイム スケールは一定のタイム レートを表しています。

    film は 24 fps pal は 25 fps
    game は 15 fps palf は 50 fps
    ntsc は 30 fps show は 48 fps
    ntscf は 60 fps  
  5. タイム スケールを変更したら、ASCII ファイルを上書き保存します。
  6. Maya Live でこの ASCII シーン ファイルを開きます。

    ファイルを開くと、トラック ポイントとすべてのソリューションが新しいタイム スケールに変更されます。

フィルムバックの設定を修正する

フィルムバックを設定し忘れた場合は、グラフ エディタ(Graph Editor)でキーの値を再度スケーリングして、トラック ポイントを修正してください。

トラック ポイントのスケーリングを調整して新しいフィルムバックを設定するには

  1. 設定(Setup)コントロール パネルでフィルム バックの設定を変更します。
  2. Track コントロール パネルの Select All ボタンをクリックします。
  3. チャンネル ボックス(Channel Box)で、Location X アトリビュートを選択します。
  4. 編集 > キー > キーのスケール(Edit > Keys > Scale Keys) を選択します。
  5. キーのスケール オプション(Scale Keys Options)ウィンドウで、次のように設定します。
    • チャンネル(Channels) - チャンネル ボックスから(From Channel Box)を選択します。
    • タイム レンジ(Time Range) - すべて(All)を選択します。
    • 時間のスケール/ピボット(Time scale/pivot) - タイム スケールを現在のままに維持するために、時間スケール(Time Scale)フィールドに 1.0 と入力します。時間ピボット(Time Pivot)は 0.0 のままにしておいてください。
    • 値のスケール/ピボット(Value scale/pivot) - 値スケール(Value Scale)フィールドに、カレント フィルムのアパーチャ幅を目的のアパーチャ幅で割った値を入力します。たとえば、1.481 fps から 1.333 fps にスケールする場合の値は 0.9 です。値ピボット(Value Pivot)は 0.00 のままにしておきます。
  6. 画面をリフレッシュして、ビュー パネル内で変更を確認します。
  7. キーのスケール(Scale Keys)ボタンを押してタイム スケールを変更したら、再度 Solve を実行してください。