フィールドを作成して、オブジェクトをコネクトする
 
 
 

通常、フィールドを作成したら、フィールドを作用させるオブジェクトに、フィールドをコネクトします。また、フィールドが作用する範囲に、オブジェクトをコネクトすることもできます( ダイナミック リレーションシップ(Dynamic Relationships)エディタを参照)。コネクトされたオブジェクトがフィールドの作用を受ける範囲内にある限り、オブジェクトはフィールドのインフルエンスを受けます。(リファレンス シーン以外の)シーン内の特定のオブジェクトの CV、エディット ポイント、頂点、またはラティス ポイントにフィールドを追加することができます。

各フィールドのエフェクトは異なりますが、フィールドを作成する方法は似ています。各フィールドのエフェクトおよびその調整方法については、 フィールド アトリビュートを編集するを参照してください。

ボリューム軸カーブを作成することによって、カーブに沿ってボリューム フィールドを作成できます。詳細については、 ボリューム軸カーブを使用するを参照してください。

次の項目はすべてのフィールドに適用されます。

スタンドアローン フィールドを作成し、このフィールドにオブジェクトをコネクトするには

  1. フィールドを作用させるオブジェクトを選択します。

    ジオメトリ、パーティクル、nParticle、リジッド ボディ、またはソフト ボディを選択することができます。

    ヒント:フィールドが作用する範囲にコネクトする場合、NURBS またはポリゴン サーフェス(Polygonal Surface)はデフォルトでアクティブ リジッド ボディに変換されます。この機能をコントロールするオプションは、 ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences)ウィンドウのダイナミクス(Dynamics)セクションにあるリジッド ボディの自動作成(Auto Create Rigid Body)です。
  2. ダイナミクス(Dynamics)または nDynamics メニュー セットからフィールド(Fields) > フィールド名を選択します。

    フィールドが原点に作成され、選択したすべてのオブジェクトがこのフィールドにコネクトされます。フィールド アイコンを原点から遠ざけると、作用する範囲と方向を変更できます。フィールドの設定を変更する場合は、 フィールド アトリビュートを編集するを参照してください。

  3. 再生ボタンをクリックして、コネクトしたオブジェクトにフィールドが作用することを確認します。

オブジェクトにフィールドを追加し、このフィールドにオブジェクトをコネクトするには

  1. ダイナミクス(Dynamics)または nDynamics メニュー セットからフィールド(Fields) > フィールド名を選択し、フィールドを作成します。フィールドがすでに作成されている場合は、そのフィールドを選択します。
  2. Shift キーを押しながら、フィールドを追加するオブジェクトを選択します。複数のオブジェクトをまとめて選択することもできます。
  3. フィールド > 選択項目をフィールドのソースとして使用(Fields > Use Selected as Source of Field)を選択して、フィールドをオブジェクトに追加します。

    デフォルトでは、ほとんどのフィールドはオブジェクトのすべての CV または頂点に追加されます。フィールドは、均等の強さで各ポイントから作用します。詳細については、フィールドの頂点単位で適用(Apply Per Vertex)アトリビュートに関する説明を参照してください。

  4. アウトライナ(Outliner)で、フィールドを作用させるオブジェクトを選択して、そのフィールド自体を Ctrl キーまたはコマンド キーを押しながら選択します。

    フィールドは所属先のオブジェクトの下に下層表示されています。

  5. フィールド > 選択したオブジェクトへ作用(Fields > Affect Selected Object(s))を選択します。
  6. 再生ボタンをクリックして、コネクトしたオブジェクトにフィールドが作用することを確認します。
    ヒント:インフルエンス対象となるオブジェクトを選択する前にフィールドを作成した場合は、オブジェクトはそのフィールドにコネクトされません。オブジェクトをフィールドにコネクトするためには、ダイナミック リレーションシップ(Dynamic Relationships)エディタ( ダイナミック リレーションシップ(Dynamic Relationships)エディタを参照)を使用します。

    複数のフィールドをオブジェクトに追加していて、選択した特定のフィールドに作用させるオブジェクトをコネクトする(またはコネクトを解除する)場合に、ダイナミック リレーションシップ エディタは便利です。

    オブジェクトに属すすべてのフィールドをコネクトするには、まずインフルエンス対象となるオブジェクトを選択します。次に、ワークスペース上でフィールドを含むオブジェクト上にマウス カーソルを移動し、右クリックしてポップアップ メニューから接続フィールド(Connect Field)を選択します。

ボリューム フィールドを作成するには

  1. フィールドを作用させるオブジェクトを選択します。

    パーティクル、nParticle、リジッド ボディ、またはソフト ボディを選択することができます。

  2. ダイナミクス(Dynamics)または nDynamics メニュー セットから フィールド(Fields) > フィールド名 を選択します。
  3. そのフィールドのオプション ウィンドウで、ボリューム シェイプ(Volume Shape)ドロップダウン リストから、なし(None)以外のシェイプを選択します。

    なしの意味は、フィールドが、コネクトされたすべてのパーティクルに影響を与えるということです。

  4. ボリュームのフィールド アトリビュートを必要に応じて設定します。詳細については、 ボリューム コントロール アトリビュート(Volume Control Attributes)とボリューム スピード アトリビュート(Volume Speed Attributes)を設定するを参照してください。
  5. 作成ボタンをクリックします。

    ボリューム フィールドの従属的シェイプは画面に表示されます。フィールドは、移動、回転、スケール、またはシアー変形できます。

    注:ボリュームの変形や任意のボリュームの使用はできません。

ボリューム軸カーブを作成することによって、カーブに沿ってボリューム フィールドを作成できます。詳細については、 ボリューム軸カーブを使用するを参照してください。

選択したポイントにフィールドを追加し、このフィールドにオブジェクトをコネクトするには

  1. ダイナミクス(Dynamics)または nDynamics メニュー セットからフィールド(Fields) > フィールド名を選択し、フィールドを作成します。フィールドがすでに作成されている場合は、そのフィールドを選択します。
  2. オブジェクト上の目的のポイントを、Shift キーを押したまま選択します。

    たとえば、オブジェクトのいくつかの CV を選択します。コンポーネントの選択の詳細については、『Maya の基本』マニュアルを参照してください。

  3. フィールド > 選択項目をフィールドのソースとして使用(Fields > Use Selected as Source of Field)を選択します。

    オブジェクトの選択されたポイントにフィールドが追加されます。フィールド名セットという名前のポイント集合も作成されます。セット メンバーシップを編集して、フィールド ポイントを変更することができます。詳細については、『Maya の基本』マニュアルを参照してください。

  4. アウトライナ(Outliner)で、フィールドを作用させるオブジェクトを選択し、Ctrl キー(Windows および Linux)またはコマンド キー(Mac OS X)を押しながらこのフィールドを選択します。

    フィールドは所属先のオブジェクトの下に下層表示されています。

  5. フィールド > 選択したオブジェクトへ作用(Fields > Affect Selected Object(s))を選択します。
  6. 再生ボタンをクリックして、コネクトしたオブジェクトにフィールドが作用することを確認します。

フィールドを削除するには

  1. アウトライナまたはワークスペースでフィールドを選択します。

    アウトライナでは、フィールドが所属先のオブジェクトの下に下層表示されています。

  2. キー(Windows および Linux)、または キー(Mac OS X)を押します。

オブジェクトにフィールドを追加するには

  1. ダイナミクス(Dynamics)または nDynamics メニュー セットからフィールド(Fields) > フィールド名を選択し、フィールドを作成します。フィールドがすでに作成されている場合は、そのフィールドを選択します。
  2. アウトライナで、Ctrl キー(Windows および Linux)またはコマンド キー(Mac OS X)を押しながら、フィールドの追加先となるオブジェクトを選択します。
  3. フィールド > 選択項目をフィールドのソースとして使用(Fields > Use Selected as Source of Field)を選択します。