コンテナによってカプセル化したデザインを行うことができます。カプセル化は、変更に対して詳細にまたは柔軟に対応できるよう、情報を非表示にする方法のことです。
オブジェクトのノードの構造を不正に変更する可能性のあるユーザに対して、これを非表示にすることができます。あるいは、将来的に要件が変更される場合に備えてノードの構造に柔軟性を持たせることもできます。カプセル化を行うには、オブジェクトをアセットとして定義します。内部ノードのアトリビュートのサブセットをコンテナにパブリッシュして、コンテナ インタフェースを作成できます（詳細については アトリビュートをパブリッシュまたはパブリッシュ解除するを参照）。
コンテナは、どのようなノードが含まれるかと、それがどのように実行されるかの間をブラック ボックス化します。コンテナのインタフェースは、コンテナの内部配列に関係なく、入力と出力の具体的なセットを提供します。インタフェースを使用すると、アーティストはコンテナの内部構造の詳細を知らなくても、機能を正確に把握できます。これにより、アーティストはコンテナの設定内容に関係なく、作業を行うことができます。
カプセル化はシーンの整合性を維持し、各コンテナの内部構造を変更する手段も損ないません。インタフェースが侵害されない限り、インタフェースに依存するシーンのオブジェクトは影響を受けません。
Maya には、ロックと非表示の機構がいくつか用意されており、カプセル化したデザインの利点を活用できます。
