データ クリエータ
 
 
 

データ クリエータは、データ ブロック、ほとんどの場合はノードの出力プラグに入れるデータの作成に使用するクラス群です。データ クリエータは、整数や浮動小数点値などの単純なデータ型には必要ありませんが、メッシュ シェイプや NURBS サーフェスなどの重いデータに必要になります。

これらのクラスを使用すると、ディペンデンシー グラフ コネクションに沿ったデータの修正と転送をより能率的に実行できます。データ クリエータ クラスは、MFnData のサブクラスです。メッシュ シェイプや NURBS サーフェスなど、シェイプ ノードにも対応する重いデータを作成するデータ クリエータ クラスでは、データ型に関連する MFnDependencyNode サブクラスを使用してデータ ブロック項目にデータを入れます。たとえば MFnMeshData クラスを使用して、新しいメッシュ データ ブロック項目を作成し、MFnMesh クラスを使用して項目に頂点とポリゴンを入れます。

一部の操作は、データ ブロック項目によって動作が異なることがあります。シェイプ関連のディペンデンシー ノード関数セット クラスを使用すると、グラフの別のノードへのコネクションから入力されたデータ ブロック項目にアクセスしたり、ノード内でローカルに作成されたデータ ブロック項目にアクセスしたりすることができるからです。

注:MFnMesh::getPoint() など、ワールド空間情報を返す操作はすべて、シェイプ ノード以外からのデータ ブロック項目に適用すると無効になります。変換からワールド空間の位置を計算できるようにするには、シェイプ ノードが必要です。このようなメソッドを使用する場合は注意してください。