ツール ボックス: トランスフォーム ツール
 
 
 

土台を Y 方向にわずかに上に移動して、X、Z プレーン上に配置されるようにします。このためには、ツール ボックス にある移動ツール を使用します。

ツール ボックス の上半分には、Maya でオブジェクトを変換するツール(選択、移動、回転、スケール)があります。トランスフォーム ツール アイコンの上にマウス カーソルを置くと、カーソルの隣にツール名が表示されます。

ツール名は、Maya ウィンドウの最下部にあるヘルプ ラインにも表示されます。ヘルプ ラインには別の用途もあります。複数の手順が必要なツールを使用するときに、簡単な説明が表示されます。

オブジェクトの選択と選択解除

オブジェクトを変換する前に、そのオブジェクトが選択されていることを確認する必要があります。オブジェクトを選択するには、対象となるオブジェクトを直接クリックするか、またはオブジェクトの選択したい部分を囲む四角形のバウンディング ボックスをドラッグします。オブジェクトの選択を解除するには、選択されているオブジェクト以外の任意の場所をクリックするだけです。

シーン ビューで土台になるプリミティブ オブジェクトを選択するには

  1. 次のいずれかを実行します。

移動ツール(Move Tool)を使用して土台の位置を調整するには

  1. ツール ボックス から移動ツールを選択します。

    シーン ビューのプリミティブ シリンダ上に、移動マニピュレータのアイコンが表示されます。

    移動ツールマニピュレータには、3 次元空間の基本的な 3 つの軸方向である X、Y、Z を示すハンドルがあります。これらのハンドルのカラーは、X 軸、Y 軸、Z 軸に関連する関数に基づいて、それぞれ赤、緑、青になっており、軸に沿った移動方向を制御します。

    特定のハンドルをクリックすると、移動が特定の軸方向にコンストレインされます。

  2. 側面ビューで緑の Y マニピュレータ ハンドルをドラッグして、プリミティブ シリンダを Y 方向に上に移動します。土台のシリンダの底面が X 軸(グリッドの太く色の暗い線)とアラインされるように、上方向に十分に移動します。

次に、土台の前面がグリッド ラインと平行になるように、シリンダをわずかに回転させる必要があります。八角形の各ファセットは円の 45 度を表すので、おおよそ 45 度の半分、つまり 22.5 度オブジェクトを回転する必要があります。

回転ツール(Rotate Tool)を使用して土台の位置を調整するには

  1. 4 種類の基本ビューをすべて表示するには、マウス カーソルをビュー内に置いて、キーボードのスペース バーを押します。

    4 つのビューが表示されます。

  2. マウス カーソルを上面ビュー上に置いて、スペース バーを 1 回押します。

    上面ビューがワークスペースに表示されます。

  3. 土台のシリンダが選択された状態で、ツール ボックス から回転ツールを選択します。

    シーン ビューのプリミティブ シリンダ上に、回転マニピュレータ アイコンが表示されます。

    回転ツール(Rotate Tool)マニピュレータは、3 つの輪(ハンドル)およびその輪で囲まれたバーチャル球体で構成されています。ハンドルのカラーは、X 軸、Y 軸、Z 軸に対応します。これらのハンドルのカラーは、X 軸、Y 軸、Z 軸に関連する関数に基づいて、それぞれ赤、緑、青になっており、軸を中心にした回転方向を制御します。

  4. 上面ビューで緑の Y マニピュレータの輪をドラッグしてプリミティブ シリンダを回転し、下のイメージに示すように、土台のシリンダのファセットの 1 つがグリッドとアラインされるようにします。

    これは、シリンダを Y 軸の周りで回転していることになります。

    土台を正確に 22.5 度回転したかどうかは、どのようにしてわかるのでしょうか。チャンネル ボックス(Channel Box) を表示すると、回転角度の精度をチェックすることができます。回転 Y(Rotate Y)は、22.5 度近くにする必要があります。

    ヒント:実行したアクションを取り消したり再実行したりすることができます。元に戻す(Undo)コマンドは、最後に実行したアクションを取り消します。また、編集(Edit)メニューからも、いったん実行したアクションを無効にできます。

    編集 > 元に戻す(Edit > Undo)、やり直し(Redo)、繰返し(Repeat)を選択して操作を元に戻します。元に戻すは複数回実行できます。