作成 > NURBS プリミティブ(Create > NURBS Primitives)
 
 
 

NURBS サーフェスまたはカーブを使用して、各種のジオメトリ プリミティブ シェイプを作成します。原点に、あるいは設定したプリミティブ オプションに従ってシーン ビュー内でマウスをクリックした場所にはどこにでも、プリミティブを作成することができます(インタラクティブ作成(Interactive Creation))。大部分のオプションは、プリミティブタイプの間で共有されます。

インタラクティブ作成をオンにし、プリミティブ オプション ボックスを選択すると、プリミティブ オプションのサブセットがツール ウィンドウに表示されます。このツール設定には、ピボット オプションはありません。さらに、半径/幅/高さ/デプス オプションは、インタラクティブな作成ではなく、クリックによる作成だけに適用されます。

注:Maya のワークスペースが高精度レンダリング(High Quality Rendering)モードに設定されている場合、インタラクティブ作成(Interactive Creation)オプションを使用して作成されたプリミティブは、プリミティブの作成手順が完了するまでシェーディング表示されません。

関連リンク

作成 > NURBS プリミティブ > 球体(Create > NURBS Primitives > Sphere)

たとえば、眼球、惑星、人間の頭部などのラウンド オブジェクトを組み合わせるための開始ポイントとして、球体を作成することができます。

ピボット(Pivot)

デフォルトでは、ピボットオブジェクトに設定され、プリミティブは原点に作成されます。具体的には、プリミティブの回転およびスケールのピボットは、原点のところになります。

ピボットユーザ定義(User Defined)に設定すると、ピボット ポイント(Pivot Point)X、Y、Z 軸 フィールドに値を入力して、ピボット(およびプリミティブ)を配置することができます。

軸(Axis)

XYZ 軸を選択して、オブジェクトのプリセット軸の方向を指定することができます。

自由設定(Free)を選択すると、X、Y および Z の軸定義(Axis Definition)フィールドが有効化されます。新しい値を入力して、ユーザ自身の軸の方向を選択します。

アクティブ ビュー(Active View)を選択すると、カレントの正射投影ビューに垂直なオブジェクトが作成されます。カレントのモデリング ビューがカメラまたはパース ビューのときは、アクティブ ビュー オプションは無効です。

開始スイープ角度と終了スイープ角度(Start and End Sweep Angles)

このオプションを使用すると、回転角度を指定することによって、部分的な球体を作成することができます。角度の値は、0 ~ 360° の範囲をとることができます。次の例には、終了スイープ角度が 180° の、球体の上面ビューが示されています。

半径(Radius)

プリミティブの幅およびデプスを設定します。

サーフェス次数(Surface Degree)

リニア(Linear)サーフェスは、ファセット化された外観を備えています。キュービック (Cubic)サーフェスは、丸い形をしています。サーフェス次数(Surface Degree)の詳細については、 次数を参照してください。

許容値の使用(Use Tolerance)

このオプションを使用して、このプリミティブのシェイプの精度を改善することができます。グローバル(Global)許容値に設定した場合は、プリファレンス(Preferences)ウィンドウの設定(Settings)部分にある位置許容値(Positional tolerance)の値が使用されます( ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences))。この値を低くすると、サーフェスの精度が向上します。

ローカル(Local)に設定した場合は、このオプション ウィンドウにある値を入力して、プリファレンス ウィンドウの位置許容値の値をオーバーライドすることができます。

なし(None)に設定した場合は、許容値は無視され、指定した数のセクションおよびスパン(下記を参照)で球体が作成されます。

セクション数(Number of Sections)

球体上の 1 方向に作成されるサーフェス カーブの数を設定します。サーフェス カーブは、アイソパラムとも呼ばれ、サーフェスのシェイプのアウトラインを表します。サーフェスにセクション(およびスパン)が多く含まれるほど、サーフェスの変形が精度よく示されます。

次の図には、8 つのセクションを含む球体(左側)と、16 のセクションを含む球体(右側)の 2 つが示されています。4 より小さい値では、不完全な球体が生成されます。

この後の章に、アイソパラム使用して新しいサーフェスを作成する方法についての説明があります。

スパン数(Number of Spans)

球体上のセクション方向と交差する方向に作成されるサーフェス カーブの数を設定します。4 より小さい値では、不完全な球体が生成されます。

作成 > NURBS プリミティブ > 立方体(Create > NURBS Primitives > Cube)

立方体は 6 つの面を備え、それぞれ選択することができます。ビューで立方体の 1 面を選択、あるいはアウトライナ(Outliner)でその見出しをクリックすることができます。たとえば、アウトライナで leftnurbsCube を選択すると、立方体の単一の面が選択されます。立方体全体を選択するには、立方体をセレクション ボックスで囲んで選択し、キーボードの上矢印キーを押します。

立方体に特有のオプションは以下の通りです。

幅(Width)長さ(Length)高さ(Height)

立方体の寸法を設定します。

U/V パッチ(U/V patches)

立方体を構成するエッジの間の U パッチ および V パッチの数を設定します。この値によって、スパンおよびセクションの数が変化します。

作成 > NURBS プリミティブ > シリンダ(Create > NURBS Primitives > Cylinder)

エンド キャップの有無を問わず、シリンダを作成することができます。シリンダに特有のオプションは、エンド キャップに関係します。キャップをシリンダのどちらかの端または両端に作成、またはキャップなしで作成することができます。キャップを別個のトランスフォーム ノードとしても作成することができるので、それをシリンダから独立して操作することができます。

作成 > NURBS プリミティブ > コーン(Create > NURBS Primitives > Cone)

ベースのキャップの有無を問わず、コーンを作成することができます。その他のオプションは、NURBS プリミティブのものと同様です。

作成 > NURBS プリミティブ > プレーン(Create > NURBS Primitives > Plane)

プレーンは、指定した数のパッチからなるフラットなサーフェスです。オプションは、他の NURBS プリミティブと同様です。

作成 > NURBS プリミティブ > トーラス(Create > NURBS Primitives > Torus)

トーラスは、3D リングです。オプションは、他の NURBS プリミティブと同様です。

作成 > NURBS プリミティブ > サークル(Create > NURBS Primitives > Circle)

サークルは、サーフェスではなくカーブです。オプションは、球体と同様です。

作成 > NURBS プリミティブ > スクエア(Create > NURBS Primitives > Square)

スクエアは、サーフェスではない 4 つのカーブのグループです。スクエアは、建物からウィンドウ シェイプをトリムするなど、各種のモデリング操作に便利です。オプションは、他の NURBS プリミティブと同様です。

作成 > NURBS プリミティブ > インタラクティブ作成(Create > NURBS Primitives > Interactive Creation)

マウスを使用してプリミティブを作成すると、トランスフォーム ツールを使用する必要なく、配置/スケールすることができます。このオプションはオフにするまで保持されます。詳細については、『NURBS モデリング』マニュアルの NURBS プリミティブを作成するを参照してください。

作成 > NURBS プリミティブ > 完了時に終了(Create > NURBS Primitives > Exit on Completion)

このオプションは、インタラクティブ作成(Interactive Creation)と相互作用します。完了時に終了(Exit on Completion)がオンの場合は、別のプリミティブを作成するために、プリミティブ タイプを再度選択する必要があります。このオプションがオフの場合は、他のツールを選択するまで、複数の同じタイプのプリミティブをインタラクティブに作成することができます。