エッジ ループを挿入する
 
 
 

エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)を使用すると、ポリゴン メッシュのエッジ リングの全体または部分を使用して、ポリゴン フェースの選択とスプリットを行うことができます。

エッジ ループの挿入ツールは、ポリゴンメッシュの広い領域にわたりディテールを追加したい場合や、ユーザ定義パスに沿ってエッジを挿入したい場合に便利です。

エッジ リングについては、 エッジ リングを選択するを参照してください。

エッジ ループの挿入とは、選択したエッジ リングのポリゴン フェースを分割することです。エッジ ループの挿入ツールにより、エッジ リング全体、エッジ リングの一部、または多方向エッジ リングに 1 つまたは複数のエッジ ループを挿入することができます。

可能なワークフロー シナリオは次のとおりです。

ポリゴン メッシュのエッジ リング全体を使用してエッジ ループを挿入するには

  1. シーン ビューで、ポリゴン メッシュを選択します。
  2. ポリゴン(Polygons)メニュー セットで、 メッシュの編集 > エッジ ループの挿入ツール(Edit Mesh > Insert Edge Loop Tool) を選択します。

    エッジ ループの挿入ツール設定エディタが表示されます。

  3. デフォルト オプションが次のように設定されていることを確認します。

    位置の保持エッジから相対距離に設定すると、プレビュー ロケータが該当エッジに沿ったパーセンテージ距離(25%、50% など)に基づいて配置されます。自動完了をオンにすると、エッジ リング全体を選択し、該当フェースをすぐに分割することができます。

  4. 新しいエッジ セットをメッシュに挿入する位置にあるポリゴン メッシュのエッジをクリックします。マウス ボタンは押したままにします。

    選択されたエッジ リング内に、クリックしたエッジと直交する緑色の点線エッジ ループ プレビュー ロケータ ラインが表示されます。エッジ ループ プレビュー ロケータは、マウス ボタンを放したときに新しいエッジ ループがメッシュに挿入される位置を示します。

  5. メッシュ上の選択されたエッジ リングの向きに応じて、マウスを左右上下にドラッグして、エッジ ループ プレビュー ロケータを移動します。
  6. エッジ ループ ロケータを望む位置まで移動したら、マウス ボタンを放します。

    選択したエッジ リングのポリゴン フェースに新しいエッジ ループが挿入されます。新しいエッジ ループは選択状態になっているため、エッジに対して別の操作を実行することができます。

  7. ポリゴンのスプリットが完了したら、以下のいずれかを実行して、ツールを終了します。

    たとえば、選択したエッジ ループを移動ツールで移動したり、メッシュの編集 > 押し出し(Edit Mesh > Extrude)を選択して押し出したり、エッジ ループの選択をフェースへ変換したりします。

部分エッジ ループをポリゴン メッシュに横断的に挿入するには

  1. シーン ビューで、ポリゴン メッシュを選択します。
  2. ポリゴン(Polygons)メニュー セットで、 メッシュの編集 > エッジ ループの挿入ツール(Edit Mesh > Insert Edge Loop Tool) を選択します。

    エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)設定エディタが表示されます。

  3. 次の出力(Output)オプションを設定します。
  4. 新しいエッジ ループをメッシュに横断的に挿入する場所にある、部分エッジ リングの開始点を示すポリゴン メッシュのエッジをクリックします。

    エッジが選択され、クリックしたエッジ上に選択を示す緑色の頂点が表示されます。

  5. 部分エッジ リングの終了点になる 2 番目のエッジをクリックします。2 番目のエッジは、最初に選択したエッジに対して平行である必要があります。

    1 番目にクリックしたエッジと 2 番目にクリックしたエッジの間のすべてのエッジが選択され、選択したエッジ リングを横断する緑色の点線エッジ ループ プレビュー ロケータが表示されます。プレビュー ロケータは、メッシュを横断して新しいエッジ ループが挿入される位置を示します。

  6. 特定のエッジの選択を取り消す場合は、目的のエッジを キーを押しながらし、選択を続けます。エッジ選択全体を取り消すには、シーン ビューでメッシュの外側をクリックします。
  7. 選択処理が完了したら、 キーを押すか、で表示されるマーキング メニューからツール完了(Complete Tool)を選択します。

    エッジ ループが、ポリゴン メッシュのエッジ ループ ロケータによって示される位置に挿入されます。新しいエッジ ループは選択状態になっているため、それに対して別の操作を実行することができます。

  8. ポリゴン スプリットが完了したら、以下のいずれかを実行して、ツールを終了します。

    たとえば、選択したエッジ ループを移動ツールで移動したり、 メッシュの編集 > 押し出し(Edit Mesh > Extrude)を選択して押し出したり、エッジ ループの選択をフェースへ変換したりします。

多方向エッジ ループを挿入するには

  1. シーン ビューで、ポリゴン メッシュを選択します。
  2. ポリゴン(Polygons)メニュー セットで、 メッシュの編集 > エッジ ループの挿入ツール(Edit Mesh > Insert Edge Loop Tool) を選択します。

    エッジ ループの挿入ツール設定エディタが表示されます。

  3. 次の出力(Output)オプションを設定します。
  4. 新しいエッジ ループをメッシュに挿入する場所にある、部分エッジ リングの開始点を示すポリゴン メッシュのエッジをクリックします。

    エッジが選択され、クリックしたエッジ上に選択を示す緑色の頂点が表示されます。

  5. 部分エッジ リングの終了点になる 2 番目のエッジをクリックします。2 番目のエッジは、最初に選択したエッジに対して平行である必要があります

    1 番目にクリックしたエッジと 2 番目にクリックしたエッジの間のすべてのエッジが選択され、選択したエッジを横断する緑色の点線エッジ ループ プレビュー ロケータが表示されます。プレビュー ロケータは、メッシュを横断して新しいエッジ ループが挿入される位置を示します。

  6. 既存のエッジ リング パスの方向を変更するには、直前に選択したエッジに直接に隣接したエッジをクリックして、選択の方向の変更を指示します。
  7. 上記のステップ 5 および 6 に従って、エッジの選択を続けるか、エッジ リング パスの方向を変更します。

    注:エッジ リング選択パスの方向は複数回変更することができますが、そのパスが既存の選択領域を交差してはいけません。選択パスが自己交差すると、ツールのエッジ挿入モードで、エッジ ループを挿入する場所を決定できなくなります。このような場合は、複数回のエッジ スプリット操作が必要になります。
  8. 選択処理の任意の時点で特定のエッジの選択を取り消すには、目的のエッジを キーを押しながらします。エッジ選択全体を取り消すには、シーン ビューでメッシュの外側をクリックします。
  9. 選択処理が完了したら、 キーを押すか、で表示されるマーキング メニューからツール完了(Complete Tool)を選択します。

    エッジ ループが、ポリゴン メッシュのプレビュー ロケータによって示される位置に挿入されます。新しいエッジ ループは選択状態になっているため、それに対して別の操作を実行することができます。

  10. エッジ ループの挿入が完了したら、以下のいずれかを実行して、ツールを終了します。

    たとえば、選択したエッジ ループを移動ツールで移動したり、 メッシュの編集 > 押し出し(Edit Mesh > Extrude)を選択して押し出したり、エッジ ループの選択をフェースへ変換したりします。

    注:エッジ リングの選択でエッジの選択が予測どおりに行われない場合は、 エッジ リングおよびエッジ ループの選択に関するヒントを参照してください。
    注:自動完了オプションをオフにすると、目的のパスに沿って任意のフェースの 2 つのエッジをクリックすることによって、4 辺のポリゴン以外を含むフェースに対して部分エッジ ループを挿入することもできます。これは、選択したリング パスの方向を指定します。

エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)

ツールがアクティブであっても、マーキング メニューを使用して、エッジ ループの挿入ツールのオプションの多くをオン/オフにすることができます。これにより、ツール オプション ウィンドウを再び開く必要がなく、ワークフローが簡略化されます。

エッジ ループの挿入ツールがアクティブなときにツール オプションを変更するには

  1. シーン ビュー内のサーフェスの外部の任意の場所で、 キーと キーを押しながらします。

    マーキング メニューに、自動完了(Auto Complete)エッジから絶対距離(Absolute distance from edge)エッジから相対距離(Relative distance from edge)複数のエッジ ループ(Multiple edge loop)と、エッジ ループの挿入ツールの各オプションが表示されます。

  2. 目的のワークフローに応じて、マーキング メニューのいずれかのオプションを選択して、それらをオン/オフにすることができます。

    この後、エッジ ループの挿入ツールを続けて使用すると、選択したオプションが使用されます。

関連項目