ダイナミクス(Dynamics)プリファレンス
 
 
 

ダイナミクス(Dynamics)

リジッド ボディの自動作成(Auto create rigid body)

このオプションをオンに切り替えると、オブジェクトをフィールドにコネクト(フィールドのインフルエンスをジオメトリに適用)するとき、アクティブなリジッド ボディを自動的に作成します。

カレント タイムまでランナップ(Run up to current time)

タイム スライダのフレームをクリックしても、シーン内にすべてのダイナミック オブジェクトの状態が正しく表示されないことがあります。正しい状態を表示するには、タイム スライダ上でクリックしたフレームより前に存在する各フレームのランナップ計算を実行する必要があります。したがって、タイム スライダのフレームをクリックする場合は、このオプションをオンに切り替えてください。ランナップは、非表示のオブジェクトに対しても実行されます。

タイム スライダのフレームをクリックするときにダイナミクスの計算を行わない場合は、このランナップ オプションをオフに設定しておきます。こうしておくと、非ダイナミック オブジェクトと複雑なダイナミック オブジェクトがあるシーンで、タイム スライダをクリックするとすぐに非ダイナミック オブジェクトの状態が表示されるので便利です。また、ダイナミック オブジェクトのキー設定を行う時にランナップ オプションをオフに設定して、キー設定操作に無関係なランナップ計算の待ち時間を避ける場合にも便利です。

ランナップ元(Run up from)

次のオプションの 1 つを選択します。

前の時間(Previous Time)

現在のフレームよりも後のフレームをクリックした場合、ランナップは現在のフレームから開始し、クリックしたフレームで終了します。シーン内のダイナミック オブジェクトのアトリビュートを変更する予定が一切ない場合は、このオプションを選択します。この設定により、ランナップを待つ時間が短縮されます。現在の時間よりも前のフレームをクリックした場合、ランナップはアニメーションの先頭から開始されます。

開始時間(Start Time)

タイム スライダでどこをクリックしたかに関係なく、ランナップは開始フレームから開始されます。シーン内のダイナミック オブジェクトのアトリビュートを変更する予定がある場合は、このオプションを選択します。これにより、オブジェクトのダイナミクスを変更した後でタイム スライダをクリックしたときに正しいオブジェクトの状態が表示されます。

パーティクルのスタートアップ キャッシュの保存(Save Startup Cache for Particles)

このオプションをオンに切り替えると(デフォルト)、ファイルを保存するたびに、すべてのパーティクルのスタートアップ キャッシュが自動的に保存されます。パーティクルのディスク キャッシュとは異なり、毎回スタートアップ キャッシュを作成する必要がなくなります。詳細については、「ダイナミクス」を参照してください。

コリジョン コマンドのエコー(Echo Collision Commands)

パーティクル コリジョンの MEL コールバックを指定している場合、コリジョンが起こるたびに、Maya は実行中のコマンドをエコーしてから実行します。数千のパーティクルを持つシーンでは、大量の不必要な出力がスクリプト エディタ(Script Editor)に生成されます。このプリファレンスを使用すると、コリジョン コマンドが実行される前にエコーすることを有効または無効にできます。