移動先: 概要 戻り値 フラグ Python の例

概要

condition( string , [delete=boolean], [dependency=string], [initialize=boolean], [script=string], [state=boolean])

注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。

condition は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

このコマンドは、MEL スクリプトを実行して true/false 値が計算される、新しい名前のついた条件オブジェクトを作成します。この新規の条件は、暗転の調整、他のスクリプトのコントロールなど様々な用途に使用することができます。

戻り値

なし

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

delete, dependency, initialize, script, state
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
dependency(d) string createmultiuse
-dependency フラグは、新しい条件を引き起こす別の条件を指定します。条件のいずれかに変化があった場合、その新たな状態のスクリプトが実行され、それに従ってこの条件の状態が設定されます。無限ループを定義することもできますが、ランタイムに捕捉され、適切に処理されます。
script(s) string create
条件の新規の状態を決定するスクリプトです。
initialize(i) boolean create
条件が作成され次第、そのスクリプトを強制的に実行し、条件を初期化します。このフラグが指定されていない場合、依存性のいずれかが起動されるまで、スクリプトは実行されません。
delete(delete) boolean create
条件を削除します。
state(st) boolean createqueryedit
条件の状態を設定します。このフラグを使えば、手動でトリガする条件を作成できます。たとえば、依存性や新たな状態スクリプトを使わずに条件を作成することができます。この条件は、-st/state フラグに対する応答状態を変更するだけです。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ

Python の例

import maya.cmds as cmds

#    Create a new condition, called "UndoNorRedo", which is true if
#    and only if undo is not available and redo is not available:

def isUndoNorRedo() :
	return not cmds.isTrue('UndoAvailable') and not cmds.isTrue('RedoAvailable')

cmds.condition('UndoNorRedo', initialize=True, d=['UndoAvailable', 'RedoAvailable'], s='isUndoNorRedo')

# Try out the new condition
#
if cmds.isTrue('UndoNorRedo') :
	print 'Neither undo nor redo is available'
else :
	print 'Undo or redo is available'

cmds.condition('UndoNorRedo', delete=True)