transformLimits

移動先: 概要 戻り値 フラグ. Python 例.

概要

transformLimits( [object] , [enableRotationX=[boolean, boolean]], [enableRotationY=[boolean, boolean]], [enableRotationZ=[boolean, boolean]], [enableScaleX=[boolean, boolean]], [enableScaleY=[boolean, boolean]], [enableScaleZ=[boolean, boolean]], [enableTranslationX=[boolean, boolean]], [enableTranslationY=[boolean, boolean]], [enableTranslationZ=[boolean, boolean]], [remove=boolean], [rotationX=[angle, angle]], [rotationY=[angle, angle]], [rotationZ=[angle, angle]], [scaleX=[float, float]], [scaleY=[float, float]], [scaleZ=[float, float]], [translationX=[linear, linear]], [translationY=[linear, linear]], [translationZ=[linear, linear]])

注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。

transformLimits は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

また、前に設定したすべての制限をオフにすることもできます。 最初に作成されたときには、オブジェクトの変換の制限はデフォルトですべてオフになっています。

変換の制限では、オブジェクトを どの程度トランスフォームできるかを制御できます。これはジョイントに対して最も有効ですが、オブジェクトの動きを制限したい場合は どこにでも使うことができます。

デフォルト値:
( -1, 1) は移動、 ( -1, 1) はスケーリング、 (-45,45) は回転です。

戻り値

なし

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

ロング ネーム（ショート ネーム）	引数型	プロパティ
remove(rm)	boolean
すべての制限をオフにし、デフォルト値にリセットします。
translationX(tx)	[linear, linear]
X 軸に沿った移動の上下限を設定します。 照会すると linear linear を返します。
translationY(ty)	[linear, linear]
Y 軸に沿った移動の上下限を設定します。 照会すると linear linear を返します。
translationZ(tz)	[linear, linear]
Z 軸に沿った移動の上下限を設定します。 照会すると linear linear を返します。
enableTranslationX(etx)	[boolean, boolean]
x トランスレーションの上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
enableTranslationY(ety)	[boolean, boolean]
y トランスレーションの上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
enableTranslationZ(etz)	[boolean, boolean]
z トランスレーションの上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
rotationX(rx)	[angle, angle]
x 回転の上下限を設定します。 照会すると angle angle を返します。
rotationY(ry)	[angle, angle]
y 回転の上下限を設定します。 照会すると angle angle を返します。
rotationZ(rz)	[angle, angle]
z 回転の上下限を設定します。 照会すると angle angle を返します。
enableRotationX(erx)	[boolean, boolean]
x 回転の上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
enableRotationY(ery)	[boolean, boolean]
y 回転の上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
enableRotationZ(erz)	[boolean, boolean]
z 回転の上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
scaleX(sx)	[float, float]
x スケールの上下限を設定します。 照会すると float float を返します。
scaleY(sy)	[float, float]
y スケールの上下限を設定します。 照会すると float float を返します。
scaleZ(sz)	[float, float]
z スケールの上下限を設定します。 照会すると float float を返します。
enableScaleX(esx)	[boolean, boolean]
x スケールの上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
enableScaleY(esy)	[boolean, boolean]
y スケールの上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。
enableScaleZ(esz)	[boolean, boolean]
z スケールの上下限を有効化/無効化します。 照会すると boolean boolean を返します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ	: コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ	: タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Create an object, e.g.
cmds.cone()

# 1. To set the limits for the translation of the cone to within
# a unit volume centered at the origin
cmds.transformLimits( tx=(-1, 1), ty=(-1, 1), tz=(-1, 1) )

# 2. To disable the lower limits
cmds.transformLimits( etx=(False, True), ety=(False, True), etz=(False, True ) )