移動先: 概要 戻り値 フラグ. MEL 例.

概要

iconTextButton [-align string] [-annotation string] [-backgroundColor float float float] [-command script] [-commandRepeatable boolean] [-defineTemplate string] [-disabledImage string] [-docTag string] [-doubleClickCommand script] [-dragCallback script] [-dropCallback script] [-enable boolean] [-exists] [-font string] [-handleNodeDropCallback string] [-height int] [-highlightImage string] [-image string] [-image1 string] [-image2 string] [-image3 string] [-imageOverlayLabel string] [-isObscured] [-label string] [-labelEditingCallback string] [-labelOffset int] [-manage boolean] [-marginHeight uint] [-marginWidth uint] [-numberOfPopupMenus] [-parent string] [-popupMenuArray] [-preventOverride boolean] [-selectionImage string] [-sourceType string] [-style string] [-useTemplate string] [-visible boolean] [-width int] [string]

iconTextButton は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

このコントロールは、アイコン イメージを最大 3 つまで、ディスプレイ スタイルを最大 4 つまでサポートします。カレント スタイルが指定されている場合、表示されるアイコン イメージは、 コントロールのカレント サイズに最適なイメージです。

このコマンドは iconTextButton を作成します。このボタンはいろいろなアイコンで表示可能ですが、テキスト ラベルは付けても付けなくても支障ありません。引数を渡した場合、これは iconTextButton に名前を付けるために使用されます。

戻り値

stringiconTextButton の名前。

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

align, annotation, backgroundColor, command, commandRepeatable, defineTemplate, disabledImage, docTag, doubleClickCommand, dragCallback, dropCallback, enable, exists, font, handleNodeDropCallback, height, highlightImage, image, image1, image2, image3, imageOverlayLabel, isObscured, label, labelEditingCallback, labelOffset, manage, marginHeight, marginWidth, numberOfPopupMenus, parent, popupMenuArray, preventOverride, selectionImage, sourceType, style, useTemplate, visible, width
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-exists(-ex) create
指定したオブジェクトが存在するかどうかによって、 true または false を返します。他のフラグは無視されます。
-defineTemplate(-dt) string create
他の任意のフラグと引数を解析し、かつ引数で指定したコマンド テンプレートに 追加するモードに、コマンドのモードを変更します。 templateName がカレントのテンプレートとして設定されていれば、 その後コマンドが実行されるたびに、この引数がデフォルトの引数として使用されます。
-useTemplate(-ut) string create
コマンドに、カレント以外のコマンド テンプレートの使用を強制します。
-parent(-p) string createquery
コントロールの親のレイアウトです。
-enable(-en) boolean createqueryedit
コントロールの有効、無効です。デフォルトでは true に設定されていて、コントロールは有効になっています。false を指定すると コントロールはグレー表示になって無効になります。
-width(-w) int createqueryedit
コントロールの幅を指定します。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-height(-h) int createqueryedit
コントロールの高さです。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-visible(-vis) boolean createqueryedit
コントロールの可視の状態です。デフォルトでは、コントロールは表示されます。コントロールの実際の外見も、その親レイアウトの可視の状態によって 異なることに注意してください。
-isObscured(-io) query
コントロールが実際に表示されるかどうかを返します。 コントロールは、次の場合に隠れた状態になります。 非表示の場合、別のコントロールで(完全に、または部分的に)ブロックされた場合、 コントロールまたは親のレイアウトを制御できない場合、あるいは コントロールのウィンドウが非表示またはアイコン化されている場合。
-manage(-m) boolean createqueryedit
コントロールの状態を管理します。管理されていないコントロールは表示されず、画面の領域も占有しません。デフォルトでは、コントロールは管理できるように作成されます。
-numberOfPopupMenus(-npm) query
このコントロールにアタッチされるポップアップ メニューの数を返します。
-popupMenuArray(-pma) query
このコントロールにアタッチされる全ポップアップ メニューの名前を返します。
-preventOverride(-po) boolean createqueryedit
true の場合、コントロールのコントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされ右マウス ボタン メニューを使用した コントロール アトリビュートのオーバーライドは無効です。
-annotation(-ann) string createqueryedit
コントロールに文字列値で注釈を付けます。
-backgroundColor(-bgc) float float float createedit
コントロールのバックグラウンド カラーです。引数は、赤、緑、青のカラー成分に対応しています。それぞれの成分の値は、0.0~1.0 です(Windows のみのフラグです)。
-docTag(-dtg) string createqueryedit
コントロールにドキュメンテーション フラグを追加します。ドキュメンテーション フラグは、 階層のようなディレクトリ構造になっています。 例: -dt render/multiLister/createNode/material
-dragCallback(-dgc) script createedit
中マウス ボタンを押すと呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc string[] callbackName(string $dragControl, int $x, int $y, int $mods)

proc はドロップ先に転送される文字配列を返します。 規則により、配列の先頭文字列はユーザ設定可能なメッセージ タイプを表しています。アプリケーションで定義されたドラッグ元のコントロールは、このコールバックを無視する可能性があります。$mods で、キー モディファイアである CTL と SHIFT をテストできます。有効な値は、0 == モディファイアなし、1 == SHIFT、2 == CTL、3 == CTL + SHIFT です。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def callbackName( dragControl, x, y, modifiers ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、キー「dragControl」、「x」、「y」、「modifiers」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(x)d %(y)d %(modifiers)d'」)。

-dropCallback(-dpc) script createedit
ドラッグ&ドロップ操作をドロップ位置で解放したときに呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc callbackName(string $dragControl, string $dropControl, string $msgs[], int $x, int $y, int $type)

proc は、ドラッグ元から転送される文字配列を受け取ります。 msgs 配列の先頭文字列はユーザ定義のメッセージ タイプを表します。 アプリケーションで定義されたドロップ先のコントロールでは、このコールバックが無視されることがあります。$type の値は、1 == 移動、2 == コピー、3 == リンクのいずれかです。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def pythonDropTest( dragControl, dropControl, messages, x, y, dragType ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、 キー「dragControl」、「dropControl」、「messages」、「x」、「y」、「type」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(dropControl)s %(messages)r %(x)d %(y)d %(type)d'」)。

-image1(-i1) string createqueryedit
-image2(-i2) string createqueryedit
-image3(-i3) string createqueryedit
このコントロールは、3 つのアイコンをサポートしています。コントロールのカレント サイズに最適なアイコンが表示されます。
-image(-i) string createqueryedit
サイズの異なるイメージがなければ、 このフラグをコントロールのイメージに使用できます。
-disabledImage(-di) string createqueryedit
ボタンが無効になっているときに使用されるイメージです。イメージのサイズは、-i/image フラグで指定したイメージのサイズと 同じである必要があります。 これは Windows 専用のフラグです。
-imageOverlayLabel(-iol) string createqueryedit
イメージの前面に表示される短い文字列(5 文字)のラベルです。
-label(-l) string createqueryedit
コントロールに表示されるテキストです。
-style(-st) string createqueryedit
コントロールの描画スタイルです。有効なスタイルは、「iconOnly」、「textOnly」、「iconAndTextHorizontal」、「iconAndTextVertical」、と「iconAndTextCentered」です。注: 「iconAndTextCentered」は、Windows 上でのみ使用可能です。
-align(-al) string createqueryedit
ラベル アラインメントです。アラインメントの値は、「left」、「right」、「center」です。デフォルトでは、ラベルは「center」にアラインされます。 現在は、-st/style が「iconAndTextCentered」に設定されている場合にのみ使用可能です。
-labelOffset(-lo) int createqueryedit
ラベル オフセットです。デフォルトは 0 です。 現在は、-st/style が「iconAndTextCentered」に設定されている場合にのみ使用可能です。
-marginWidth(-mw) uint createqueryedit
コントロール コンテンツの両側にあるピクセル数。 デフォルト値は 1 ピクセルです。
-marginHeight(-mh) uint createqueryedit
コントロール コンテンツの上下にあるピクセル数。 デフォルト値は 1 ピクセルです。
-font(-fn) string createqueryedit
テキストのフォントです。有効な値は、「boldLabelFont」、「smallBoldLabelFont」、「tinyBoldLabelFont」、「plainLabelFont」、「smallPlainLabelFont」、「obliqueLabelFont」、「smallObliqueLabelFont」、「fixedWidthFont」、「smallFixedWidthFont」です。
-command(-c) script createqueryedit
コントロールを押したときに実行されるコマンドです。
-sourceType(-stp) string createedit
コマンド スクリプトの言語タイプを強制的に設定します。必ず、-command フラグとともに使用してください。現在サポートされている値は「mel」(デフォルトで有効)と「python」です。
-doubleClickCommand(-dcc) script createqueryedit
コントロールをダブル クリックしたときに実行されるコマンドです。
-selectionImage(-si) string createqueryedit
コントロールを選択したときに表示されるイメージ。イメージのサイズは、-i/image フラグで指定したイメージのサイズと 同じである必要があります。これは Windows 専用のフラグです。
-highlightImage(-hi) string createqueryedit
カーソルがコントロールの上にあるときに、 ハイライトされるイメージ。イメージのサイズは、-i/image フラグで指定したイメージのサイズと 同じである必要があります。これは Windows 専用のフラグです。
-handleNodeDropCallback(-hnd) string createedit
ノードがコントロール上にドロップされるときに、MEL スクリプト コールバックを指定します。 ドロップされているノードの名前がコールバックの最後に追加され、 MEL コマンドが実行されるよう書式設定します。
-labelEditingCallback(-lec) string createedit
ユーザがコントロールのラベルをダブル クリックした後に MEL スクリプト コールバックを指定し、新しいラベルを適用します。 新しいラベルはコールバックの最後に追加され、 MEL コマンドが実行されるよう書式設定します。
-commandRepeatable(-rpt) boolean createqueryedit
コマンド フラグで指定した MEL コマンドを繰り返し可能にするかどうかを設定します。デフォルトでは、最後に実行したコマンドを繰り返すためのショートカットは "g" キーです。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

string $window = `window`;
columnLayout -adjustableColumn true;
iconTextButton -style "textOnly"
    -image1 "sphere.xpm" -label "sphere";
iconTextButton -style "iconOnly"
    -image1 "spotlight.xpm" -label "spotlight";
iconTextButton -style "iconAndTextHorizontal"
    -image1 "cone.xpm" -label "cone";
iconTextButton -style "iconAndTextVertical"
    -image1 "cube.xpm" -label "cube";
showWindow $window;