移動先: 概要 戻り値 関連項目 フラグ Python の例
pasteKey(
[objects]
, [animation=string], [attribute=string], [clipboard=string], [connect=boolean], [copies=uint], [float=floatrange], [floatOffset=float], [includeUpperBound=boolean], [index=uint], [option=string], [time=timerange], [timeOffset=time], [valueOffset=float])
注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。
pasteKey は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。
クリップボードから別のオブジェクトかカーブにカーブ セグメント階層をペーストします。コピーかカットを行ったカーブ セグメントのオブジェクト階層が、ペースト先のオブジェクト階層と一致しない場合、pasteKey は階層内で一致する部分をペーストします。1 つのオブジェクトのアニメーションがクリップボード上にある場合は、それぞれの対象オブジェクトにペーストされます。
複数のオブジェクトのアニメーションがクリップボード上にある場合は、どのアニメーションがどのオブジェクトにペーストされるかがセレクション リストの順序で決まります。
次のような操作が有効です。
- 1 つのアトリビュート対 1 つ以上のアトリビュート(クリップボードのアニメーションがすべての対象アトリビュートにペーストされる)
- 1 つのアトリビュート対 1 つ以上のオブジェクト(アトリビュート名が一致する場合に、クリップボードのアニメーションが対象オブジェクトにペーストされる)
多数のアトリビュート対- 1 つまたは複数のオブジェクト
- アトリビュート名が一致した場合、クリップボードのアニメーションがターゲットに貼り付けられます。
TbaseKeySetCmd.h
指定したオブジェクトのアトリビュートにクリップボードのキーセットがペーストされる方法は、指定した「-option」によって決まります。以下のオプションについては、それぞれ例を用いて説明します。すべての説明では、クリップボードのキーセットに 20 フレームのアニメーションを含むカーブ セグメントが存在すると仮定します(カーブ セグメントをクリップボードに保存するには、cutKey コマンドか copyKey コマンドを使用します)。ペースト先のアニメーション カーブは、対象カーブと呼びます。
- pasteKey -time 5 -option insert
1. ターゲット カーブのタイム 5 以降に存在するすべてのキーフレームを右方向へ 20 フレームシフトします(20 フレームのクリップボードのセグメント用に空きを作る)。
2. 20 フレームのクリップボードのセグメントがタイム 5 からペーストされます。
- pasteKey -time "5:25" -option replace
1. 5~25 のターゲット カーブのキーが削除されます。
2. 20 フレームのクリップボードのカーブがタイム 5 からペーストされます。
- pasteKey -option replaceCompletely
1. 対象カーブのすべてのキーが削除されます。
2. クリップボードのカーブのオリジナル キーフレーム時間を保ちながら、20 フレームのクリップボードのカーブがペーストされます。
- pasteKey -time 5 -option merge
1. クリップボードのカーブ セグメントは全体で 20 あるフレーム レンジのタイム 5 から始まりフレーム 25 までペーストされます。
2. ターゲット カーブのキーフレームは、クリップボード カーブのキーフレームと同じタイムの場合、書き換えられます。
それ以外の場合、ペースト前に 5:25 の範囲に存在したキーはすべてそのまま残ります。
- pasteKey -time "3:10" -option scaleInsert
1. ターゲット カーブのタイム 3 以降に存在するすべてのキーフレームを右方向へ 7 フレームシフトします(ペーストのために範囲 3:10 がクリアされます)
2. クリップボードのカーブ セグメントが、指定したタイム レンジに適合するようにスケールされ(クリップボードの 20 フレームが 7 フレームに合うようにスケールされ)、3 から 10 までにペーストされます。
- pasteKey -time "3:10" -option scaleReplace
1. 3 から 10 の範囲で、対象カーブの既存キーフレームが削除されます。
2. クリップボードのカーブ セグメントが、指定したタイム レンジに適合するようにスケールされ(クリップボードの 20 フレームが 7 フレームに合うようにスケールされ)、3 から 10 までにペーストされます。
- pasteKey -time "3:10" -option scaleMerge
1. クリップボードのカーブ セグメントが、指定した時間に適合するようにスケールされます(クリップボードの 20 フレームが、7 フレームに合うようにスケールされます)。
2. クリップボードのカーブのキーと同時にターゲット カーブにキーが存在する場合は、上書きされます。
その他の場合、3 から 10 の範囲に存在する対象カーブのキーフレームは、ペースト前の状態のままです。
- pasteKey -time "3:10" -option fitInsert
1. ターゲット カーブのタイム 3 以降に存在するすべてのキーフレームを右方向へ 7 フレーム シフトします(ペーストのために範囲 3:10 がクリアされます)
2. クリップボードのカーブ セグメントの最初の 7 フレームが、3 から 10 の範囲にペーストされます。
- pasteKey -time "3:10" -option fitReplace
1. 3 から 10 の範囲で、対象カーブの既存フレームが削除されます。
2. クリップボードのカーブ セグメントの最初の 7 フレームが、3 から 10 の範囲にペーストされます。
- pasteKey -time "3:10" -option fitMerge
1. クリップボードのカーブ セグメントの最初の 7 フレームが、3 から 10 の範囲にペーストされます。
2. クリップボードのカーブのキーと同時にターゲット カーブにキーが存在する場合は、上書きされます。
その他の場合、3 から 10 の範囲に存在する対象カーブのキーフレームは、ペースト前の状態のままです。
戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。
copyKey, cutKey, findKeyframe, keyTangent, keyframe, keyframeOutliner, keyframeStats, scaleKey, setInfinity, snapKey
animation, attribute, clipboard, connect, copies, float, floatOffset, includeUpperBound, index, option, time, timeOffset, valueOffset
: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ
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: コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
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: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ
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: タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ
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import maya.cmds as cmds
# Paste keyframes onto nurbsSphere1's translateX attribute at time 10
#
cmds.pasteKey( 'nurbsSphere1', time=(10,10), attribute='translateX' )
# Paste to all active objects, preserving the timing from the clipboard.
#
cmds.pasteKey()