移動先: 概要 戻り値 関連項目 フラグ Python の例

概要

file( string , [anyModified=boolean], [buildLoadSettings=boolean], [channels=boolean], [cleanReference=string], [command=string], [constraints=boolean], [constructionHistory=boolean], [copyNumberList=boolean], [defaultExtensions=boolean], [defaultNamespace=boolean], [deferReference=boolean], [editCommand=string], [errorStatus=boolean], [executeScriptNodes=boolean], [exists=boolean], [expandName=boolean], [exportAll=boolean], [exportAnim=boolean], [exportAnimFromReference=boolean], [exportAsReference=boolean], [exportSelected=boolean], [exportSelectedAnim=boolean], [exportSelectedAnimFromReference=boolean], [expressions=boolean], [flushReference=string], [force=boolean], [groupLocator=boolean], [groupName=string], [groupReference=boolean], [i=boolean], [ignoreVersion=boolean], [importReference=boolean], [lastFileOption=boolean], [lastTempFile=boolean], [list=boolean], [loadAllDeferred=boolean], [loadAllReferences=boolean], [loadNoReferences=boolean], [loadReference=string], [loadReferenceDepth=string], [loadSettings=string], [location=boolean], [lockContainerUnpublished=boolean], [lockFile=boolean], [lockReference=boolean], [modified=boolean], [namespace=string], [newFile=boolean], [open=boolean], [options=string], [parentNamespace=boolean], [postSaveScript=string], [preSaveScript=string], [preserveReferences=boolean], [prompt=boolean], [reference=boolean], [referenceDepthInfo=uint], [referenceNode=string], [removeReference=boolean], [rename=string], [renameAll=boolean], [renameToSave=boolean], [renamingPrefix=string], [renamingPrefixList=boolean], [returnNewNodes=boolean], [save=boolean], [saveDiskCache=string], [saveReference=boolean], [saveTextures=string], [sceneName=boolean], [selectAll=boolean], [shader=boolean], [sharedNodes=string], [sharedReferenceFile=boolean], [shortName=boolean], [strict=boolean], [swapNamespace=[string, string]], [type=string], [uiConfiguration=boolean], [unloadReference=string], [unresolvedName=boolean], [usingNamespaces=boolean], [withoutCopyNumber=boolean], [writable=boolean])

注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。

file は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

ファイルのオープン、インポート、エクスポート、参照、保存、名前の変更を行う

このコマンドには、実行するアクションを指定するメイン フラグが 1 つ必要です。 一部のメイン フラグには、そのアクションを修正するオプションの 2 次フラグが続くものもあります。

メインフラグを以下に示します。
cr ea ean ear eas er esa es
esn ex fr i ir l lr
loc ltf mf new o op ot pmt
r rdi rn rr rts s sa sdx
st stx typ uc ur w

-o/-open は、次の 2 次フラグで修飾できます。
f lad lad lnr rnn

-es/-exportSelected は、次の 2 次フラグで修飾できます。
ch chn con exp sh

-r/-reference は、次の 2 次フラグで修飾できます。
dns dr gr gl gn ns rfn rpr sns srf shd rnn

-i/-import は、次の 2 次フラグで修飾できます。
dns dr gr gn pr ra rdn rnn rpr sns

-n/-new と -s/-save は、次の 2 次フラグで修飾できます。
f

-er/exportAsReference は、次の 2 次フラグで修飾できます。
ns rpr

-ea/-exportAll と -es/-exportSelected は、次の 2 次フラグで修飾できます。
f pr

-ean/-exportAnim, -eas/-exportSelectedAnim は、次の 2 次フラグで修飾できます。
f

ear/-exportAnimFromReference、-esa/-exportSelectedAnimFromReference は、次の 2 次フラグで修飾できます。
f rfn

ファイルに関する情報を照会する

このコマンドは、照会する照会を指定する主要な照会フラグ 1 つと、その照会を修正するオプションの 2 次フラグを必要とします。

主要な照会フラグを以下に示します。
amf ch chn con dr err ex exn
exp l loc ltf mf ns op ot
pmt pns r rfn rpl rpr rts sdc
sh sn stx typ uc w

-dr/-deferReference は、次の 2 次フラグで修飾できます。
rfn

-exn/-expandName、-l/-list、-r/reference、-sn/sceneName は、次の 2 次フラグで修飾できます。
un shn wcn

ファイル名を照会する

ファイル名を照会する際、結果をフォーマットする方法がいくつかあります。

解決された名前と未解決の名前:
ファイルを開いたり参照したりして Maya にロードするときに、ファイル パスが完全ではない場合があります。たとえば、相対パス(「scenes/myScene.ma」など)であったり、環境変数(「$PRODUCTION_DIR/myScene.ma」など)を含んでいたり、単にローカル ディスク上に存在しないパスである場合などがあります。このような場合はそれぞれ、Maya ではいくつかの手順を経てパスを解決し、ディスク上でファイルを探します。 デフォルトで「file」コマンドは、解決されたファイル名(Maya が実際にファイルを読み込んでいる場所など)を返しますが、-un/-unresolved フラグを使用した場合は、未解決のファイル(元々指定されていたファイルなど)を返します。

フル ネームとショート ネーム:
デフォルトで「file」コマンドはファイルへのフル パスを返しますが、-shn/-shortName フラグを使用した場合は、ファイル名だけが返されます。

コピー番号付きとコピー番号なし:
同じファイルを 2 回以上ロードする(同じファイルを 2 回参照するなど)ときに、Maya はファイル名の最後にコピー番号をアペンドしてコピー ファイルを区別します。初めてファイルを読み込んだきには、コピー番号はアペンドされません。ファイルを 2 回目に読み込んだきに「{1}」がアペンドされ、3 回目は「{2}」というふうに続きます。デフォルトで「file」コマンドは、コピー番号をアペンドしたファイル名を返しますが、-wcn/-withoutCopyNumber フラグを使用した場合は、コピー番号なしでファイル名を返します。

戻り値

string大部分のアクションでは、指定したファイルの名前です。

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

関連項目

filetest, getFileList, namespace, namespaceInfo, referenceEdit, referenceQuery, workspace

フラグ

anyModified, buildLoadSettings, channels, cleanReference, command, constraints, constructionHistory, copyNumberList, defaultExtensions, defaultNamespace, deferReference, editCommand, errorStatus, executeScriptNodes, exists, expandName, exportAll, exportAnim, exportAnimFromReference, exportAsReference, exportSelected, exportSelectedAnim, exportSelectedAnimFromReference, expressions, flushReference, force, groupLocator, groupName, groupReference, i, ignoreVersion, importReference, lastFileOption, lastTempFile, list, loadAllDeferred, loadAllReferences, loadNoReferences, loadReference, loadReferenceDepth, loadSettings, location, lockContainerUnpublished, lockFile, lockReference, modified, namespace, newFile, open, options, parentNamespace, postSaveScript, preSaveScript, preserveReferences, prompt, reference, referenceDepthInfo, referenceNode, removeReference, rename, renameAll, renameToSave, renamingPrefix, renamingPrefixList, returnNewNodes, save, saveDiskCache, saveReference, saveTextures, sceneName, selectAll, shader, sharedNodes, sharedReferenceFile, shortName, strict, swapNamespace, type, uiConfiguration, unloadReference, unresolvedName, usingNamespaces, withoutCopyNumber, writable
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
anyModified(amf) boolean query
これは照会専用フラグです。メモリ常駐ファイルのいずれかで保存を実行する必要がある場合は、1 が返されます。
buildLoadSettings(bls) boolean create
「o/open」フラグと一緒に使用すると、指定したファイルが階層情報を参照するためにだけ読み込まれるよう指定します。 この情報は、「mplicitLoadSettings」という名前で一時的なロード設定に格納されます。このフラグを使用すると、指定したシーン ファイルがロードされません。つまり、オブジェクトやノードが作成されたり変更されたりすることはありません。 注: ほとんどの場合、このフラグまたはこのフラグから作成される「implicitLoadSettings」を使用する必要はありません。ファイル > シーンを開く(File > Open)で表示される開くオプション ウィンドウで「選択的プリロード(Selective Load)」オプションを設定すれば、同じ機能にアクセスできます。
command(c) string create
ファイル操作の前に実行するコールバックを指定します。 これはファイル フォーマットでのみ使用される内部フラグです。
constructionHistory(ch) boolean createquery
exportSelected と併用し、アタッチされたコンストラクション ヒストリをエクスポートに含めるかどうかを指定します。
channels(chn) boolean createquery
exportSelected と併用し、アタッチされたチャンネルをエクスポートに含めるかどうかを指定します。
copyNumberList(cnl) boolean query
照会すると、このフラグは、ファイルが使用される各インスタンスを固有に識別する番号を含む文字配列を返します。
constraints(con) boolean createquery
exportSelected と併用し、アタッチされたコンストレインをエクスポートに含めるかどうかを指定します。
cleanReference(cr) string create
渡されるリファレンス ノードから編集箇所を削除します。 リファレンスはアンロードされた状態にしてください。特定タイプの編集箇所を削除するには、editCommand フラグを使用します。フラグを指定しない場合は、すべての編集箇所が削除されます。
editCommand(ec) string create
cleanReference と併用します。指定したタイプの編集箇所だけを削除します。 サポートされている編集は、setAttr、addAttr、deleteAttr、connectAttr、disconnectAttr と parent です。
defaultExtensions(de) boolean createquery
デフォルトの拡張子を使って、ファイルの名前を変更します。
defaultNamespace(dns) boolean create
デフォルトのネームスペースを使用して、インポートと参照を行います。これは詳細設定オプションです。設定してからインポートまたは参照を行うと、Maya はネーム クラッシュの解決アルゴリズムを呼び出さずに、インポートまたは参照されたファイルのすべてのノードをルート(デフォルト)のネームスペースに直接配置しようとします。ルート ネームスペースに新規オブジェクトのいずれかの名前が存在する場合、エラーが発生します。 このフラグを使用する場合、ネーム クラッシュなどのエラーを避けるため、Maya 以外でネーム クラッシュ アルゴリズムの手段を作成します。: このフラグで想定されているのは、API によって記述されたカスタム ファイル トランスレータとの併用だけです。ユーザの責任で使用してください。
errorStatus(err) boolean query
最後のファイル読み込みのエラー ステータスを照会します。最後のファイル読み込み中にエラーが発生した場合に true を返します。
deferReference(dr) boolean createquery
-reference フラグと組み合わせて使用すると、このフラグによって、リファレンスをロードするか、またはロードを保留するかどうかが決まります。
C: デフォルトは false です。
Q: 照会すると、リファレンスを保留する場合は true 、保留しない場合は false を返します。-rfn/referenceNode と一緒に使用する場合は、-rfn フラグを -q フラグよりも前に置く必要があります。
exportAll(ea) boolean create
すべての項目を単一のファイルにエクスポートします。 エクスポートされたファイルの名前を返します。
exportAnim(ean) boolean create
シーン内のすべてのオブジェクトのすべてのアニメーション ノードとアニメーション ヘルパ ノードをエクスポートします。 生成されたアニメーションのエクスポート ファイルには、アニメーション ファイルには含まれていないオブジェクトへのコネクションが含まれています。このため、このファイルをインポートまたは参照するには、同じ名前のオブジェクトが表示されるように指定する必要があります。そうしないと、エラーが発生します。 -sns/swapNamespace フラグは、指定したオブジェクトのネームスペースを別のネームスペースと入れ替えるために使用できます。このネームスペースは、一貫した命名規則を使用してアニメーション ファイルの対象を複数にするために利用できます。
exportSelectedAnim(eas) boolean create
シーン内の選択したオブジェクトからすべてのアニメーション ノードとアニメーション ヘルパ ノードをエクスポートします。アニメーション ファイル使用の詳細については、-ean/exportAnim フラグの説明を参照してください。
exportAnimFromReference(ear) boolean create
すべてのリファレンス オブジェクトからメイン シーンのアニメーション ノードとアニメーション ヘルパ ノードをエクスポートします。-rfn/referenceNode フラグと組み合わせて使用すると、指定したリファレンス ファイルからアニメーション ノードだけをエクスポートするように制限できます。アニメーション ファイル使用の詳細については、-ean/exportAnim フラグの説明を参照してください。
exportAsReference(er) boolean create
選択したオブジェクトに特定の名前を付けてリファレンス ファイルにエクスポートします。ファイルはプロセス中にディスクに保存されます。 作成されたリファレンスの名前を返します。
exportSelected(es) boolean create
選択したオブジェクトを指定したファイルにエクスポートします。 エクスポートされたファイルの名前を返します。
exportSelectedAnimFromReference(esa) boolean create
選択したリファレンス オブジェクトからメイン シーンのアニメーション ノードとアニメーション ヘルパ ノードをエクスポートします。-rfn/referenceNode フラグと組み合わせて使用すると、指定したリファレンス ファイルの選択したノードから、アニメーション ノードだけをエクスポートするように制限できます。アニメーション ファイル使用の詳細については、-ean/exportAnim フラグの説明を参照してください。
executeScriptNodes(esn) boolean create
true の場合、適切なスクリプト ノードで実行できます。false の場合、スクリプト ノードのスクリプトでは実行できません。
詳細については、script ノードのマニュアルを参照してください。
デフォルト: true。
exists(ex) boolean query
ファイルが存在するかどうかを照会します。ファイルが存在する場合、true を返します。
expandName(exn) boolean query
これは、ファイルのファイル パス名を照会するために利用できる照会専用フラグです。
expressions(exp) boolean createquery
exportSelected と併用し、アタッチされたエクスプレッションをエクスポートに含めるかどうかを指定します。
force(f) boolean create
アクションを強制的に実行させます (新規作成、オープン、保存)。
flushReference(fr) string create
このフラグは、渡されたリファレンス ノードに関連するリファレンス ファイルをアンロードし、関連するすべてのリファレンス ノードとシーン ファイルを維持します。**このオプションは、ネームスペースを使用しているときのみ有効です。** 詳細: このフラグは、主にカスタム アセット管理システムの一部として使用するように想定されています。このフラグは、子リファレンスを含むリファレンスのロードを、子リファレンスに関する情報を消失することなく保留するために使用できます。子リファレンスを含むフラッシュ済みリファレンスをリロードする前には、子の Maya ASCII ファイルから「createNode reference」の行を手動で削除してください。この処理を行わないと、余分なリファレンス ノードが作成されます。
groupLocator(gl) boolean create
-r フラグと -gr フラグと一緒にしか使用しません。 groupReference の出力をロケータの下にグループ化するために使用します。
groupName(gn) string create
-gr フラグと一緒にしか使用しません。 オプションとして、インポートまたは参照した項目をグループ化するトランスフォームの名前を設定するために使用します。
groupReference(gr) boolean create
-r または -i フラグと一緒にしか使用しません。 単一のトランスフォームでインポートまたは参照されたすべての項目をグループ化するために使用されます。
ignoreVersion(iv) boolean create
正式にサポートされているバージョンより前または後のバージョンのファイルを開くために使用します。 データの損失、破損、またはオープン失敗などの可能性はありますが、できる限り正常に読み込もうとします。-o フラグと併用する必要があります。
lockReference(lck) boolean create
リファレンス ファイルのアトリビュートとノードをロックします。
lockFile(lf) boolean create
メインのシーンをロックまたはロック解除します。このシーンを参照するすべてのファイルは、すべてのアトリビュートとノードを自動的にロックします。また、編集済みのリファレンスが親ファイルから保存されないようにします。
lockContainerUnpublished(lcu) boolean create
このファイルにあるすべてのコンテナに対して未パブリッシュのロック状態を設定します。これでメイン シーンのアトリビュートが直接ロックされることはありませんが、このシーンを参照する任意のファイルによって、コンテナのすべてが未パブリッシュのロック済みとなります。
i(i) boolean create
指定したファイルをインポートします。 インポートされたファイルの名前を返します。
importReference(ir) boolean create
指定したファイル内でデータの周りのリファレンスのカプセル化を削除します。これにより指定したファイルの内容がカレント シーンの一部となり、オリジナル ファイルのすべてのリファレンスが失われます。 インポートされたリファレンスの名前が返されます。
list(l) boolean query
すべてのファイルをリスト表示します。 すべてのセグメント/リファレンス ファイルの名前を文字配列で返し、複製は削除します。つまり、ファイルが複数回参照され、-withoutCopyNumber フラグを設定している場合は、シーン内で 1 度リスト表示されます。
loadReferenceDepth(lrd) string create
ロードするリファレンスを指定するために使用します。有効なタイプは「all」、「none」、「topOnly」で、それぞれ、すべてのリファレンスのロード、リファレンスをロードしない、最上位のリファレンスのみロードを指定します。-open、-import、-reference、-loadReference フラグと併用する必要があります。「none」 を -loadReference と一緒に使用すると、パス認証のみが実行されます。これを使用すると、リロードをトリガせずにリファレンスを置き換えることができます。
loadAllDeferred(lad) boolean create
このフラグはサポートしていません。loadReferenceDepth フラグに置き換えられました。-open フラグと併用して、ファイルで読み込み中に -deferReference フラグが機能するかどうかを定義します。true が渡されると、すべてのリファレンスがロードされます。false が渡されると、-deferReference フラグが機能します。
loadAllReferences(lar) boolean create
このフラグはサポートしていません。loadReferenceDepth フラグに置き換えられました。-open フラグと一緒に使用すると、すべてのリファレンスがロードされます。
loadNoReferences(lnr) boolean create
このフラグはサポートしていません。loadReferenceDepth フラグに置き換えられました。-open フラグと一緒に使用すると、リファレンスがロードされません。-import、-reference、-loadReference フラグと一緒に使用すると、最上位のリファレンスのみがロードされます。
location(loc) boolean query
特定のファイル名の場所を照会します。
loadReference(lr) string createquery
このフラグは、ファイルをロードして渡されたリファレンス ノードにコネクトします。リファレンス ノードが存在しない場合、このコマンドは失敗します。ファイルがすでにロードされている場合、同じファイルがリロードされます。
ファイルが指定されない場合、このコマンドは最後に使用されたリファレンス ファイルをロード(リロード)します。
loadSettings(ls) string create
「o/open」フラグと一緒に使用すると、このフラグはどのリファレンス ロード設定を使用するかを指定します。リファレンス ロード設定では、どのリファレンスをロードしてどのリファレンスをアンロードするかを指定します。アンロードされるリファレンス ファイルは、通常、Maya で読み込んだり解釈したりする必要はありません。これによって、Maya がシーン全体のロードに要する時間を短縮できる可能性があります。 「ls/loadSettings」フラグが指定されなかったか、または、フラグ引数として空の文字列(「」)を使用した場合は、デフォルトのロード設定が使用されます。デフォルトのロード設定は、ファイルが最後に保存されたときのすべてのリファレンスの状態を示します。ロード設定「implicitLoadSettings」は、「bls/buildLoadSettings」フラグで生成されて「loadSettings」コマンドを使って編集された一時的なロード設定を参照します。 現在は、デフォルトで暗黙のロード設定がサポートされています。
lastTempFile(ltf) boolean query
照会されると、このフラグはファイルの保存中に使用された一時的なファイル名を返します。保存に失敗すると、一時的なファイルは同じディレクトリにこのファイル名で残されます。
modified(mf) boolean query
ファイルの変更状態を設定します。変更されたファイルは、新しいファイルを開閉する前に、保存しておく必要があります。オブジェクトの作成または変更時にファイルの状態が自動的に更新されるときは、通常、このフラグを編集する必要はありません。 ファイルが変更されている場合、1 が返されます。それ以外は 0 が返されます。
newFile(new) boolean create
シーンを初期化します。 無題のシーンがデフォルト位置で返されます。
namespace(ns) string edit
インポートと参照中に、すべてのオブジェクトをグループ化するために使用されるネームスペース名です。 指定したリファレンス ファイルのすべてのオブジェクトをグループ化するために使用されるネームスペースを変更します。リファレンスは「Using Namespaces」オプションで作成し、ロードしておく必要があります。既存のネームスペースに含まれる参照されないノードも新しいネームスペースに移動されます。このコマンドでは新しいネームスペースが作成されます。既に存在するネームスペースを使用することはできません。古いネームスペースは削除されます。
open(o) boolean create
指定したファイルを開きます。 開いたファイルの名前を返します。
options(op) string createquery
現在設定されているファイル オプションを設定/照会します。
lastFileOption(lfo) boolean query
照会の場合、ファイル コマンドが最後に使用したオプション文字列を返します。
prompt(pmt) boolean createquery
このフラグはダイアログを要求するファイルの表示をコントロールします。 ダイアログを要求するファイルの例としては、ユーザによる確認や見つからないファイルの参照ダイアログを要求するエラー メッセージが挙げられます。一度このフラグが使用されると、ファイル コマンドのすべてのインスタンスはこのフラグで最後に設定された値を使用します。 一部のインタラクティブなファイル操作では、フラグが false に設定されていてもダイアログを表示するものがありますが、作成されたファイル コマンドの場合、このフラグが false に設定されていればダイアログを表示することはありません。デフォルト値は true です。
parentNamespace(pns) boolean query
リファレンス ファイルの親ネームスペースの名前を返します。
preserveReferences(pr) boolean create
import フラグまたは export フラグと一緒に使用すると、このフラグはインポータまたはエクスポータに、リファレンスをコピーではなくリファレンスとしてインポートまたはエクスポートするように通知します。
preSaveScript(prs) string create
save フラグと一緒に使用すると、ファイルを保存する前に、指定したスクリプトが実行されます。
postSaveScript(pos) string create
save フラグと一緒に使用すると、ファイルを保存した後に、指定したスクリプトが実行されます。
reference(r) boolean query
指定したファイルにリファレンスを作成します。ファイル リファレンスの名前を返します。
指定したファイルからすべてのファイル リファレンスを照会します。
renameAll(ra) boolean create
-import でのみ利用可能です。true の場合、既存のノードとクラッシュする名前のノードだけでなく、新たに作成されたすべてのノードの名前を変更します。 -import でのみ利用可能です。
referenceDepthInfo(rdi) uint create
このフラグを使用して Maya ASCII ファイル(.ma)とコネクトされているプリファレンスをロードするリファレンスを格納します。このフラグは、ファイルの読み取り/書き出し中のみに使用されます。必要なければ、使用しなくても構いません。
referenceNode(rfn) string query
照会すると、このフラグはファイルに関連するリファレンス ノードの名前を返します。ファイルがリファレンスでないか、リファレンス ノードが含まれていない場合、空の文字列が返されます。

このフラグは照会モードでは値を受け入れます。

rename(rn) string create
シーンの名前を変更します。 ほとんどの場合、保存中に saveAs の名前を設定するときに使用されます。 シーンの新しい名前を返します。
returnNewNodes(rnn) boolean create
開く、インポート、loadReference、とリファレンス操作の戻り値を制御するために使用します。カレント シーンに追加された新規ノードのリストを返す file コマンドを強制的に発行させます。
renamingPrefixList(rpl) boolean query
このフラグはファイルが使用するすべての名前変更プリフィックスのリストを返します。
renamingPrefix(rpr) string createquery
このファイルのすべてのオブジェクトのプリフィックスとして使用される文字列です。 このフラグは -ns/namepace で置き換えられています。
removeReference(rr) boolean create
指定したファイル リファレンスを親から削除します。これにより、このファイルが参照するすべての項目も削除されます。 削除されたファイルの名前を返します。
renameToSave(rts) boolean createquery
true の場合、シーンを保存する前に、この名前を変更する必要があります。照会すると、このフラグは、シーンを保存する前に名前を変更する必要がある場合に、true を返します。
デフォルトは false です。
save(s) boolean create
指定したファイルを保存します。 保存されたファイルの名前を返します。
saveReference(sr) boolean create
リファレンス ノードの編集箇所とリファレンス ファイルへのコネクションを保存します。 新たに追加されたヒストリやアニメーションが保存中のリファレンスの外部のオブジェクトに適用されていない場合は、これらも保存対象となります。
selectAll(sa) boolean create
このファイルと子ファイルのすべてのコンポーネントを選択します。指定するファイルは、この Maya セッションですでに開かれているファイルでなければならない点に注意してください。
saveDiskCache(sdc) string createquery
このフラグはジグル ディスク キャッシュの saveAs オプションを設定します。 有効な入力値は次の 2 つです。「always」- 常にファイル テクスチャを新しい位置にコピーする。「never」- まったくコピーしない。
C: デフォルトは「always」です。
Q: 照会すると、文字列(「always」、「never」)を返します。
shader(sh) boolean createquery
exportSelected と併用し、アタッチされたシェーダをエクスポートに含めるかどうかを指定します。
sharedNodes(shd) string createmultiuse
このフラグは「-r/-reference」フラグを変更して、リファレンス内の特定タイプのノードを共有ノードとして扱うようにします。共有ノードはすべてデフォルトのネームスペースに配置されます。コピーがすでにデフォルトのネームスペースにある場合は、共有ノードのコピーは新しく作成されません。代わって共有ノードと既存のノードがマージされます。2 つのノードをマージする場合の動作は、ノード タイプによって異なります。一般的には、アトリビュート値はマージされない、つまり、既存の共有ノードの値セットが保持され、マージされるノードの値は無視されます。 有効なオプションは、「displayLayers」、「shadingNetworks」、「renderLayersByName」、「renderLayersById」です。このフラグは多目的に使用できます。つまり複数回指定して、たとえばディスプレイ レイヤとシェーディング ネットワークの両方を共有することができます。2 つのシェーディング ネットワークは、同一の場合のみマージされます。 つまり、1 つのシェーディング グループに属するノードのネットワークを、名前とタイプが同じ等価のノードと同じように配置する必要があります。また、ネットワークがアニメートされていたり、DAG オブジェクトまたはエクスプレッションが含まれる場合は、マージできません。 このフラグは -srf/sharedReferenceFile と組み合わせて使用することはできません。
shortName(shn) boolean query
メインの照会フラグと一緒に使用すると、返されるファイル名がショート ネーム(ディレクトリ パスを除いてファイル名だけにした名前)になるように指定します。このフラグが存在しない場合、フル ネームとディレクトリ パスを返します。
sceneName(sn) boolean query
カレント シーンの名前を返します。
swapNamespace(sns) [string, string] createmultiuse
-r/reference フラグまたは -i/import フラグと組み合わせる場合にしか使用できません。このフラグは、指定したネームスペースをすべて、代替として指定したネームスペースに置き換えます。このネームスペースの「入れ替え」は、ファイルが参照されたときに発生します。このフラグは 2 つの文字列引数を取ります。最初の引数は置き換えるネームスペースを指定します。2 番目の引数は、代替ネームスペースを指定します。このフラグは暗黙的にネームスペースの使用を可能にし、deferReference と一緒に使用することはできません。
sharedReferenceFile(srf) boolean create
-r/reference フラグと -ns/namespace フラグとの組み合わせでのみ使用できます(プリフィックスはサポートしません)。このフラグは「-r/-reference」フラグを修正して、そのリファレンス内のすべてのノードが共有ノードとして扱われるようにします。すでにコピーが存在する場合は、そのノードの新しいコピーは作成されません。その代わりに、共有ノードは既存のノードにマージされます。2 つのノードをマージする場合の動作は、ノード タイプによって異なります。 このフラグは -shd/sharedNodes とは併用できません。
strict(str) boolean create
厳密なファイル パスの解決を設定します。true にすると、相対パスと絶対パスの両方とも、すべてのパスを正確に一致させます。相対パスは、プロジェクトのルート ディレクトリからの相対位置とみなされます。-open、-import、-importReference、-reference と一緒に使用する必要があります。
saveTextures(stx) string createquery
このフラグは、3D ペイント ファイル テクスチャの saveAs オプションを設定します。 有効な入力値は次の 3 つです。「always」- 常にファイル テクスチャを新しい位置にコピーします。「unlessRef」- リファレンス ファイル テクスチャでない場合にのみコピーします。「never」- まったくコピーしません。
C: デフォルトは「unlessRef」です。
Q: 照会すると、文字列(「always」、「unlessRef」、「never」)を返します。
type(typ) string query
このファイルのタイプを設定します。デフォルトでは、以下のいずれかになります。 「mayaAscii」、「mayaBinary」、「mel」、「OBJ」、「directory」、「plug-in」、「audio」、「move」、「EPS」、「Adobe(R) Illustrator(R)」、「image」のプラグインは、独自のタイプも定義することがあります。
このファイルと一致するファイル タイプの文字配列を返します。
uiConfiguration(uc) boolean createquery
uiConfiguration スクリプト ノードにシーンと一緒に UI 設定を保存します(たとえば、panes)。現在のデフォルトはオンで、initialStartup.mel に設定されます。
usingNamespaces(uns) boolean query
ブーリアンを返します。 指定したリファレンス ファイルがネームスペースまたは名前変更プリフィックスを使用するかどうかを照会します。
unresolvedName(un) boolean query
このフラグをメインの照会フラグと一緒に使用すると、返されるファイル名が未解決になるように指定します(つまり、ファイルが Maya にロードされたときに指定したパス名になります。このパスは環境変数を含み、ディスクに存在しない場合があります)。このフラグが存在しない場合、解決済みの名前を返します。
unloadReference(ur) string create
このフラグは、渡されたリファレンス ノードに関連するリファレンス ファイルをアンロードします。
writable(w) boolean query
カレント シーンで特定のファイルが書き込み可能かどうかを照会します。メインのシーン ファイルの場合、これはカレント ユーザによってファイル システムへの書き込みが可能であることを意味します。メインのシーン ファイルによって参照されるファイルの場合、常に書き込みは不可能です(リファレンス ファイルは元々読み取り専用です)。カレント シーンにないファイルは、常に false を返します。
withoutCopyNumber(wcn) boolean query
このフラグをメインの照会フラグと一緒に使用すると、返されるファイル名の末尾にコピー番号がアペンドされないように指定します。このフラグが存在しない場合、返されたファイル名の最後にコピー番号がアペンドされることがあります。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ

Python の例

import maya.cmds as cmds

# save the current scene to an ascii file named "fred.ma"
#
cmds.file( rename='fred.ma' )
cmds.file( save=True, type='mayaAscii' )

# save the current scene to an ascii file without the ".ma" extension
#
cmds.file( rename='tmp' )
cmds.file( save=True, de=False, type='mayaAscii' )

# open the file fred.ma, using the default load settings. Any references will
# be brought in in the same state they were in when fred.ma was last saved.
#
cmds.file( 'fred.ma', o=True )

# reference the file wilma.ma
#
cmds.file( 'C:/mystuff/wilma.mb', r=True )

# reference the file barney.mb into a namespace called "rubble".
#
cmds.file( 'C:/maya/projects/default/scenes/barney.ma', r=True, type='mayaAscii', namespace='rubble' )

# change the namespace containing barney.mb.
#
cmds.file( 'C:/maya/projects/default/scenes/barney.ma', e=True, namespace='purpleDinosaur' )

# retrieve a string array of all files referenced in the scene
#
cmds.file( q=True, l=True )
# Result: C:/maya/projects/default/scenes/fred.ma C:/mystuff/wilma.mb C:/maya/projects/default/scenes/barney.ma

# Select "betty" and export betty to a separate file called "betty.mb".
# Reference the new betty file into this scene, replacing the
# previous betty object from this scene with the reference to betty.
#
cmds.file( 'c:/mystuff/betty.mb', type='mayaBinary', namespace='rubble', er=True )

# Select all the objects associated with file betty.mb
#
cmds.file( 'c:/mystuff/betty.mb', sa=True )
# Result: rubble:betty

# Remove the reference file betty.mb. All nodes in betty.mb will
# be removed from the scene
cmds.file( 'c:/mystuff/betty.mb', rr=True )

# Query whether the file named "foo.mb" exists on disk
#
cmds.file( 'foo.mb', q=True, ex=True )
# Result: 0 #

# Query whether the reference node "rubble:betty is deferred loaded.
# Note, -rfn flag has to come before -q flag.
cmds.file(rfn='rubbleRN', q=True, dr=True )

# Query the last temp file during file save
#
cmds.file( query=True, lastTempFile=True)

####################################/
#/   Example for the '-buildLoadSettings' and '-loadSettings' flags  #/
####################################/

# Build load settings for "ref.ma"
cmds.file( 'ref.ma', o=True, buildLoadSettings=True )
# Edit those settings, to indicate that some reference should
# be brought in unloaded.
# Note: the following command is primarily intended for internal
# use. It may not be easy to determine the numeric ID of a given
# reference ("2" in this case) .
# cmds.loadSettings( '2', deferReference=1 )
# Use the edited settings when opening the file
cmds.file('ref.ma', o=True, loadSettings='implicitLoadSettings')

#
#   Example for the '-cleanReference' and '-editCommand' flags
#

# Create a simple reference to a sphere
#
cmds.file( f=True, new=True )
cmds.polySphere()
cmds.file( rename='ref.ma' )
cmds.file( f=True, type='mayaAscii', save=True )
cmds.file( f=True, new=True )
cmds.file( 'ref.ma', r=True, ns='ref' )

# Scale the sphere
#
cmds.setAttr( 'ref:pSphere1.s', 5, 5, 5 )
cmds.getAttr( 'ref:pSphere1.s' )
# Result: 5 5 5 #

# The 'cleanReference' and 'editCommand' flags only work on
# unloaded references.
#
cmds.file( unloadReference='refRN' )

# Query the setAttr edits:
#
cmds.reference( rfn='refRN', q=True, editCommand=True )
# Result: setAttr ref:pSphere1.s -type "double3" 5 5 5 setAttr ref:lightLinker1.lnk -s 2 #

# Remove all setAttr edits on refRN:
#
cmds.file( cleanReference='refRN', editCommand='setAttr' )
cmds.reference( rfn='refRN', q=True, editCommand=True )
# Note that nothing is returned

cmds.file( loadReference='refRN' )

cmds.getAttr( 'ref:pSphere1.s' )
# Result: 1 1 1 #
# Note that scale has returned to 1 1 1