移動先: 概要 戻り値 関連項目 フラグ MEL の例

概要

workspace [-active] [-baseWorkspace string] [-create string] [-directory string] [-expandName string] [-fileRule string string] [-fileRuleEntry string] [-fileRuleList] [-fullName] [-list] [-listFullWorkspaces] [-listWorkspaces] [-newWorkspace] [-objectType string string] [-objectTypeEntry string] [-objectTypeList] [-openWorkspace] [-projectPath string] [-renderType string string] [-renderTypeEntry string] [-renderTypeList] [-rootDirectory string] [-saveWorkspace] [-shortName] [-update] [-updateAll] [-variable string string] [-variableEntry string] [-variableList] [string]

workspace は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が不可能です。

指定したワークスペース ファイルに従って、ワークスペースを生成したり、 開いたり、編集したりします。

この文字列引数はワークスペースを表します。ワークスペースが指定されていない場合、現在のワークスペースが指定されたものとみなされます。

戻り値

string
string[]

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

関連項目

chdir, pwd, translator

フラグ

active, baseWorkspace, create, directory, expandName, fileRule, fileRuleEntry, fileRuleList, fullName, list, listFullWorkspaces, listWorkspaces, newWorkspace, objectType, objectTypeEntry, objectTypeList, openWorkspace, projectPath, renderType, renderTypeEntry, renderTypeList, rootDirectory, saveWorkspace, shortName, update, updateAll, variable, variableEntry, variableList
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-newWorkspace(-n) create
新しいワークスペースの作成を指定します。同じ名前のワークスペースがすでに存在する場合、 コマンドは失敗します。
-openWorkspace(-o) createquery
ワークスペースを開きます。開かれたワークスペースがカレントの ワークスペースになります。
-active(-act) createquery
このフラグは -o/openWorkspace フラグと同義です。
-saveWorkspace(-s) create
ワークスペースを保存します。通常、ワークスペースは Maya が終了するときに保存されますが、 このフラグを使用するとデータは確実にディスクに保存されます。
-baseWorkspace(-bw) string query
ワークスペースは別のワークスペースをベースにしている場合があります。したがって、はっきり優先の指定がない場合、ベースのワークスペースの全設定が このワークスペースに適用されます。
-listWorkspaces(-lw) createquery
現在設定されているワークスペースの名前の リストを返します。
-listFullWorkspaces(-lfw) createquery
現在設定されている、すべてのワークスペースの名前の フル パスのリストを返します。
-list(-l) createquery
このオプションは、カレント ワークスペース ディレクトリをリストします。「workspaceFile」用にパスが指定されている場合、 このディレクトリのコンテンツがリストされます。指定されていなければ、-dir フラグで設定された ディレクトリの内容がリストされます。
-directory(-dir) string createquery
このオプションは、カレントのワークスペース ディレクトリを 指定したパスに設定します。照会すると、カレントのワークスペース ディレクトリを返します。このディレクトリは、fileBrowser の 最初のディレクトリとして使用され、ファイルの位置を指定する 検索パスの一部となります。pwd および chdir コマンドが使用する カレント ワーキング ディレクトリと混同しないでください。
-create(-cr) string create
新しいディレクトリを作成します。ディレクトリの名前がフル パスでなかった場合、 このディレクトリは、-dir フラグで設定されたカレント ディレクトリの サブディレクトリとして作成されます。
-rootDirectory(-rd) string createquery
ワークスペースのルート ディレクトリを返します。
-objectType(-ot) string string createquery
このフラグは現在サポートしていません。今後、デフォルト位置はすべて fileRules に追加されます。
-objectTypeList(-otl) createquery
このフラグは現在サポートしていません。今後、これは fileRuleList と同じ結果を返します。
-objectTypeEntry(-ote) string createquery
このフラグは現在サポートしていません。これは、fileRuleEntry と同じ結果を返します。
-fileRule(-fr) string string createquery
ファイルのデフォルト位置を設定します。1 番目のパラメータは fileRule(dxf、iges など)で、 2 番目は位置です。照会すると文字列のリストを返します。リストには、fileRule 名とその場所が交互に現れます。通常、使用可能なトランスレータ 1 つにつき、 1 つのファイル規則があります。 環境変数がサポートされています。Maya は、以下のデフォルトを追加します: scene、image、depth、iprImages、lights、renderScenes、sourceImages、textures。
-fileRuleList(-frl) createquery
現在定義されている fileRule のリストを返します。
-fileRuleEntry(-fre) string createquery
指定した fileRule の位置を返します。
-renderType(-rt) string string createquery
このフラグは現在サポートしていません。デフォルト レンダー タイプは今後すべて fileRules に追加されます。
-renderTypeList(-rtl) createquery
このフラグはサポートしていません。今後は fileRuleList を使用してください。
-renderTypeEntry(-rte) string createquery
このフラグはサポートしていません。今後は fileRuleEntry を使用してください。
-variable(-v) string string createquery
プロジェクト変数の値を設定/照会します。プロジェクト変数は、名前の展開時に使用されます。次の -en/expandName を参照してください。
-variableList(-vl) createquery
使用可能なすべての変数のリストを返します。
-variableEntry(-ve) string createquery
指定した変数名の値を返します。
-shortName(-sn) createquery
ワークスペースのショート ネームを照会します。
-fullName(-fn) createquery
ワークスペースのフル ネームを返します。
-expandName(-en) string createquery
ファイル名のフル パスの場所を照会します。 ファイル ネームはプロジェクトの相対的なファイル名、 またはフル パス名になります。ファイル名が空の文字列の場合、戻り値は プロジェクト ディレクトリとなります。戻り値は必ずフル パス名となります。
-projectPath(-pp) string createquery
引数として渡された filePath を、(可能な場合は)プロジェクト ルート ディレクトリを基準にした ファイル名に変換して返します。ファイルパスがプロジェクトのルート ディレクトリの下にない場合、 フル パス名を返します。
-update(-u) create
このフラグはプロジェクト ディレクトリから、 すべてのワークスペース設定を読み込みます。これは Maya のスタートアップ時に、使用可能なワークスペースを 検索するために使われます。
-updateAll(-ua) create
このフラグは -u/update と同義です。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL の例

  // Set the current workspace to "alphabet".
  workspace -o alphabet;

  // Save the currently workspace settings (for "alphabet").
  workspace -s;

  // Create a new Workspace named "newWorkspace".
  workspace -n newWorkspace;

  // Find the current workspace area.
  workspace -q -dir;
// Result : /h/userName/maya/projects/default

// Note that the "current working directory" as defined by the
// 'pwd' and 'chdir' commands is unrelated to the directories
// used by the workspace command.
//
pwd;
// Result : /usr/tmp

chdir "/tmp";
pwd;
// Result : /tmp
workspace -q -dir;
// Result : /h/userName/maya/projects/default

workspace -dir "/h/userName/maya/projects/commercial";
pwd;
// Result : /tmp