移動先: 概要 戻り値 フラグ MEL の例

概要

rowColumnLayout [-annotation string] [-backgroundColor float float float] [-childArray] [-columnAlign int string] [-columnAttach int string int] [-columnOffset int string int] [-columnSpacing int int] [-columnWidth int int] [-defineTemplate string] [-docTag string] [-dragCallback script] [-dropCallback script] [-enable boolean] [-exists] [-height int] [-isObscured] [-manage boolean] [-numberOfChildren] [-numberOfColumns int] [-numberOfPopupMenus] [-numberOfRows int] [-parent string] [-popupMenuArray] [-preventOverride boolean] [-rowAlign int string] [-rowAttach int string int] [-rowHeight int int] [-rowOffset int string int] [-rowSpacing int int] [-useTemplate string] [-visible boolean] [-width int] [string]

rowColumnLayout は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

rowColumn レイアウトを作成します。rowColumn レイアウトでは、ロー フォーマットかカラム フォーマットで子が配置されます。-nc/numberOfColumns フラグで指定するカラム レイアウトでは、レイアウトの各カラムでテキストのアラインメント、アタッチメント、オフセットを設定できます。 カラムのすべてのメンバーには、同じアラインメント、アタッチメント、オフセットが含まれます。-nr/numberOfRows フラグで指定するロー フォーマットでは、レイアウトの各ローでこのアトリビュートを設定できます。ローのすべてのメンバーには、同じアトリビュートが含まれます。レイアウトは、ロー フォーマットかカラム フォーマットにする必要があります。このレイアウトでは、両方がサポートされることはなく、子ごとにアトリビュートを指定することもできません。

一部のフラグは、ロー フォーマットかカラム フォーマットのどちらかでしか意味を持ちません。たとえば -rh/rowHeight フラグはロー フォーマットのみで指定できます。カラム フォーマットのローの高さは、ロー内で最も高い子とオフセットで決まります。

戻り値

stringコントロールへのフル パス名。

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

annotation, backgroundColor, childArray, columnAlign, columnAttach, columnOffset, columnSpacing, columnWidth, defineTemplate, docTag, dragCallback, dropCallback, enable, exists, height, isObscured, manage, numberOfChildren, numberOfColumns, numberOfPopupMenus, numberOfRows, parent, popupMenuArray, preventOverride, rowAlign, rowAttach, rowHeight, rowOffset, rowSpacing, useTemplate, visible, width
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-exists(-ex) create
指定したオブジェクトが存在するかどうかによって、 true または false を返します。他のフラグは無視されます。
-defineTemplate(-dt) string create
他の任意のフラグと引数を解析し、かつ引数で指定したコマンド テンプレートに 追加するモードに、コマンドのモードを変更します。 templateName がカレントのテンプレートとして設定されていれば、 その後コマンドが実行されるたびに、この引数がデフォルトの引数として使用されます。
-useTemplate(-ut) string create
コマンドに、カレント以外のコマンド テンプレートの使用を強制します。
-parent(-p) string createquery
コントロールの親のレイアウトです。
-enable(-en) boolean createqueryedit
コントロールの有効、無効です。デフォルトでは true に設定されていて、コントロールは有効になっています。false を指定すると コントロールはグレー表示になって無効になります。
-width(-w) int createqueryedit
コントロールの幅を指定します。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-height(-h) int createqueryedit
コントロールの高さです。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-visible(-vis) boolean createqueryedit
コントロールの可視の状態です。デフォルトでは、コントロールは表示されます。コントロールの実際の外見も、その親レイアウトの可視の状態によって 異なることに注意してください。
-isObscured(-io) query
コントロールが実際に表示されるかどうかを返します。 コントロールは、次の場合に隠れた状態になります。 非表示の場合、別のコントロールで(完全に、または部分的に)ブロックされた場合、 コントロールまたは親のレイアウトを制御できない場合、あるいは コントロールのウィンドウが非表示またはアイコン化されている場合。
-manage(-m) boolean createqueryedit
コントロールの状態を管理します。管理されていないコントロールは表示されず、画面の領域も占有しません。デフォルトでは、コントロールは管理できるように作成されます。
-numberOfPopupMenus(-npm) query
このコントロールにアタッチされるポップアップ メニューの数を返します。
-popupMenuArray(-pma) query
このコントロールにアタッチされる全ポップアップ メニューの名前を返します。
-preventOverride(-po) boolean createqueryedit
true の場合、コントロールのコントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされ右マウス ボタン メニューを使用した コントロール アトリビュートのオーバーライドは無効です。
-annotation(-ann) string createqueryedit
コントロールに文字列値で注釈を付けます。
-backgroundColor(-bgc) float float float createedit
コントロールのバックグラウンド カラーです。引数は、赤、緑、青のカラー成分に対応しています。それぞれの成分の値は、0.0~1.0 です(Windows のみのフラグです)。
-docTag(-dtg) string createqueryedit
コントロールにドキュメンテーション フラグを追加します。ドキュメンテーション フラグは、 階層のようなディレクトリ構造になっています。 例: -dt render/multiLister/createNode/material
-dragCallback(-dgc) script createedit
中マウス ボタンを押すと呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc string[] callbackName(string $dragControl, int $x, int $y, int $mods)

proc はドロップ先に転送される文字配列を返します。 規則により、配列の先頭文字列はユーザ設定可能なメッセージ タイプを表しています。アプリケーションで定義されたドラッグ元のコントロールは、このコールバックを無視する可能性があります。$mods で、キー モディファイアである CTL と SHIFT をテストできます。有効な値は、0 == モディファイアなし、1 == SHIFT、2 == CTL、3 == CTL + SHIFT です。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def callbackName( dragControl, x, y, modifiers ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、キー「dragControl」、「x」、「y」、「modifiers」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(x)d %(y)d %(modifiers)d'」)。

-dropCallback(-dpc) script createedit
ドラッグ&ドロップ操作をドロップ位置で解放したときに呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc callbackName(string $dragControl, string $dropControl, string $msgs[], int $x, int $y, int $type)

proc は、ドラッグ元から転送される文字配列を受け取ります。 msgs 配列の先頭文字列はユーザ定義のメッセージ タイプを表します。 アプリケーションで定義されたドロップ先のコントロールでは、このコールバックが無視されることがあります。$type の値は、1 == 移動、2 == コピー、3 == リンクのいずれかです。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def pythonDropTest( dragControl, dropControl, messages, x, y, dragType ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、 キー「dragControl」、「dropControl」、「messages」、「x」、「y」、「type」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(dropControl)s %(messages)r %(x)d %(y)d %(type)d'」)。

-numberOfChildren(-nch) query
レイアウトの直接の子の数を整数で返します。
-childArray(-ca) query
レイアウトの直接の子の名前を文字配列で返します。
-numberOfColumns(-nc) int createquery
カラムの数。このフラグは -nr/numRows フラグと互いに排他的な関係にあります。つまり、どちらか一方しか指定できません。
-numberOfRows(-nr) int createquery
ローの数。このフラグは -nc/numColumns フラグと互いに排他的な関係にあります。つまり、どちらか一方しか指定できません。
-columnWidth(-cw) int int createeditmultiuse
カラムの幅。このフラグはカラム フォーマットでのみ有効です。カラムの幅は 0 より大きくなければなりません。第 1 引数は、1 をベースにしたカラム インデックスです。第 2 引数は 0 より大きくする必要があり、カラムの幅を指定します。
-rowHeight(-rh) int int createeditmultiuse
ローの高さ。このフラグはロー フォーマットでのみ有効です。 ローの高さは 0 より大きくなければなりません。第 1 引数は、1 をベースにしたロー インデックスです。第 2 引数は 0 より大きくする必要があり、ローの高さを指定します。
-columnAlign(-cal) int string createeditmultiuse
指定したカラムのテキストとピックスマップのアラインメント。指定できる値は、「left」、「right」、「center」です。カラム フォーマットでのみ有効です。つまり、カラム数は -nc/numberOfColumns フラグで指定されています。
-rowAlign(-ral) int string createeditmultiuse
指定したローのテキストとピックスマップのアラインメント。 指定できる値は、「left」、「right」、「center」です。ロー フォーマットでのみ有効です。つまり、ローの数は -nr/numberOfRows フラグで指定されています。
-columnAttach(-cat) int string int createeditmultiuse
指定したカラム内の子のアタッチメントとオフセット。第 1 引数は、1 をベースにしたカラム インデックスです。第 2 引数はアタッチメントで、有効な値は、「left」、「right」、「both」です。第 3 引数は 0 より大きくする必要があり、オフセットを指定します。
-rowAttach(-rat) int string int createeditmultiuse
指定したロー内の子のアタッチメントとオフセット。第 1 引数は、1 をベースにしたロー インデックスです。第 2 引数はアタッチメントで、有効な値は、「top」、「bottom」、「both」です。第 3 引数は 0 より大きくする必要があり、オフセットを指定します。
-columnOffset(-co) int string int createeditmultiuse
指定したカラムのアタッチメントとオフセット。第 1 引数は、1 をベースにしたカラム インデックスです。第 2 引数はアタッチメントで、有効な値は、「left」、「right」、「both」です。第 3 引数は 0 より大きくする必要があり、オフセットを指定します。
-rowOffset(-ro) int string int createeditmultiuse
指定したローのアタッチメントとオフセット。第 1 引数は、1 をベースにしたロー インデックスです。第 2 引数はアタッチメントで、有効な値は、「top」、「bottom」、「both」です。第 3 引数は 0 より大きくする必要があり、オフセットを指定します。
-columnSpacing(-cs) int int createeditmultiuse
ピクセルで表したカラムの間隔。このフラグは、カラム フォーマットでは、指定したカラムの左側のスペースを指定します。ロー フォーマットでは、すべてのカラム間のスペースを指定しますが、有効なカラム インデックスが必要です。第 1 引数は、1 をベースにしたカラム インデックスです。第 2 引数は 0 より大きくする必要があり、間隔を指定します。
-rowSpacing(-rs) int int createeditmultiuse
ピクセルで表したローの間隔。このフラグは、ロー フォーマットでは、指定したローの上部のスペースを指定します。カラム フォーマットでは、すべてのロー間のスペースを指定しますが、有効なロー インデックスが必要です。第 1 引数は、1 をベースにしたロー インデックスです。第 2 引数は 0 より大きくする必要があり、間隔を指定します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL の例

//    The following script will position the buttons in a single column.
//
//    +----+
//    | b1 |
//    +----+
//    +----+
//    | b2 |
//    +----+
//    +----+
//    | b3 |
//    +----+
//
window;
    rowColumnLayout -numberOfColumns 1;
        button; button; button;
showWindow;

//    The following script will position the buttons in a single row.
//
//    +----++----++----+
//    | b1 || b2 || b3 |
//    +----++----++----+
//
window;
    rowColumnLayout -numberOfRows 1;
        button; button; button;
showWindow;

//    The following script will position the buttons in 3 columns, each
//    column a different width.
//
//    +----++--------++------------+
//    | b1 ||   b2   ||     b3     |
//    +----++--------++------------+
//    +----++--------++------------+
//    | b4 ||   b5   ||     b6     |
//    +----++--------++------------+
//    +----+
//    | b7 |
//    +----+
//
window;
    rowColumnLayout -numberOfColumns 3
        -columnWidth 1 60
        -columnWidth 2 80
        -columnWidth 3 100;
        button; button; button;
        button; button; button;
        button;
showWindow;

//    The following script will position the buttons in 2 rows, each
//    row a different height.
//
//    +----++----++----++----+
//    | b1 || b3 || b5 || b7 |
//    +----++----++----++----+
//    +----++----++----+
//    |    ||    ||    |
//    | b2 || b4 || b6 |
//    |    ||    ||    |
//    +----++----++----+
//
window;
    rowColumnLayout -numberOfRows 2
        -rowHeight 1 30
        -rowHeight 2 60;
        button; button; button;
        button; button; button;
        button;
showWindow;