移動先: 概要 戻り値 フラグ MEL の例

概要

popupMenu [-allowOptionBoxes boolean] [-altModifier boolean] [-button int] [-ctrlModifier boolean] [-deleteAllItems] [-itemArray] [-markingMenu boolean] [-numberOfItems] [-postMenuCommand script] [-postMenuCommandOnce boolean] [-shiftModifier boolean] string

popupMenu は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

このコマンドはポップアップ メニューを作成し、親が指定されていない場合はカレントのコントロールにアタッチします。デフォルトでは、ポップアップ メニューは右マウス ボタンで表示されます。

ポップアップ メニューは任意のコントロールに加えることができますが、マウスによっては、ポップアップ メニューを表示させるのに、標準のメニュー ボタン(マウスの第 3 ボタン)しか使用できません。これは、マウスの第 3 ボタンのみをポップアップ メニューに割り当てるという、一般的に認められている UI のガイドラインに沿ったものです。また、第 1 ボタンと第 2 ボタンをテキストまたは項目の選択といった、コンテキスト上の操作用に確保することが想定されているテキスト フィールドなどのコントロールの、予期せぬ動作を防止するためです。

戻り値

stringメニューのフル パス名。

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

allowOptionBoxes, altModifier, button, ctrlModifier, deleteAllItems, itemArray, markingMenu, numberOfItems, postMenuCommand, postMenuCommandOnce, shiftModifier
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-altModifier(-alt) boolean createqueryedit
ポップアップ メニューを表示する際に、Alt キーを押す必要があるときは、このフラグを指定します。
-ctrlModifier(-ctl) boolean createqueryedit
ポップアップ メニューを表示する際に Ctrl モディファイア キーを押す必要があるときは、このフラグを指定します。
-shiftModifier(-sh) boolean createqueryedit
ポップアップ メニューを表示する際に Shift モディファイア キーを押す必要があるときは、このフラグを指定します。
-button(-b) int createqueryedit
ポップアップ メニューを表示するボタンを指定します。有効な値は 1~3 です。マウスの左ボタンは 1 となります。
-allowOptionBoxes(-aob) boolean createquery
メニューがオプション ウィンドウのメニュー項目をサポートできるかどうかを指定します。オプションのフィールド項目をそれをサポートしていないメニューに追加すると、エラーになります。このフラグは照会が可能で、ポップアップ メニューの作成時に指定する必要があります。デフォルト値は false です。
-markingMenu(-mm) boolean createqueryedit
このポップアップ メニューのマーキング メニューの状態を設定します。
-postMenuCommand(-pmc) script createedit
ポップアップ メニューが表示されるときに、実行されるスクリプトを指定します。
-postMenuCommandOnce(-pmo) boolean createqueryedit
-pmc/postMenuCommand を一度だけ起動されるように指定します。デフォルト値は false で、ポップアップ メニューが表示されるたびに -pmc/postMenuCommand が起動されます。
-numberOfItems(-ni) query
メニューにあるオブジェクトの数を返します。
-itemArray(-ia) query
メニュー項目名の文字配列を返します。
-deleteAllItems(-dai) edit
このメニューにあるすべての項目を削除します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL の例

window;
columnLayout;
    button;
        popupMenu;
            menuItem; menuItem; menuItem;
    text;
        popupMenu -button 1;
            menuItem; menuItem; menuItem;
    checkBox aCheckBox;
        popupMenu -parent aCheckBox -alt true -ctl true;
            menuItem; menuItem; menuItem;
showWindow;