Autodesk 3ds Max
 
 
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(1503) 貸出したライセンスを期限より早く返却しようとするとエラーが出る
適用バージョン:3ds Max 6.x 7.x 7.5

問題点:

貸出したライセンスを期限より早く返却しようとすると、サーバーが稼働中であっても、サーバーが見つかりませんというエラーメッセージが表示される。

解消法:

クライアントワークステーションで、ライセンス環境変数を設定して分散サーバーへアクセスするように構成している場合、クライアントは、ライセンスを早期に返却することができません。

この問題は、次のいずれかの方法で解消することが可能です。

方法1 1. ライセンスを早く返却する場合、環境変数値のセミコロン(;)をコロン(:)に置き換える。
  2. ライセンスを返却した後、環境変数値のコロンを元のセミコロンに戻す。
     
オリジナル設定:@サーバー1;@サーバー2;@サーバー3
ライセンスを早期返却するための一時的な設定:
@サーバー1:@サーバー2:@サーバー3
     
方法2 LMUTILをバージョン9へアップグレードする。
  1. Macrovision社のウェブサイト(http://www.macrovision.com/)からLMUTILバージョン9(lmutil.exe)をダウンロードする。
  2. lmutil.exeをlmborrow.exeへ名前を変更する。
  3. 各クライアントワークステーションで、>Program Files>Common Files>Autodesk shared>lmborrow.exeをダウンロードした最新バージョンと入れ替える。
     
注意:

LMUTILバージョン9へのアップグレードは、必ず分散サーバー環境で行ってください。LMUTILバージョン9は、シングルサーバーへの早期ライセンス返却と重複したサーバー構成を無効にします。LMUTILバージョン9へのアップグレードは、分散サーバー環境で作業するユーザーが、ライセンスを早期返却するための暫定的な対応策として行われます。この問題についての修正バージョンがリリースされていないか、オートデスクのウェブを適時チェックしてください。