Autodesk 3ds Max
 
 
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(1416) 3ds Max 5と3ds Max 6や他のオートデスク製品のライセンスを統合する
3ds Max 5.x 6.x 7.x 7.5

概要:

FLEXlm ライセンス方式を使用するソフトウェアは、増加しています。 FLEXlm ライセンスソフトウェアを利用するプログラムを使用する場合、異なるライセンスを効率的に管理することが必須になります。個々のソフトウェアライセンスに対してサービスを作成する代わりに、全ライセンスを一つのライセンスファイルへ統合して、単一の FLEXlm サービスで運用します。

ここでは、オートデスク製品を例に用いて、ライセンスの統合方法について説明します。


対処法:

3ds Max 、 Autodesk VIZ 、 Combustion の製品ライセンスを統合する場合、必ず、最新の ADLM (オートデスクライセンスマネージャ)をご使用ください。

3ds Max 5 に含まれた ADLM は、 3ds Max 6 では動作しませんのでご注意ください。 3ds Max 6 のインストール CD に含まれた FLEXlm バージョン 8.3c にアップグレードしてください。これで、 3ds Max 5 ライセンスの運用が可能になります。

Autodesk Viz 4 と 3ds Max 5 のライセンスを統合する場合、まず、 3ds Max 5 (または 3ds Max 6 )のインストール CD に含まれるバージョンの 3ds Max ADLM がインストールされていることをご確認ください。

統合したライセンスファイルを作成する

1.

適切なバージョンの ADLM をインストールし、適切に構成したら、 Microsoft のメモ帳で “.lic” または “.dat” ファイルを開く

必ずメモ帳を使用してください。 Micrsoft の WordPad や Word などは、 ASCII ファイルフォーマットに干渉する可能性があります。(余計な桁などを保存して、ライセンスを壊す可能性があります。)

2. 他のライセンスファイルのコンテンツを追加し、他のライセンスファイルのコンテンツを加えて、最新の ADLM が照会するライセンスファイルを編集します。
3. 編集したら、前のファイルの下に新しいライセンスファイルを加えます。
4. ファイルを保存します。

注意: ライセンスファイルに “.tst” 拡張子が付いていないことを確認します。


下記は、幾つかのライセンスファイルを1つのライセンスファイルにまとめた例です。
黒字: 3ds max 6 ライセンス例
赤字: 3ds max 5 ライセンス例
青字: 3ds max 4.3 (教育版)ライセンス例
灰色字: combustion 3 ライセンス例
紺字: Autodesk Viz R4 ライセンス例

注意: 以下の例では、それぞれのライセンスから重複するサーバー記述が省かれています。



SERVER Mtl-jupiter 000000000000
USE_SERVER

VENDOR adskflex port=2080
INCREMENT 455003DSMAX_6_0F adskflex 1.000 permanent 5 \
VENDOR_STRING=nfr:permanent BORROW=720 SUPERSEDE DUP_GROUP=UH \
ISSUED=22-Oct-2003 SN=340-00000001 SIGN=XXXXXXXXXXXX

VENDOR adskflex port=2080
INCREMENT 421003DSMAX_5_0F adskflex 1.000 permanent 5 \
VENDOR_STRING=nfr:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=UH \
ISSUED=27-Oct-2003 SN=340-00000002 SIGN=XXXXXXXXXXXX

VENDOR adskflex port=2080
INCREMENT 408003DSMAX_4_3F adskflex 1.000 permanent 5 \
VENDOR_STRING=nfr:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=UH \
ISSUED=27-Oct-2003 SN=340-00000003 SIGN=XXXXXXXXXXXX

VENDOR adskflex port=2080
INCREMENT 46200COMBUST_3_0F adskflex 1.000 permanent 5 \
VENDOR_STRING=nfr:permanent BORROW=720 SUPERSEDE DUP_GROUP=UH \
ISSUED=27-Oct-2003 SN=341-00000004 SIGN=XXXXXXXXXXXX

VENDOR adskflex port=2080
INCREMENT 416003DSVIZ_4_0F adskflex 1.000 permanent 5 \
VENDOR_STRING=nfr:permanent SUPERSEDE DUP_GROUP=UH \
ISSUED=27-Oct-2003 SN=340-00000005 SIGN=XXXXXXXXXXXX



サービスの停止および開始

全てのライセンスを1つのライセンスファイル(.licまたは.dat)にまとめたら、サーバーを再起動する必要があります。サーバーの再起動は、以下の手順で行います。

1. スタート>プログラム>Autodesk>Network Licence Manager>LMTOOLSを選択するとLMTOOLSが起動します。

2. "Start/Stop/Relread"タブを選び、サービスを停止します。

ここで、紹介した例は、3ds Max 6インストールCDに梱包されたFLEXlm 8.3Cの例です。